留学大図鑑 留学大図鑑

S⭐️

出身・在学高校:
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年02月16日 初回執筆日:2024年02月16日

フィリピンの人々の考え方を知る!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • プロジェクトアブロード
  • フィリピン
  • ボゴシティ
留学期間:
16日間
総費用:
450,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 270,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

日本とは異なり、経済格差の大きいフィリピンで、子どもたちがどのようなことに希望を持っているかを知ることで、日本などの、経済力は高い反面幸福度の低い国の教育の向上につなげたいと考えました。実際に現地の教育機関でボランティア活動をしながら、子どもをみたり、先生方とお話したり、ホストファミリーとお話したりすることで、様々な観点からフィリピンの方々の考え方を知ることができました。

留学の動機

現代の日本は、経済力は世界で高い反面、幸福度や子どもたちの自己肯定感が低い問題点があると思います。私もその1人で、何か選択をする際に、世間体を気にすることが多いと感じてきました。そんな自分と社会を少しでも変える機会になればと思い、発展途上国でありながら幸福度の高いフィリピンでの留学を決意しました。

成果

現地の教育機関でのボランティア活動を通して、子どもたちの気持ちを肌で感じることができました。また、先生方との会話を通して、フィリピンの教育機関で行われている、幸福度や笑顔についての考え方を知ることができました。

ついた力

自分を大切にする力

留学前までは、周りに迷惑をかけないようにと、他人に判断を委ねて自分の考えを抑える癖があり、それを自分の中で正当化してきました。しかし、フィリピンの子どもたちが、自分の意思を大切にして、それでいて常に笑顔で他人に優しい態度をとる姿を目の当たりにして、自分のことを考えても周りにプラスに受け取られることもできるのではないかと考えられるようになり、プラス思考になったと思います。

今後の展望

実際に学んだフィリピンマインドを、少しでも多くの人に知ってもらうにはどうすれば良いか、日々検討しています。また、ボランティア活動が本当に役に立っていたのか、自己満足ではなかったのか、と悩むことも多いので、発展途上国の国々の子どもたちにできることを、これからも考えて行きたいです。そしていつか、フィリピンを再訪し、感謝の気持ちを伝えたいです。

留学スケジュール

2023年
8月~
2023年
8月

フィリピン(ボゴシティ)

午前中は公立小学校、午後は私立小学校でボランティア活動をしました。公立小学校では、9歳の子どもたちの国語授業のサポートをしました。子どもたちは、現地語が身についているため、英語でのコミュニケーションがなかなかとれずに苦労しましたが、日本遊びを紹介して一緒に作って盛り上がることができました。
 私立小学校では、3歳の子どもたちの授業のサポートをしました。フィリピンは幼稚園から学習のカリキュラムが存在するため、まだ座ることもままならない子どもたちと学習をするのはとても難しかったけれど、良い経験になりました。
 
 留学期間で1番印象に残っているのは、先生方との会話です。何の知識もない私のことを、「Teacher!」と呼び、フィリピンの教育についてたくさんのことを教えていただきました。幼稚園の初めの頃から、幸福度が1番高い状態にあるように選択するよう教えていること。自分だけでなく周りの人も幸せにできるから、常に笑顔でいること。特別な道具を用いず、意識だけで人生のあり方が大きく変わることを実感しました。
 初めての海外だったので、ホームステイのできるエージェントを選びました。生活環境の変化に戸惑うことを予想していたのですが、暖かいホストファミリーに迎えられ、身体の不調も特になく、留学期間を過ごすことができまきた。平日には家族全員で毎日トランプをして遊んだり、休日には海水浴やお買い物に一緒に行ったりと、本物の家族の一員のように団欒の時間を過ごすことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

街並みです!トライクという移動手段も写っています!
人生で見た中で1番綺麗な海でした
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

良い意味で自由なところが大好きです。現地の幼稚園や小学校の生徒は、姿勢を崩したりお話をしたりしながら学習に取り組み、集中すべきところは懸命になっていました。また、先生方は、休憩中に楽しそうに団欒したり歌を歌ったりしていて、それを間近で感じている子どもたちも、自然に笑顔になることができると感じました。
日本では、先生方の顔を窺って過ごすことが美徳とされていることもありますが、フィリピンの子どもたちのように、自由に学校生活を送るのも、自尊心が育つことに繋がりそうだと思いました。どちらの国の良いところも知ることのできた私にだからできることを考えていきたいです。

幼稚園の教室に貼ってあったポスターです

他の方の体験談を見せたり熱意を伝えたりすることをお勧めします

  • 周囲の説得 : 家族

正直なところ、フィリピン、しかもセブ島に行くことに対し、周りから心配や不安の声が多かったです。初海外の私が、治安の悪い地域に行くなんて、という考えの人が多かったです。だから、そのような理由で留学を迷っている人に伝えたいです。フィリピン人は優しいです!道に迷ったり困ったことがあったりして不安な顔をしているとすぐ話しかけてくれます!(ほぼ現地語のため聞き取れませんが) 食べものがあるとたくさんお食べ!と言ってくれます!ちなみに私はお腹を壊さなかったのが自慢です笑
しかし!気をつけるべきところにはしっかり引き締めることが大切だと思います。私は実際に、いつどんなときもリュックを前に持っていました。また、レシートを常に確認したり、必要最低限のお金を持ち歩いたりしていました。また、海が近いからと言って派手な服装は一切要りません。悪目立ちしてしまいます。
次に、1度だけあった怖かったエピソードを紹介します。これは現地の移動手段である、タクシーとバイクを重ねたようなトライク、という乗りものに関するお話です。トライクは、街中にたくさん走っているものの、あまりにも狭い道だと捕まらないこともあります。さらに、私のホームステイ先は、トライクの運転手さんが知らないことが多く、帰るのに苦労しました。ある日、トライクを捕まえようとして、目的地を告げると、通常の3倍の額を要求されました。しかも乗せようとどんどん距離を縮めてきました。怖くて息が切れそうになりながらダッシュで逃げて、別のトライクを見つけました。無事にステイ先に帰った時には緊張がほぐれ、ほっとしたのを覚えています。
海外では、様々な経験をしますが、全て自分の良い経験になることに間違いはないと思います。興味のあることから逃げることなく、留学にチャレンジする人が増えるようになりますように。

留学前にやっておけばよかったこと

現地語の勉強です。私は、フィリピンの共用語は英語という情報を信じ、英語の学習しかしていませんでした。しかし、英語を話せる人はかなり限られていて、特に、1番コミュニケーションを取りたいと思っていた現地の子どもたちと話せなかったのが心残りです。その国独自の言葉を、簡単なことでも学習しておくことに損はないと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学の目的は、人それぞれであり、興味のあることを追求することが大切だと思います。他の人と比べることなく、学ぶことを楽しむことを優先してほしいです。しかし、1番重要なことは、
身の安全です。自分の身を守ることができるのは自分しかいません。出発前に危機を予測して対策することや、現地で気を引き締めて行動することを意識することを忘れないようにしましょう。