留学内容
①墓地、海上、ゴミ山などのスラム地区に住む子ども達・その家族に対するインタビューや、スラム出身の高校生・大学生“バディ”とのディスカッションを行い、貧困地区での生活の実態や抱えている問題を模索した。最終的には、現在必要とされている支援を4つに分類しまとめることができた。【Medical support, Financial support, Sanitary Environment, Education】
②年収中間層の方々との対話を通して、フィリピンが直面している問題を探った。話し合いの中で、印象的だったのは、「英語を話せるか話せないか」で就職できる仕事の幅が大きく変わってくるという、フィリピンならではの問題だ。(多言語国家で、主な公用語が英語、観光産業が盛んであるという性質から。)貧困格差といっても、国の性質によって原因が異なってくることを身に沁みて感じた。
③現地のNPO法人が行っている食事提供活動や保育などのボランティアを手伝うと共に、自身の探求活動として、子ども達にお絵描き道具(在籍高校で寄付を募ったもの)をプレゼントし、自分の世界を創る楽しさを感じ、豊かな心を養ってもらった。また、日本の子ども達が描いた絵(自身の出身小学校に依頼して描いてもらったもの)を鑑賞してもらい、絵を通した日本とフィリピンの子ども達の交流を図った。
④エヴァンジェリスト活動として、現地で「坊主めくり大会」を開催し、日本の伝統的な遊びである坊主めくりを広めた。結果、子ども達の遊びに対する熱意と強い好奇心によって、坊主めくりを現地の遊びの一つとして普及させることができた。
⑤自由時間は、マンゴー加工工場、戦没者記念式典、孤児院への訪問をはじめ、現地のナイトマーケットやショッピングモール、教会、ボホール島観光地などを視察した。