留学大図鑑 留学大図鑑

平田華衣

出身・在学高校:
豊島岡女子学園高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年03月24日 初回執筆日:2025年03月24日

人々の豊かで安全な生活を守る都市計画とは

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • リツェウム・アルピヌム・ツオツ校,スイス連邦工科大学チューリッヒ校
  • スイス・ボスニア
  • ツオツ・チューリッヒ・ベルン・ルツェルン
留学期間:
18
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

①地域格差をなくす都市開発計画について
②土木工学や橋梁学に基づいたアマゾン川に橋をかける取り組みについて
の二つのテーマで探究活動をした!
①建築大国と呼ばれるスイスでは、専門的な技術を活用した都市開発が進んでいる。そのため、公共交通網や医療関係などの公共設備が国全体で整っているため、日本で問題となっている地域格差が小さい。実際にどのような工夫がされているか、町中を散策し、特に交通機関に注目して移動時間を短くする方法を調べた。その他にも、現地でアンケートを取り、スイスの方にとっての交通機関の在り方について調査した。
②また、「アマゾン川に橋を架ける」ための、橋の地盤の安定化の方法を学校の探究プログラムで研究しているため、ETH Zurichに訪問し、Prof. Anastasopoulosの研究室の研究員の方・Dr. Marin Alexandruに自分の研究に対してのアドバイスをいただいた。他にも、研究室に訪問させて頂き、Dr. Marin Alexandruの研究のお話を聞いた。具体的には、スイスの橋の地盤の安定化の工夫についてや私の研究内容に関してお話を伺った。

留学の動機

人と英語でコミュニケーションを取るのが好きだったため、留学には以前から強い興味があった。トビタテ!留学JAPANに申し込む際に、元々興味のあった都市計画や地質力学など土木の分野での留学計画を設定した。特に、学校の探究プログラムでは「アマゾン川に橋を架ける」ため、地質力学に関する探究活動を行っていので、そのことの理解を深めるための「スイス連邦工科大学チューリッヒ校の訪問」を軸に留学計画を立てた!

成果

スイスの「交通機関の発達により様々な格差を是正し、安全で効率的な生活を国民に与える」という、人々の豊かな生活を守り続ける都市計画を学べた!
スイスは、日本と比べて交通手段が多く、人々の移動するための選択肢がたくさんあったうえ、街中には交通時間を少なくするための工夫が溢れていた。そういった小さい工夫が積み重なって人々の交通機関へのストレスをなくし、様々な格差を是正していると感じた。

ついた力

粘り強く挑戦し続ける力

小国スイスでは、現地の学校のサマースクールに参加してしたときや大学に訪問したとき、どこに行っても、日本人はもちろんアジア人とすら一回も関わることはなく、まさに異国!そしてアウェイな環境。そのうえ、英語圏ではないスイスでは、伝えたいことを上手く伝えられず、心が折れかかったことはしばしば。それでも粘り強く諦めない心、変わらず興味のあることに全力で挑戦する行動力、の二つを意識して探究活動を行った!

今後の展望

学校の探究プログラムで「強度特性に及ぼす締固め時の含水比と最適な土の配合比」に関する研究を最も深めていく!大学では土木工学の専門的な知識を学び、将来は国連人間居住計画で働き、世界中の「衣食住」の「住」を守っていく。そして、アマゾン川に橋を架ける!

留学スケジュール

2024年
7月~
2024年
8月

スイス(ツオツ)

現地の学校であるリツェウム・アルピヌム・ツオツ校のサマースクールに参加。 建築の授業を受けたり、ツオツ(人口約1200人の村)で、公共設備の調査をしたりした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

寮の窓からの景色
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2024年
8月~
2024年
8月

スイス(チューリッヒ・ルツェルン・ベルン)

スイス連邦工科大学チューリッヒ校のProf. Anastasopoulosの研究室の研究員の方・Dr. Marin Alexandruに訪問。
チューリッヒ(人口144万人のスイス最大の都市)・ベルン(人口約13万人)・ルツェルン(人口約8万人)で公共設備の調査。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スイス連邦工科大学チューリッヒ校
研究室に訪問!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

留学で得たものは数え切れないほどありますが、一番は「出会い」!現地の学校では、とにかくアウェイすぎて心が折れることがありましたが、たくさんの親友に何度も助けられました!みんな母国も言語も違う中、お互いを理解し合える最高の関係でした。たくさんふざけ、一緒に学び、短い時間でしたが、一生の宝物です!!そして、スイス連邦工科大学チューリッヒ校に訪問したときに出会った恩師・アレックス!英語が拙い私にも全力で真剣に向き合ってくれました。地質力学の愛が深い人で、どんな質問にも多角的な視点で答えてくれました。とても紳士的な帰国後もサポートしてくれ、今では私のロールモデルです!

親友たち!

スイス連邦工科大学チューリッヒ校のアポイントが取れない!

  • 留学先探し : 大学

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の訪問の際にアポイントを事前に取ったのですが、慣れない英語でのメールや現地との時差などの影響によってアポイントを取るまで2か月ほどかかり、なんとアポイントを取れたのは留学2日前!なんとか無事に訪問できましたが、もっと早くからアポイントのメールを送っておけば、余裕を持って準備を進められたと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、「世界」を肌で感じられることが一番の魅力!世界の広さがわかる一方、意外と狭いと感じることもあり、留学することでしか得られない経験もたくさんあります!そして、伝えたいことは、留学前も留学後も真剣に自分の留学と向き合うことで留学の価値が上がること。たくさん自分と向き合うことで、もっと自分を成長させれると思います!