留学内容
テーマは「フィリピンのスラム街で教育格差を実感し、アートセラピーを通じて子どもたちの心を支援する」こと。自身が母子家庭でアートセラピーに救われた経験から、貧困や教育格差の中でも自尊心を持てる支援を目指しました。留学前にはスラムの現状を調べ、アートセラピーを通じて、子どもたちの夢を応援する計画を立てました。フィリピンの海上スラム、墓地スラム、山村スラム、ではアートセラピー活動と家庭訪問やインタビュー活動を、また公立の小・中・高校を訪れ、アートセラピー活動を実施。孤児院、障がい者施設では職業体験のようなことをしてきました。また、ストリートチルドレンや奨学金を受ける大学生の生活状況を観察し、夢を持ちながらも叶えられない現実を目の当たりにしました。フィリピンの子どもたちは厳しい環境下でも夢や希望を持ち、学びへの意欲を失っていないことに感銘を受けました。同時に、経済的困難や教育格差の現実を痛感。この経験を通じて「世界中の子どもたちが平等に教育を受けられる社会」の実現を人生の目標とし、今後は教師や国際教育に携わる道を目指します。