留学内容
留学のテーマは一年間ETH Zürichで建築デザインの設計課題に取り組み、ヨーロッパの学生と建築について議論し、自分の建築についての考えを深めること。また、自分の研究テーマの一つであるランドスケープについて学び、海外でどのように考えられているかに触れること。さらに、長期休暇を利用してできる限り旅行し、ヨーロッパの建築作品を見学すること。
設計課題は1セメスターに一つで、計2回設計に取り組んだ。ひとつ3ヶ月に及ぶ長期の課題のため、その間に教授やアシスタント、他の友人達と議論をしたりしながらじっくり設計に取り組むことができた。設計と同時に様々なワークショップが開かれ、テーマに関連したプレゼンや3Dモデリングの講座などにも取り組んだ。
授業ではランドスケープに関する授業を中心に履修した。スイスの山にある氷河の写真をフィルムカメラで撮影して現像し、氷河で録音した自然の音と組み合わせて作品にする授業。コルシカ島という島に1週間滞在し、音を録音しながら街を巡って、「音」から空間とランドスケープを考える授業など、とても刺激的な体験ができた。
夏と冬の2回ある長期休暇を利用してヨーロッパを旅行した。絶対に見るべき物などは3〜4件しか決めておらず、それ以外は行き先を決めてから調べるようにして、できるだけ自由にした。