留学大図鑑 留学大図鑑

YUO

出身・在学高校:
桐蔭学園高等学校
出身・在学校:
慶應義塾大学
出身・在学学部学科:
文学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2021年11月08日 初回執筆日:2021年11月08日

語学学習による多文化共生のあり方を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ドレスデン工科大学・独文学専攻
  • ドイツ
  • ドレスデン
留学期間:
6ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,210,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

○ドイツ語教授法について学ぶ
DaF, DaZの授業を履修し、外国人を対象にしたドイツ語教授法の概念や理念、実践例について学んだ。同時に、ドイツにおける外国人の立場を歴史的経験等から考えた。授業の他にも大学が主催するシンポジウムに参加した。授業外でも、演劇鑑賞の機会を含め、関連した話題についての対話の機会が多く用意されていると感じた。

○語学の授業に参加する
フランス語、フィンランド語、ドイツ語、日本語(聴講)の授業を履修することによって、ドイツ人やその他の国の学生がどのように言語学習するか観察したり、またその動機について尋ねたりした。友人がいる、文化に興味がある、自身のルーツと関連している等の理由が見られ、また言語ごとに、より目的別に学ばれていた。

○日本語指導
現地高校生に日本語を教え、代わりに高校での授業の進め方などを聞く時間を週に1度のペースで設けた。

など

留学の動機

国際ワークキャンプやドイツ短期講座に参加する過程で、言葉の橋にも壁にもなる魅力を感じた。ヨーロッパでは言語間の境界がより曖昧で、互いに理解するための言語仕様をされているように感じ、移民も多いドイツでどのように言語学習がなされているかを学ぶことで、言葉のもつ力や可能性についてより考えを深めたいと思ったため。

成果

卒業論文に活かせる学びを得られた。また、視野が広がり、日本では知らなかった点からも考える機会となった。同時に、自分から話しかけたり、出会った人とのつながりを大切にしたりすることによって、次なる活動へとつながっていくと学んだ。

ついた力

その場を楽しみながら乗り越える力

予期していなかったことが起こると萎縮してしまうことがあったが、その場で何ができるか、どうすれば突破できるかを考え、楽しみながら行動を起こすことができるようになった。特に、周囲の人との支え合いでできることが広がっていったように思う。

今後の展望

自分が経験し、学んだことをまず卒業論文という形でしっかりと残したい。また、新しく得た問題意識をもとに、自分ができることを考えつづけたい。

留学スケジュール

2019年
9月~
2019年
9月

ドイツ(ドレスデン)

語学学校でドイツ語を学び、大学での学習が始まる前にドイツでの生活に慣れる時間とした。また、他の留学生がどのようにドイツ語を学び、どのような目的をもっているかを知るための時間となった。ドレスデン(留学先都市)について学ぶためのツアーなどが多く設けられており、文化や歴史についても理解を深められた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

語学学校の放課後ツアーの案内
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
10月~
2020年
3月

ドイツ(ドレスデン)

大学で、ドイツ語教授法や語学を学び、ドイツでは言葉を学ぶことがどのような立ち位置を占めているのか理解を深めた。課外学習として教授とゼミ生とともに移民に関する劇を見る機会や、シンポジウムを聴く機会などがあり、授業に限らず学ぶことができた。

大学の寮に住み、ドイツ人ふたりとコロンビア人ひとりとルームシェアをしていた。また、語学学校で出会った友人と留学状況を定期的に共有する時間をもっていた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学の建物(建物が点在しており移動に15分かかることも)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学仲間たちとの出会い

語学学校で出会った友人とは定期的に食事を一緒にするようにしていた。ときには留学中の悩みを話し、ときには互いの国の文化や映画・食を紹介し合った。ドイツ一辺倒にならずに様々な視点で考えられるようになったし、自分が安心できる人間関係を留学の初期に築けたことでその後の活動で挑戦できる幅が広がったと感じている。今でも話した内容や一緒に過ごした時間を思い出しては心があたたかくなる。

友人と最初に旅行したベルリン

外国人局で2時間かかって

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

奨学金の証明書を所得証明に使用したが、「,」と「.」を読み間違えられていたため、ドイツ外に出ることができない証明書を発行されていた。そのことにクリスマス休暇直前に気づき、外国人局の担当者の方と話しあい、すれ違い点を確認した。ドイツの場合は入国してから外国人局を予約し、滞在許可証の申請ができたが、事前にもっと準備し、確認しておけばよかったと反省した。一方、自分の主張をはっきりとすることで、問題解決が可能だと自信を得た。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学では、自分のもっている常識が通用しないことが多々あり、もちろん大変なことはありますが、日々気づきと学びがあり、そこでしかない出会いがあり、人と活動のつながりとひろがりを実感できるというような魅力が留学にはあると思います。「問題が起こっても楽しむ」つもりで頑張ってください。応援しています!