留学内容
支承で世界に名を馳せるドイツにて,支承で著名な研究者の下で支承の力学性能に関する研究を行い,力学性能を保証する設計・製作技術について,また,設計要求性能を満足する製品作りのための各種技術について,技術開発者や実験場の職人と同じ職場で働くことで,ドイツ特有のクラフトマンシップを理解し,支承の設計や製造工程,品質管理などを通じ,日本では知りえない製品開発のプロセスや問題解決に対する取り組みを肌で体験し,理解することを目的としました.
ドイツの大学では支承やその他の構造物に関する研究や事業に関わり,設計を行い,また,実験場の技術者と連携し,実験の準備や製作に携わった.基礎知識を培くために,講義に参加したり自己学習を行いました.そこで,ドイツの技術者や職人の方々と議論することで,アジアと異なる文化を持つ人々との議論の難しさや,説明力を身に着けることができたと実感する事ができたと感じています.また,ドイツや世界で最も有名な支承メーカーを見学し,日本の支承技術に対する客観的な意見や日独や日本と他国との関係性も知ることができ,今後の日本土木の発展に貢献していきたいと考えています.