留学大図鑑 留学大図鑑

たおだ

出身・在学高校:
滋賀県立膳所高等学校
出身・在学校:
京都工芸繊維大学
出身・在学学部学科:
建築学
在籍企業・組織:


最終更新日:2021年04月15日 初回執筆日:2021年04月15日

ドイツ,ケルンで近代建築の保存活用を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ケルン応用科学大学
  • ドイツ
  • ケルン
留学期間:
12ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 160,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

ドイツのケルンで、ケルン応用化学大学に在籍しながら、近代建築の保存活用について建築設計学を軸にしながら学ぶ。
 一年を通して、建築保存の観点で研究を進める。ケルンにある戦後に再建された地域のプロテスタント教会というローカルな敷地から始まり、最終的にはエッセンの世界遺産であるツォルフェアアイン炭鉱の施設を対象にした課題までと幅広いスケールで保存再生を学ぶことができた。

留学の動機

大学で、近代建築設計について学び、多くの優れた戦後建築の魅力に気づいた。それらの保存活用が将来的に日本の建築分野における重要な取り組みになってくると思ったので、近代建築の保存再生という専門分野を学ぶためにそれらの研究が進むヨーロッパへの留学を決めた。
 

成果

建物の保存再生を行う上で、建物をどう評価するかという点における、着眼点や、評価をするためのリサーチをどのように行うのか、どのような資料にあたるべきなのかなどの専門性の高いことを学ぶことができた。また、活用において、設計をする上で、なぜその既存デザインを評価し、残すのかあるいは変えるのかという根本的な問いを突き詰めることができた。

ついた力

考える力

専門分野を考える力や、異なる文化や社会背景の中での生活を通し、さまざまな物事の後ろにあるものを考えるようになったから

今後の展望

日本の近代建築の保存再生分野において、学んだことが活かせるようにする

留学スケジュール

2019年
9月~
2020年
9月

ドイツ(ケルン)

ケルン応用化学大学で近代建築の保存再生活用を1年間学んだ。コロナであったため、1学期目は現地の大学に通い、課題や研究に取り組んだが、2学期目はオンラインで研究に取り組んだ。
多くの意欲的な現地の学生や、留学生とともに、研究を楽しく真剣に取り組んだ。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

現地の近代建築近代建築
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

日本を離れるときは、異国での生活に対する不安や、現地でのストレス対策などに関する心配が多かった。そのため、現地でのストレス発散方法として、日本からお気に入りの人形を持っていった。全てが必需品の手荷物の中で、唯一、無駄とも思えるものを持つことも心のゆとりを生み出している気がした。現地でも、不安なときは抱き締めたり、日本語を話す機会が少なくなる中で、人形と話すことが、心のゆとりをもたらしてくれたと思う。人形を持っていくことをオススメします。

持っていったクマの人形

コロナ渦での帰国するかどうかの決断

  • 周囲の説得 : 家族

私は、コロナの影響で、大学から帰国要請が出るなかで、現地に残ることを決め、1年間ドイツに残ることにしました。大学側の説得はもちろん、特に家族への説得をすることは難しかったです。現地の状況をしっかりと伝えることから始まり、なぜ残らないといけないのか、残らないとできないことは何かと改めて留学計画と内容を見直すし、相手に伝えることをしました。どのような状況でも、相手に伝えることを諦めなければ伝わることがあると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

学びたい気持ちがあれば、ぜひいってください!
辛いことも楽しいことも、たくさんあると思いますが、自分のことをもっと知ることができると思います!