留学内容
私が元々掲げていたテーマ・目標は、貧困地域のこどもを支援し、環境問題解決への取り組みを行いながら日本の良さを発信してみんなに笑顔になってもらうことでした。
現地では、スラムや山村集落、孤児院などの貧困地域を毎日訪問し、支援活動やインタビューを通して、リゾート地として知られているセブ島の「隠された一面」を五感で体験的に学ぶことができました。
また、私が計画・準備した探究活動やアンバサダー活動で環境問題についてや日本文化を子どもたちと楽しく交流を行いました。
最終更新日:2024年12月13日 初回執筆日:2024年12月13日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | ネイティブレベル | → | ネイティブレベル |
私が元々掲げていたテーマ・目標は、貧困地域のこどもを支援し、環境問題解決への取り組みを行いながら日本の良さを発信してみんなに笑顔になってもらうことでした。
現地では、スラムや山村集落、孤児院などの貧困地域を毎日訪問し、支援活動やインタビューを通して、リゾート地として知られているセブ島の「隠された一面」を五感で体験的に学ぶことができました。
また、私が計画・準備した探究活動やアンバサダー活動で環境問題についてや日本文化を子どもたちと楽しく交流を行いました。
仲の良い先輩がトビタテ生でよく話を聞いていたので、小中学生の頃からトビタテに対して強い憧れがありました。小学校6年生のとき、オーストラリアに短期留学したのがきっかけで、環境汚染問題に興味を持つようになりました。また、貧困や難民支援にも興味があり、この二つのSDGsをテーマに留学をすることにしました。
高校生の私でも、なにか社会に対して行動を起こし、貢献できることはないか考え、留学を決めました。
貧困の現状を目の当たりにし、環境汚染を視覚や嗅覚で体感したことで、より一層この二つの課題に興味を持ちました。それと同時に、これらの問題に対して私達高校生ができることは何なのか、考えていく必要があると思いました。
今回の留学から得た知識や経験はとても価値のあることだと思います。これを活かしてこれからも活動を行っていきたいです。
探求力
明日はどこで誰を対象にどんな活動をしたいかを自分で考えて、自分で子どもたちに教える。学校の修学旅行のように、大人に決められた日程で過ごすのではなく、「自分」で自由に計画することができたので、これからの自分の活動に活かせるような経験・学びができるように工夫しました。インタビューでは、現地の人の声を聞くことができる大チャンスなので、後で後悔しないように、質問があればどんどん聞くようにしていました。
今後は、今回の留学経験を活かして、今までやってきた貧困支援活動や環境保護活動を継続して行っていきたいと考えています。現在、新しく学生主導団体の立ち上げも計画しているので、その活動に力を入れていきたいです。
2023年
7月~
2023年
8月
活動した場所は主にスラム地域(シティスラム、海上スラム、墓地スラム、山村集落、シティマーケット、ゴミ山コミュニティ)でした。他には、孤児院と障がい者施設を訪問しました。
・スラム地域では、子どもたちとの交流、家庭訪問・インタビュー、食事提供などを行いました。 スラムに住んでいる子ども達はみんなフレンドリーで私達が用意した活動や日本文化に興味津々でした。また、日本語や算数など、勉強を教えていく中で、学習意欲がとても高いと感じました。金銭的な問題で学校に通えていない子もおり、教育格差を実感しました。
活動を行う中で、ゴミのポイ捨てや大気・海洋汚染も目で見て体感することができました。現地の方々はポイ捨てを当たり前のようにするため、辺り一面に生ゴミが落ちていて、強い悪臭があるにもかかわらず、そのひどさに気づいていませんでした。それでも本当に多くの方がここにすまなければいけない状況にあることを知り、ショックを受けました。ですが、スラムの外の暮らしを知らないため、「自分の子供達と一緒に楽しく暮らせる限り、ここでの暮らしに満足している」とほとんどの方がおっしゃっていました。
山村集落や海上スラムでは家が古かったり、手作りであるため、台風、大雨、津波、強風などで家が崩れてしまう恐れがあります。また、シティスラムは政府が所有する土地にあるため、いつ立ち退くよう言われるかわからない状況にあります。各々心配がある中、毎日家族で力を合わせて生活をしている様子に心を打たれました。
・孤児院は高齢者施設でもあり、身寄りのない貧困の高齢者を集めて食事を提供している場所です。小さい子供と遊んだり、高齢者の方への食事補助を行いました。
・障害者施設は障害をもった子どもたち(27歳まで)の孤児院です。身体が変形し、かつ、知的障害も持っていて、歩くことや話すことができない子がほとんどでした。檻のような空間に入っている子もおり、とても衝撃を受けました。私は16~27歳の方がいる部屋を担当し、食事の手伝いやお絵描きを行いました。初めは自分より年も身長も高く、少し怖かったのですが、交流をしていくうちに、表情の変化でコミュニケーションを取れるようになり、仲良くなりました。
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探究活動としては「ごみの分別を身近に」というテーマで、現地のスラムに住んでいる子どもたちにゴミ分別ゲームを計画しました。
最初に、ごみの分別について、「どのように分別するのか」「ゴミを分別する意味」などを簡単に説明し、わかるようになったかクイズを行いました。
その後、袋を一人3枚配り、地面にポイ捨てされているゴミを拾いながら「燃えるゴミ・生ゴミ」「プラごみ」「ビン・カン」の3種類に分別してもらいました。制限時間が過ぎてからはみんなで正しく分別できているかの答え合わせをし、正解は+1ポイント、不正解は-1ポイントで、一番多く特典をゲットできた子には景品をプレゼントしました。このゲームを通して、子どもたちに分別の方法を学んでもらったと同時に、ポイ捨てが良くないということを実感してもらいました。
アンバサダー活動では、子どもたちと折り紙をしたり、名前を漢字や平仮名、カタカナなどの日本語に当て字をしてあげて教えてあげました。折り紙ではトントン相撲や手裏剣をつくって他の日本文化ともつなげる事ができました。
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毎日の活動後は、同じプログラムに参加しているトビタテ生や現地の高校生・大学生(バディ)と近くのモールで夜ご飯を食べたり、ショッピングをしたりしました。休みの日にはきれいな海に行ったりジンベイザメと泳ぐ体験もすることができました。北海道や沖縄など全国のトビタテ生やスラムに住んでいるバディと話すことで色々な文化に触れることができました。
現地では、3週間ずっと警備がしっかりしているホテルで暮らしました。
また、参加者も全員トビタテ生で、25人以上いました。そのため、壮行会やインスタなどで既に面識があるメンバーが多く、また、みんなコミュニケーション能力にたけていたため、ラフな感じで接してくれました。また、ほとんどが高校2年生や3年生で私が最年少だったのですが、年齢なども気にせずに接してくれました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
私にとって、感謝してもしきれない、お世話になった大好きな人は、プログラムの全参加者とバディさんです!!!
前述の通り、同じプログラムに参加したトビタテ生は、なんと全部で25人以上いました。不安を共有し合ったり、ものを貸し借りしたり、互いに助けあって過ごした3週間でした。活動後に遊びに行ったり、ホテルで深夜にお菓子パーティーをしたり、みんなのおかげでとても楽しい留学生活になりました。
また、私は留学期間中に食中毒によって二度の高熱・腹痛に苦しんだのですが、その際に心配のLINEをくれたり、買ってきてほしいものはないか聞いてくれたり、本当に感謝してもしきれないです!!
特に、一回目のときはまだ出会って1週間も経っていなかったのですが、ビデオレターを送ってくれてすごく嬉しかったです。
私は期間中2度も食中毒になってしまいました。
・1回目はスーパーのカットフルーツで。水道水で洗っていたみたいで、同じものを食べたみんなも似た症状で体調を崩していました。
・2回目はナイトマーケットのお肉で。ナイトマーケットの食べ物は基本的に衛生管理がしっかりしていません!!私は無性にレバーが食べたくなって(貧血気味だったのかもしれないです)食べたら案の定次の日に食中毒になってしまいました。朝起きたら本当に動けないほどお腹が痛くて、お腹を刺されているかのような、人生で経験したことのないくらい激しい痛みでした。
皆さんには同じ経験絶対にしてほしくないので、水道水には気をつけて、ナイトマーケットでは絶対にお肉を買わないでください!!!