留学内容
ウプサラ大学で教育学の授業履修、現地の学校訪問、ストックホルム市立図書館でのボランティアを通してスウェーデンの多文化教育の取り組みを知る。中でも特に外国にルーツを持つ子どもの母国語教育に焦点を当てた。
最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
ウプサラ大学で教育学の授業履修、現地の学校訪問、ストックホルム市立図書館でのボランティアを通してスウェーデンの多文化教育の取り組みを知る。中でも特に外国にルーツを持つ子どもの母国語教育に焦点を当てた。
幼少期を海外で過ごし、帰国後あまりなじめなかったりショックを受けたりした経験がもとで再び海外に出たいという思いを抱えていた。移民・難民が多いスウェーデンの教育的取り組みに興味を惹かれた。
現場の生の声を聴くことの大切さを知れた。全体としては、細かいことを気にしすぎない、ジェンダー・言語へのアンテナが高まった、自分の強み・弱みを知れたこと。
わりきり、行動、考える力
わりきり力:自分の力ではどうにもならないこともあり、それについて悩んでいても時間の無駄。
行動力:留学は期間が限られていて、その中でも優先順位をつけていかに動けるか。
考える力:自分の意見を求められることが多かったため、常に物事に対して考えを持つことが癖づけられた。
日本の教育現場を知らないことを実感したため学校やNPOが行っている活動に足を運びたい。進路面ではまずは国内で就職し、将来的には海外の大学院に行く、と柔軟に考えるようになった。
2016年
8月~
2017年
6月
秋学期はスウェーデンの教育制度、ジェンダー、比較教育学の授業を履修。春学期は移民・難民に対する教育現場の対応について、歴史や言語学など多様な側面から学び、複数回の学校訪問を通して実際の取り組みも見ることができた。すべて留学生向けの授業だったため、各国からの学生が自国と比較しつつディスカッションを進めた。成果としてまとめると、多文化教育の理論と実践を身に着けたことである。また、言語学についてもっと学びたいと思ったり、スウェーデンの他の地域の状況も気になったり、興味の範囲が広がった。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2016年
9月~
2017年
5月
ストックホルム市立図書館の国際館でのボランティア活動。月に2、3度行き、日曜に開かれていた外国語での絵本の読み聞かせ会の運営に携わった。主に就学前の子どもが参加していた。国際結婚をしていたり仕事の都合で移住してきたりした家族がいて、子どものスウェーデン語以外の母国語を維持・伸ばしてあげたいという思いの人が集まっていた。そこで準備の手伝いをしたり、親御さんに話を聞いたり、子どもたちの様子を観察したりしていた。学校外での多文化教育の実施例として見れた。子どもたちの言語面の発達のサポートになるのみならず、親同士も情報交換の場として活用していた。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
日照時間がかなり短くなってきていて、気分がずっと沈んでいた11月。街全体でLight Festivalがあり、そこらじゅうがライトアップされていた。環境に文句を言うのではなく、それを受け入れ、かつ活かした取り組みに感心した。室内でキャンドルを灯す、インテリアにこだわる、カフェでまったりとfika(≒お茶をする)、これらすべてに理由があることを知れた。また、"Det finns inget dåligt väder, bara dåliga kläder"(天気が悪いのではなく、服装が悪いだけだ)ということわざも知り、工夫しだいでどのようにでも対応できる、静かな強さを感じ取れた。
スウェーデンでは英語があれば生活できると言われていて、言語面では完全に油断していました。標識やスーパーの表示などは全部スウェーデン語のみで最初見たときは焦りました。留学生として生きていくだけなら英語で事足りたかもしれませんが、現地の人はやはりスウェーデン語で話しかけたほうが表情が柔らかく、体得しようと決意しました。
方法としては、部屋の家具に付箋で名前を貼る、現地のテレビを観る、子ども用の簡単な本から読み始めるなどして取り組んでいました。他にもランゲージエクスチェンジに毎週通ってモチベーションを保っていました。