エクアドル(ガラパゴス諸島)
私は、南米エクアドルに位置するガラパゴス諸島のサン・クリストバル島へ夏の3週間、ボランティア留学に行きました。私はそこで、日本・アメリカ・スウェーデン・スペイン・オランダなど世界各国から集まったボランティアメンバー達と共に環境保護活動とチャイルドケア活動に従事しました。最初の2週間は同年代の多国籍なメンバーとホストファミリーの家に滞在し、最後の1週間は年齢に関係なく全てのメンバーと寮に滞在しました。
環境保護活動では、絶滅危惧種に指定されているガラパゴスゾウガメの保護施設で餌を与えたり、住処の掃除などを行いました。また、ジャングルの奥深くのビーチまで数時間ほど歩き、ゴミ拾いをはじめとする清掃などにも取り組みました。すれ違う人々から感謝の言葉をいただけたり、汚染されていた自然環境が少しずつ綺麗になっていく様子から、すごく達成感を味わえたし、ボランティアは有意義な活動であるということを再認識できました。
チャイルドケア活動では、サン・クリストバル内の学校やオフィスで日本文化の伝授を中心に授業をしました。4歳ほどの小さな子供から自分より年上の子供まで、たくさんの現地の子供達と関わることができました。特に、折り紙講座や着付け体験が人気だった印象があります。地球の裏側にある日本の文化に多大な興味を示し、たくさん質問をしてくれた生徒もいてくれたことは、とても嬉しかったです。日本とガラパゴスの子供が受けられる教育の質の差に驚きつつ、日本で生まれ育ったことに改めて感謝しました。さらに、生徒達と授業を通して直接関わるだけでなく、子供達が使用する島の公園の整備にも携わりました。腐敗を防ぐために、ペンキなどでコーティングしたりしたことで、少しでも長く使用できる公園作りに貢献できたことを悦ばしく感じました。