留学内容
日本のエネルギー自給率は約6%と先進国の中でも最低値です。資源も土地も枯渇しているのが現状です。その中で現在捨てられているモノを再利用する必要があります。例えば、自動車では総投入エネルギーの約6割が廃熱として捨てられています。そこで、私の研究室は熱電変換材料という材料に注目しました。現在市中で使用されているモノはコスト、毒性、耐熱性などの問題を抱えています。私はその全てをクリアする可能性を持つ新材料を研究しています。
前期は先方の大学のレベルの高いデスカッション形式の授業に積極的に参加しました。当初はあまり議論に入ることができませんでしたが、毎日予習復習を心掛けることで徐々にみんなと議論を重ねることができました。これにより、自分の専門分野についてより研鑽を深めることができました。
後期からは講義に加えて、前期の間にアポイントメントを取っていた研究室に所属させていただきました。この研究室はシミュレーションを用いて私の研究内容を行っており、本学で行っている手法とは全く異なり、まずはプログラミングを一から学ぶことから始まりました。講義に加えて研究室に参加していたため、土日も潰してプログラミングを学びました。限られた時間であまり結果は残せることはできませんでしたが、PhDの先輩のディフェンスに私が導いた値を使っていただけました。