留学大図鑑 留学大図鑑

土井彩優奈

出身・在学高校:
横浜女学院高等学校
出身・在学校:
横浜市立大学
出身・在学学部学科:
国際教養学部
在籍企業・組織:

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最終更新日:2025年04月04日 初回執筆日:2025年04月04日

難民問題×アフリカビジネスを学ぶ7ヶ月間

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • RAHA KENYA・地球のステージ・YAMASEN JAPANESE RESTAURANT・YUJO IZAKAYA・ZATHU
  • ウガンダ・ケニア・タンザニア・マラウイ共和国・南アフリカ
  • ナイロビ・カンパラ・ケープマクレア・ケープタウン
留学期間:
7ヶ月
総費用:
1,300,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 840,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
スワヒリ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

「難民の概念を変えて、日本で違いを認め合えるカラフルな社会をつくる!」をテーマに、
① RAHA KENYA (ケニア)
② 地球のステージ (ウガンダ)
③ YAMASEN JAPANESE RESTAURANT/ YUJO IZAKAYA (ウガンダ)
④ZATHU (マラウイ) に留学しました!

① RAHA KENYAでは、アパレル・ゲストハウス・現地プログラムの3つの事業にインターン生として関わりました。アフリカ布を使った商品を製作、実際にイベントで店舗経営を行い、お客様に商品をお届けするまでの一連の流れを経験させていただきました。

②地球のステージでは、ウガンダ北部のユンべにある難民居住地区で難民の心理社会的支援にインターン生として関わりました。現地の小学校〜高校生が在籍する5校のダンスの先生としてワークショップを開催し、最終日の成果発表会には、国連、首相府など300名以上の方が見に来てくださいました。

③ YAMASEN JAPANESE RESTAURANT/ YUJO IZAKAYAでは、1, メニューのデジタル化、2,サプライヤーインタビューとボード作成、3, SNSマーケティングを行いました。

また、事前の留学計画にはありませんでしたが、ウガンダ現地のサーカス団からスカウトされ、入団・アンバサダーに就任し、現地日本食レストランでサーカスの演技を行いました。練習時間3日という短い期間でしたが、本番は多くの観客を前にミスのない演技をすることができました。

留学の動機

私は、高校生の頃から難民問題に関心を持ち、国内での難民支援を行ってきました。活動を行う中で、ウガンダが難民に対して寛容な政策をとっていると知り、実際に現地の難民キャンプで活動することで、現状を学びたいと思い、アフリカ留学を決めました。また、これまで1人で海外へ渡航した経験がなかったため、アフリカという場所で等身大の自分で挑戦することで自分に自信を持てるようになりたい。という思いもありました。

成果

留学を通じて、「できない理由ではなく、できる理由を考えること」の大切さを学びました。言語も文化も生活スタイルも日本とは全く異なる環境の中で、辛いことも多くありましたが、常に目的を持って行動し続けたこと、そして、何より自分を支えてくれた仲間のおかげで乗り越えることができました。
一生の思い出と最高の仲間ができたあっという間の7ヶ月間でした。

ついた力

新しい環境に飛び込み生活していく力

アフリカ現地では、マサイ族とジャンボリミッキーを踊ったり、ウガンダのサーカス団に入団したり、色々なコミュニティに入り、現地で生活する経験をしました。現地の方々と仲良くなるには、彼らの生活スタイルや言語を知ることからだと考え、現地語を勉強するなどしたことで、多くの友達を作ることができ、現地の3言語も日常会話レベルまで話せるようになりました。

今後の展望

留学では、NGO、国連、JICA、企業など様々なアクターの観点からアフリカにおける課題解決方法を実践的に学ぶことができました。また、多くの方に助けられ、貴重な経験をさせていただいたからこそ、今度は私がアフリカでお世話になった方々に恩返しをしたいです。そして、留学を通じて知ったアフリカの魅力を多くの人に届け、アフリカに関心を持つ人を増やすことで、日本とアフリカを繋ぐ架け橋のような存在になりたいです。

留学スケジュール

2023年
11月~
2024年
2月

ケニア(ナイロビ)

<業務について>
①アパレル 製作担当
製作担当として、アフリカ布を使った商品の製作スケジュールの作成、検品、工場依頼、お客様へ販売まで、ものづくりの一連の流れを経験しました。これまで私自身はアパレル経験は一切なかったので、最初はとても不安でしたが、アパレル用語、接客など1から学び、少しずつできることが増え、最終的に工場への製作依頼指示を任せていただいた時はとても嬉しかったです。

②ゲストハウス運営
ケニアに来られる日本人のお客様の予約管理、室内の案内、清掃依頼など幅広い業務を経験しました。世界一周中、新婚旅行、留学など、色々な思いや目的を持ってケニアに渡航されている方々とのゲストハウスでの出会いはとても刺激的でした。

③SNSマーケティング
TikTokやインスタグラムで有名な「ケニアの河野家」やブランドアカウントのSNS運用を行っていました。ケニアのことを楽しく知れるおすすめのコンテンツです▼
ケニアの河野家アカウント→(@kenya_kawanofamily) 

<生活>
RAHA KENYAのゲストハウスでスタッフの皆さんと共同生活をしていました。
ケニア人のお手伝いさんが作ってくれるケニア飯のチャパティ、ウガリがとてもおいしかったです!

<お休みの日の過ごし方>
モールにお買い物へ行ったり、「ナイロビ国立公園」というサファリやキリンに餌があげられるジラフセンター、おしゃれカフェ巡りなど観光も楽しみました。(もしケニアに行くことあれば、オススメの観光地お伝えします〜♡)

また、ケニア最大級のスラム「キベラスラム」へ行き、サッカーリーグの試合後に表彰式でトロフィー授与や食料支援をさせていただきました。パワー溢れる子どもたちと関わり、沢山のエネルギーをもらいました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

40,000 円

ケニア「キベラスラム」訪問!
イベントでRAHA KENYAの商品を販売
マサイ族の村を訪問!伝統衣装を着せてもらいました
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

40,000 円

2024年
2月~
2024年
5月

ウガンダ(ユンべ・カンパラ)

① 難民支援
現地NGO「地球のステージ」で難民の心理社会的支援に関わり、現地の小学生〜高校生が通う学校5校でダンスの先生を務めました。他にも、難民居住地区にある小学校・中学校で理想の街をジオラマで表現したり、映画制作、過去・現在・未来への思いを歌詞にして歌ったりするワークショップの運営を行いました。
インターン最終日には、プロジェクトの最終成果発表会を開催し、首相府・難民リーダー・学生とその両親など300名の方が見にきてくださいました。

② 日本食レストラン
ウガンダ現地にある2つの日本食レストランでインターンを行いました。
1つ目の「YUJO IZAKAYA」では、メニューのデジタル化を主に担当しながら、ドリンク作りも少し行っていました。
2つ目の「YAMASEN JAPANESE RESTAURANT」では、SNSマーケティング、サプライヤーインタビュー、商品販売促進のためのストーリーボードの作成業務を行いました。SNSマーケでは、実際に店内の様子や料理の調理過程を撮影し、動画を編集、SNSに投稿し、視聴数を分析して、次のコンテンツ作りに活かすということを行っていました。
最終的には、最初200回程度だった視聴回数が2000回や多いものだと1.3万回を超える動画を編集し、YAMASENの魅力を多くの方に知っていただくことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

難民居住地区でダンスを小学生に教えている様子
日本食レストランYAMASENのラーメン!
難民居住地区で子どもたちとパシャリ!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2024年
6月~
2024年
6月

マラウイ共和国(ケープマクレア)

マラウイは「Warm Heart of Africa (アフリカの温かい心)」と言われていますが、1ヶ月間の現地滞在の中でも、現地マラウイ人の温かさを感じる場面がたくさんありました。私はマラウイ湖の近くにある「ケープマクレア」という場所でインターンシップを行いました。

行ったことは主に3つです。
1つ目は、女性たちの生計向上を目的としたリサイクルショップで売上を上げるために、現地の内装を変えてみたり、埃をかぶっていた商品の掃除、チラシを作成したりしました。

2つ目は、現地ローカル食堂「ZATHU」の広報活動や運営のサポートを行いました。
この食堂は、2年前の立ち上げのクラウドファンディングから関わっていたため、実際に現地で食堂が賑わっている様子を見たり、ご飯を食べることができて感動しました。

3つ目は、マラウイ中継イベントの開催です。日本の方々にもっとマラウイの魅力を知ってもらいたい!と思い、インスタライブで中継イベントを開催し、ケープマクレアの景色やZATHUの食事を紹介しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

リサイクルショップで働く女性たちと
現地NGOにて子どもたちとダンス後に撮影
ローカル食堂「ZATHU」
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ウガンダサーカス団に入団!?

私はウガンダの首都カンパラにあるスラム街「Katwe」で活動を行うサーカス団「Katwe Acrobatic Circus Troupe」に入団をし、現在はアンバサダーとして活動をしています!

とはいえ、「ウガンダサーカス?」「入団?どゆこと?」と疑問だらけだと思うので、経緯を説明させてください笑

きっかけは私がインターンシップ活動を行っていたウガンダにある日本食レストラン「YAMASEN」でイベントを開催し、「せっかくだから地元のサーカス団を呼んでみないか?」と上司から提案を受けたことでした。そこから、サーカス団長と日程調整などを行い、練習を観に行った時、これまでの私の14年間のチアリーディングの経験を聞いて、「サーカス団に入らない?」とスカウトを受けました。

「一生に一度のチャンス!これはやるしかない!」と入団することを決意し、イベント開催までの3日間スラム街に通って練習をし続けました。

最初は言語や文化の違いに戸惑うこともありましたが、一緒に体を動かしているうちに自然とコミュニケーションを取れるようになり、仲良くなることができました。

イベント本番、演技は大成功!パフォーマンスを通じて、多くの方々に笑顔になっていただけたことが嬉しかったです。日本に帰国後は、サーカス団の認知度を高め、寄付を増やすため、SNSでの広報活動を行っています!

演技終了後にみんなで撮影!気分は○ッテQ?笑
日本食レストランで演技!チアの技にも挑戦
体操教室 in UGANDA

ココでしか得られなかった、貴重な学び

私がウガンダ難民居住地区での生活に慣れてきた頃、お菓子を持って村を歩いたことがありました。門を出るとすぐに、近くに住む子どもたちが10名くらい集まってきました。しばらく歩いていると、5人、10人と子どもたちが増えていき、最終的には20人くらい集まり、みんなでお菓子を食べていました。
すると、「外国人がいる!」と聞きつけた隣村の子どもたち約40人が集まってきました。しかし、もうみんなに渡せるお菓子はない。
「ごめんね」と言いながら帰ろうとした時、「お金やお菓子がないなら外国人はここには来るな」と言って木の棒や石を投げてきた子どもがいました。言語も通じない環境の中、気づいたら手が震えていました。
「これが国際援助の現実だ。私1人では何もできないのか。」と無力感に苛まれました。そこで、NGOのメンバーに相談をすると「あゆなの存在・思いが彼らの希望にもなる」と声をかけてくれました。
その後は、「私にできることはなんだろう?」と自問自答を繰り返し、これまで14年間培ってきたダンスを彼らに教えることにしました。生徒たちに本気で向き合い続けた結果、最後の成果発表会では、生徒の親御さんなど計300名以上の方がダンスを見にきてくださいました。
この経験から「この支援は本当に必要なのか?それをすることによってどうなる?」と想像力を持ちながら、彼らに向き合い続けることが大切だと学びました。

ウガンダ難民居住地区内の学校を訪問した時の様子

サバイバルを楽しむマインド

  • 生活 : 食事

「水・電気・ガスが何もない。」
現地での生活はある程度覚悟していたつもりでしたが、想像以上でした。

お風呂に入りたくても水が出ないから入れない。スマホが充電できない。部屋の温度は28°、扇風機をつけたくても電気はないし、窓を開けるとマラリアの蚊が入ってくるため開けられない。昨日は空いていたお店が急遽閉店し、ご飯を買えず、お菓子で飢えを凌ぐ。など挙げるとキリがありません。

最初はこのような生活にストレスを感じ、正直早く帰りたいかも。。。と思ってしまった自分もいました。しかし、「ここでやると決めたのも自分。せっかく念願の難民居住地区まできたのにメンタルやられている場合ではない。」となんとか気持ちを持ち直し、「ここでの生活をいかに楽しめるか?」という気持ちで生活をすることにしました。

<難民居住地区で生き抜くためのサバイバル術3選>
① 断水している時にシャワーに入る方法
ビニール袋に雨水を入れ、ボールペンで3-4つほど穴をあける。簡易シャワーの完成。
※雨水をバケツに入れて確保しておくこと

② 停電
「なんにも見えない!最悪。」ではなく、「星が今日は綺麗に見えるかも」とポジティブ変換して、あかりが一切ない生活を逆に楽しむ。ウガンダで窓から見た星空、とっても美しかったです。

③ 食料
次にいつご飯を食べれるか、ドリンクを飲めるかわかりません。だからこそ、もし目の前に食事があったり、水を飲める環境があるなら、後悔がないようにその時は「食べる・飲む」に徹するのがおすすめ。

ウガンダ難民居住地区の生活
ウガンダと南スーダンの国境沿い

実践あるのみ!

  • 語学力 : その他の言語

私は今回のアフリカ留学で「スワヒリ語・チェワ語・ルガンダ語」の3つの現地語をゼロから日常会話レベルまで話せるようになりました!

大学の第二外国語は「中国語」。英語と、簡単な中国語しか話せなかった私が3つの言語を現地で習得することができたのは、「間違いを恐れずにひたすら話し続けた」からだと思います。

留学中は色々な形で現地の方とコミュニケーションを取る場面があると思います。例えば、モールでお買い物中、タクシー乗車中、空港、ローカル食堂など、、!その時に英語ではなく、あえて現地の言葉で話しかけてみると、「え?あなたスワヒリ語わかるの?」とびっくりされ、その後仲良くなれたり、値引きしてもらえたりします笑コミュニケーションを取るときは、「文法や発音が合っているか?」よりも、「現地の言葉で頑張って伝えようとしてます!」という思いと必死感が大事だと思います。

実際にアフリカ9カ国回る中で、私はタクシー乗車中に事前にネットで得た現地語の情報をタクシードライバーに聞きまくる(事故らない程度で)ことをしていました。スペルは一歳わからなかったのでとりあえず、カタカナでメモってあとで聞く。そして、習った言葉を街へ行った時に実践してみる。この繰り返しで現地滞在中に3つの言語を習得することができました。

現地の言葉を話せると、みんな親近感を持ってくれて、仲良くなれるスピードが早い気がします。
もちろん現地語で深い話をするレベルまではまだ到達していないので、留学で出会った友達と時々電話やチャットをしながら、言語能力をさらに高めていきたいです。

ウガンダローカルショップでお友達とパシャリ!
素敵な仲間に出会いました

留学前にやっておけばよかったこと

・現地に関する情報収集(多いに越したことはない)
例えば、おすすめの観光地、言語、文化、安全区域と危険区域など

・ネットワーキング
現地に駐在している日本人の方と事前に繋がっておくと、何かあった時に相談できるので安心。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私が留学前から意識していたことは、「留学へ行くこと」が目的ではなく、「なんのために留学へ行くのか?」「留学を通じてどんな自分になりたいのか?」を考え、行動することでした。異なる環境下で生活した経験は一生の思い出・財産になると同時に、挑戦したことで「あの時は大変だったけど、なんとかなるもんだ!」と自信を持てるようになると思います。健康・安全に気をつけて、今しかできないことを楽しんでください!