留学内容
留学のテーマは環境先進国ドイツで、インターンと工場見学を通してリサイクルについて学ぶこと、そして生まれ故郷であるドイツで自分探しをすることです。留学最初の2週間は、オーストリアでドイツ語学校のサマースクールに参加し、ドイツ語を学びました。あとの3週間はドイツで、コピー機のリサイクルを行っている2つの会社でインターンを経験しました。今回の留学を通して、コピー機のリサイクルビジネスの内容とリサイクル方法を学ぶことができました。また、基本的なドイツ語会話も身につけることができました。
最終更新日:2024年02月16日 初回執筆日:2024年02月16日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検準1級> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検1級> |
留学のテーマは環境先進国ドイツで、インターンと工場見学を通してリサイクルについて学ぶこと、そして生まれ故郷であるドイツで自分探しをすることです。留学最初の2週間は、オーストリアでドイツ語学校のサマースクールに参加し、ドイツ語を学びました。あとの3週間はドイツで、コピー機のリサイクルを行っている2つの会社でインターンを経験しました。今回の留学を通して、コピー機のリサイクルビジネスの内容とリサイクル方法を学ぶことができました。また、基本的なドイツ語会話も身につけることができました。
トビタテに参加する一年前、僕はイギリスのイートンカレッジに夏期留学して、その経験から再び海外で学びたいと思うようになりました。また英語を使ってSDGsの問題に取り組む課外活動である『グローバルイシュー探究講座』にも参加し、特にリサイクル分野に強い関心を持ちました。環境先進国であるドイツがリサイクルに力を入れていることを知り、その実態を自分の目で確かめるべく、自分の探究テーマに決めました。
コピー機の再生ビジネスを理解し、回収・リサイクルの現状と課題について学び、一通りのリサイクル工程を経験しました。他の成果としては、語学学校の生徒は世界中から集まっているため、生徒同士の共通語が英語だったこと、また授業ではドイツ語を英語で学んだことも含め、5週間にわたる英語漬けの生活だったため英語力が向上し、帰国後に英検1級を取得しました。
行動力
僕の留学は長距離移動が多く、ドイツの都市間高速鉄道であるICEで移動中にハプニングがありました。電車の停車から出発までの時間が短く、スーツケースの移動に手間取り、乗換駅で降りそびれてしまいました。周りの乗客に拙いドイツ語で助けを求め、次の駅で降りてからの乗り換えや切符手配についてアドバイスをもらい、無事目的地に到着することが出来ました。この経験から、ピンチの時の「行動力」が付いたと思いました。
将来的には、グローバル展開しているメーカーに就職し、最先端技術の研究・開発に携わり、環境負荷の少ない商品やサービスの開発に取り組みたいと考えています。高い専門知識と海外留学経験を活かして、エンジニアとして頻繁に海外出張に行き、または海外駐在員として世界を相手に仕事をして活躍したいです。
2023年
7月~
2023年
7月
僕はゲーテというドイツ語学校の夏期語学コースに参加し、アルプスの山々に囲まれた標高1600mのオーバータウエルンで2週間、寮に宿泊しながらドイツ語を学びました。日本からの参加は僕一人で、寮のルームメイトは、ポーランド人とエジプト人でした。授業中は基本的にドイツ語のみですが、授業以外の場面では、生徒同士の共通語は英語です。世界中から集まった生徒と共に、日中は授業を受け、夜や週末にはイベントがありました。授業では、ドイツ語の動画をクラスメイトと視聴し、動画の内容について、先生の作った即興クイズにみんなで参加したり、ドイツ語で自分の国を紹介したりと、アクティビティーを通して、楽しくドイツ語を学ぶことができました。課外授業で特に印象深かったのが、ザルツブルクへの遠足でした。昔、大ヒットしたサウンド・オブ・ミュージックの映画の舞台で、聖地巡りを満喫しました。この2週間で挨拶、レストランでの注文、時計の読み方などの基本的なドイツ語会話を習得し、世界各国の友達を得ることができました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2023年
7月~
2023年
8月
最初のインターン先は、リース満了した中古コピー機を買い付けて回収し、修理して、南アジアや東南アジア、アフリカなどの新興国に販売するビジネスを展開している会社でした。そこでは、中古コピー機の回収、選別、保管、機能確認、そして出荷までの一連の工程を経験しました。僕が実際にした作業の一例としては、ラベル類を剥がす作業、中古コピー機のデータ削除と初期化、そしてラッピングをしました。また、インターン先の休みを利用して、BMWの生産ラインを見学しました。説明ガイドの方からBMWのリサイクルに対する取り組みや工夫について学びました。環境問題に対する改革の一つとして、工場を動かすエネルギーを2025年までに、すべてクリーンエネルギーに置き換えるなどの取り組みを挙げていました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2023年
8月~
2023年
8月
2つ目のインターン先はコピー機メーカーの再生工場で、コピー機のリサイクルについて学ばせていただきました。1つ目のインターン先のリサイクルと異なり、メーカーが行うリサイクルは、回収した中古機を枠組みまで分解し、新品を作るのと同レベルの生産ラインで作られ、新品と同じ検査内容をクリアしています。再生機は「新品」扱いとなり、新品同等の保証が付きます。工場の中はライン投入前のコピー機、完成機が一面に並んでいて、迫力がありました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
僕の印象的なエピソードを紹介します。2つ目のインターン先の出社最終日に、社員の方がサプライズでパイロットである友人のセスナ機に乗せてもらえるように手配をしてくれました。インターン先の工場上空を飛行し、上空からも工場見学することができました。初めての小型機体験で離陸距離の短さを知り、貴重な経験をさせてもらいました。一生忘れることのできない、「最高のサプライズ」でした。
留学にあたり、僕は旅行代理店や留学エージェントを利用せず、語学学校の申し込み、インターン先の受け入れ調整、航空券、鉄道、ホテル予約、ホームステイ先の手配を全て個人で行いました。トビタテの選考プロセス中、キャンセルチャージを気にしてしまい、トビタテ合格決定後に語学学校の申し込みを行ったところ、定員一杯のためキャンセル待ちとなりましたが、最終的にはウエイティングを経て何とか第一希望の学校に申し込む事ができました。航空券、鉄道、ホテルなどは代替が利きますが、希望する語学学校が確保できないとトビタテ留学そのものが成り立たない可能性があるため、合格を信じて、早めに絞り込んで、早めに予約を入れた方がいいと思いました。
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