留学大図鑑 留学大図鑑

宮城美希

出身・在学高校:
那覇国際高等学校
出身・在学校:
琉球大学
出身・在学学部学科:
国際地域創造学部
在籍企業・組織:

カンボジアや東南アジア、ボランティア留学に興味がある人そしてなかなか一歩が踏み出せず悩んでいる人ぜひご相談ください!インスタグラムでご連絡いただくと早く反応できます!


最終更新日:2024年10月03日 初回執筆日:2024年10月03日

地域コミュニティ×教育

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ヘルシンキ市内ユースセンター、国際NGO JECSAカンボジア
  • カンボジア・フィンランド
  • ヘルシンキ、コンポンスプー、シェムリアップ
留学期間:
11ヶ月
総費用:
1,300,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,610,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

フィンランドのユースセンターで1ヶ月間施設見学とインタビュー、子ども達の様子を視察した。そこで「子どもの居場所づくり」を職員や子ども達との関わりから学んだ。カンボジアの村の小学校で英語指導を行いながら現地のニーズを調査、そして自分自身も体験する。そしてカンボジアの子ども達の居場所づくりに何が必要かを追求していく。その第一歩として放課後教室を小規模で行った。また滞在中に、先生方や地域の方から声が上がっていた、小学校に水道がないという現状をどうにかしたいと思いに賛同し、クラウドファンディングを実施し衛生教育向上のために水道建設や学校設備の寄付などを行った。

留学の動機

私が沖縄生まれ、育ちで祖母や周りの方から戦時中、戦後の苦労を聞いてきた。その中でも戦後生きるのに必死で教育を十分に受けられず今でも読み書きに苦労している人がおり祖母もそのうちの1人だ。教育の大切さを強く感じて育ってきた中、高校生の頃カンボジアの悲しい歴史と教育現状を知り衝撃を受けた。祖母が苦労して生きてきた世界とカンボジアの現状が重なり、全ての人の居場所づくりを目指すため留学を決心した。

成果

幸せな国と言われているフィンランドにも中毒で苦しんでいる子達がおり、カンボジアでも貧困により苦しさを感じている子達がいた。そのことからどの地域どの国でも子どもや中退した子達の居場所、また中退して学びたくても学べなかったまま大人になった人達への居場所も必要だと学んだ。また、現地を見てみると一方向的な支援が多く現地のニーズに合ったものを提供する事がこれから強く求められるだろう。

ついた力

受け入れ力

現地で慣れない事があっても受け入れて、それを踏まえて自分の意見を持つようになった。この力で「日本人からみた村」ではなく、「村人から見た村」を少しずつ感じられるようになった。日本人の私だから持てる視点、そして村人と生活したからこそ持てる視点を取り入れがらプロジェクトを行えるようになった。

今後の展望

カンボジアの地域内、そして東南アジアの国々で見た格差社会。現地のニーズを満たしつつも地域内もしくは地域ごとの格差というマイナスインパクトとを小さくしていく方法を追求していきたい。そのために現地NGO、日本企業のSCR活動、国家組織の役割といったそれぞれの立場での現地民との関わり方を研究していきたい。

留学スケジュール

2023年
9月~
2023年
9月

フィンランド(ヘルシンキ)

ヘルシンキのユースセンターで1ヶ月間、視察やインタビューを行い子どもの居場所づくりについて学んだ。子どもとの関わり方 、フィンランドの地域コミュニティの教育に対する考え方を職員に質問することで子どもにとって何が重要なのかを考察した。国によって国民性も変化するのでユースセンターをカンボジアの文化や地域のニーズに合わせた形で提供できるよう模索した。フィンランドには様々な国籍の人が集まっており、色んな国から見た意見をもらう事ができた。海外の経験が少ない分不安も多かったが、多くの人が優しく迎え入れてくれどんな意見でもしっかり聞いてくれた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

70,000 円

項目:10000

200,000 円

お世話になったユースセンターの職員の方とのお別れの時の写真
ヘルシンキ大聖堂を観光した時の写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

70,000 円

項目:10000

200,000 円

2023年
10月~
2024年
7月

カンボジア(コンポンスプー、シェムリアップ)

その後10ヶ月間国際NGOJECSAカンボジアで公立小学校で英語指導を行った。また小規模に放課後教室を行い、住んでいた地域の大人や子どもに英語を指導したり折り紙や絵を描いたり、日本から持ってきた遊び道具で遊んだりと自由に楽しんだ。滞在中、学校や地域の人から小学校の水道建設への思いを聞きクラウドファンディングで水道と学校設備の寄付を行った。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:300000

900,000 円

小学校近くの田んぼでの写真
シェムリアップで英語の授業
コンポンスプーで英語の授業
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

30,000 円

項目:300000

900,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私はもともと子ども達の居場所づくりのために留学プランを立てていました。幸せな国と言われているフィンランドで出会った中毒で苦しんでいる人達、カンボジアで出会った学校を中退し貧困から抜け出せない子達。どの国、地域であろうと、どの年齢であろうと居場所がを求めている人たちがいることに気づきました。そこで誰もがフラッと寄れて、一瞬でも苦しい暮らしから心温まる時間が作れる居場所づくりを考えていました。そんな中、カンボジアの人達と過ごしまるで家族の一員のように私をどんなときも迎え入れてくれました。私が一人暮らしをしているのを知っている大家さん家族はほぼ毎日のように夕飯を振る舞ってくれました。私が体調を崩していないか、日本にいる家族と離れて寂しくないかすごく心配してくれる優しい家族でした。そして留学を終えるカンボジア10ヶ月目の時、ふとあることに気づきました。それは、フィンランドでもカンボジアでも多くの人が私の居場所を帰ってこれる場所を作ってくれた事です。私が作りたいと思っていた居場所を瞬間を、みんなが作ってくれました。また苦しくなったらここに戻ってこようと思える居場所を私にプレゼントしてくれた現地の方々に本当に感謝しています。

大家さん家族との夕飯
「カンボジアのお母さんマカラ」との写真
みんなで夕飯

自分のやりたい事は親にもしっかり伝える!

  • 単位・留年 : 休学・留年

1年間休学をして途上国に行くという事に家族はもちろん周りの人達も反対の人が多かったです。ですが私は高校生の頃から留学に行きたいという思いを家族に伝え続け、給付の奨学金を絶対とるからと説得していました。最終的には家族も応援してくれ、今では家族みんな私の活動を応援してくれそさてフィンランドもカンボジアも好きになってくれました。いつかみんなでカンボジア行こうね!と言ってくれています。自分の叶えたい事、やりたい事があるなら最後まで諦めずに伝え続け、家庭事情で留学を諦めるのではなく自分で解決できる事はたくさんあると思うので、自分の力でまずさ頑張ってみる事が大切だと思います。留学中は絶対家族や友人に助けてもらう時がきます。だからこそ留学前に自分でできる事は自分でやる。そしてその思いが伝わればきっと応援してくれるはずです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

心配事が多すぎて留学うまくいくか心配。でも現地での生活も楽しみ。と色んな感情があると思います。だけど留学に行ったら何とかなる事も多々あります。なので心配しすぎて楽しむ事を忘れないようにしてください!素敵な学びがたくさん待っていると思います!