留学内容
オランダのワーヘニンゲン大学の博士課程に入学し、博士号取得を目的とした留学をしています。研究テーマはインドネシアでの大豆とトウモロコシの間作の生産性についてです。博士課程入学が決まるまで、語学試験、奨学金獲得、先生とのコンタクト等、準備期間に約2年程費やしました。博士課程が始まってからは、研究地のインドネシアとオランダを行ったり来たりしながら4年間過ごし、現在は論文執筆中です(まだ博士号を取得していません。)
最終更新日:2025年03月21日 初回執筆日:2025年03月21日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
オランダのワーヘニンゲン大学の博士課程に入学し、博士号取得を目的とした留学をしています。研究テーマはインドネシアでの大豆とトウモロコシの間作の生産性についてです。博士課程入学が決まるまで、語学試験、奨学金獲得、先生とのコンタクト等、準備期間に約2年程費やしました。博士課程が始まってからは、研究地のインドネシアとオランダを行ったり来たりしながら4年間過ごし、現在は論文執筆中です(まだ博士号を取得していません。)
博士課程に進学したかったのは、自分の研究者としてのレベルを上げたかったからです。企業で研究職をしていましたが、自分の研究者としてのレベルの低さに愕然とする日々を過ごしており、一流の研究者になりたいという気持ちが強かったです。一流の研究者になるためには博士号は必須であり、どうせ博士号を取るのであれば、分野で世界一位の大学で取ろうと決めました。
私はまだ博士号を取得していませんが、私の研究者としての実力は確実に向上したと感じます。研究計画、実験、データ分析、論文執筆、全ての段階において世界最高水準のクオリティを求められるため、自分がその最高のクオリティに達するために多くの時間と労力が必要です。しかしその多くの困難を乗り越えた先に大きな成長があります。
問題解決能力
博士課程、もしくは留学において、全てのことが上手くいくということはなく、いつも何かしらの課題が現れます。大きな課題に関しては、解決が難しくて悩む期間もあるかもしれませんが、大きな課題であっても細かく分解して一つ一つ解決していけば、必ず乗り越えられます。そのような物事や人生の仕組みに改めて気づかされました。
博士号取得がゴールではなく、博士号取得後も、常に一流の研究者を目指して鍛錬していきたいですし、研究活動を通して、社会を変革していきたいです。
2021年
8月~
2026年
5月
オランダでの授業やセミナーはオンラインとオフライン両方を活用して受講し、圃場実験をインドネシアにて2年間実施し、データ分析、論文執筆をオランダとインドネシアを行き来しながら行い、全てのプロセスにおいて3人のオランダ人教授からの指導を受けました。プライベートでは博士課程開始と同時に第二子を出産したため、育児との両立で最初の3年程は苦労しました。しかし、このような多忙な時期を乗り越えてきたために、結果的に多くのことを同時にこなす能力や課題解決能力は高くなったと感じます。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
ワーヘニンゲン大学には世界各国から留学生、研究者が集まっています。そのために文字通り世界各国の人々と交流ができます。その中で、日本人である自分は、日本人であるが故の個性があることに気付かされます。私は他の国の人と調和するのがとても得意で、どの国の人とも仲良くなれました。日本は協調性の高い社会であるがゆえに、同調圧力などと批判される側面もありますが、様々な文化背景の人々と共に生きていくような環境において、その日本で培われた協調性はとても役に立ちました。これは日本人の強みであり、国際社会において、平和を築いていくために必要なスキルであると認識しました。
私はIELTS7.0を取得する必要がありましたが、それに約1年半を費やしました。
本格的に勉強を始めたのは第一子出産後で、授乳等で深夜起きた時などを利用して勉強したり、子どものことが落ち着いてきた際には、毎日早朝4時から6時まで、集中して4技能を一通り勉強する、という習慣をつけていました。リスニングはYouTubeを活用し、SpeakingとWritingはオンラインレッスンを活用、リーディングは過去問をひたすら解きました。なかなか仕事や育児でまとまった時間は取れないですが、英語は隙間時間を有効活用することで目標点数を獲得することができました。