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Hokuto Shibata

出身・在学高校:
東京都立国際高等学校
出身・在学校:
上智大学
出身・在学学部学科:
外国語学部フランス語学科国際政治論第二主研究コース
在籍企業・組織:

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フランス語圏スイスとチュニジアについてなら大丈夫です。


最終更新日:2017年11月28日 初回執筆日:2017年11月28日

モタラセ!平和なSHAKAI

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ジュネーブ大学 Global Studies Institute ・Mobdi'un - Creative Youth
  • チュニジア・スイス
  • ジュネーブ・チュニス
留学期間:
11ヶ月
総費用:
2,400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準1級, TOEIC 930> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC 955, TCF B2>

留学内容

「モタラセ!平和なSHAKAI」と題して交換留学にてスイス・ジュネーブへ、NGOでのインターンシップのためチュニジア・チュニスへそれぞれ留学しました。日本で国際政治学とフランス語圏研究を専攻する中、国際政治を体感できる環境に身をおきながら勉強したいと考え、ジュネーブへの交換留学を決意。同時に、2011年の「アラブの春」にて民主化を果たした北アフリカ地域について、社会がどのような変化を遂げているのか自分の目で確かめたく思い、その震源地とも言えるチュニジアに所在する現地NGOにてリサーチ活動に取り組みました。
 ジュネーブでは、国際連合ジュネーブ本部や国際NGOのお膝元である点を生かし国際政治における平和構築分野のフォーラムに積極的に参加するとともに、国際機関に勤務する日本人職員の方たちと知り合う機会を得ることができ、「国際政治を体感できる環境」としてはうってつけでした。
 チュニジアのNGOでは民主化された社会基盤の強化のため中高生たちに課外活動プログラムを提供する団体にて、イスラム過激派についてのリサーチやイベント運営のサポートを行いました。加えて、社会システムの変化に対する人々の反応などを聞くことができ貴重な経験ができました。

留学の動機

中学生のころ、自治体の中学生代表団の一員としてオーストラリアに短期訪問する機会に恵まれて以来、長期留学に挑戦する意欲がありました。加えて、その当時から外国で働くことに対して憧れを持っており、大学入学前から交換留学にて留学することを決意していました。

成果

「高い壁にぶつかる」経験は多くの学びを残してくれたと感じます。語学力や専門性の欠如など要因は様々あれど、多くのもどかしい経験を重ねるうちに、自らの成長にいつか気づくときがきます。また、異文化な社会環境に身を置き、日本を外から眺めたとき、実は極東の島国だとしか思われていなかったり、かと思えば、強い経済力を持ちソフトパワーを牽引する国だと思われていたりと日本には多くの顔を持つことに気づかされます。

ついた力

逃げない力

チュニジアでのインターンシップ開始当初、イスラム過激化は私にとって未知の領域でした。英語やフランス語の文献を読み込み、疑問点はすぐに上司に尋ねることで知識不足を補う努力をした結果、インターンシップの集大成として調査結果を上司や関係する社会学者の前で発表する機会を得ました。未知の領域にも好奇心を持つことや、文献や上司の話から素早く内容を理解する懸命な努力がこの結果をもたらしたと思います。

今後の展望

留学中、国際政治分野を学ぶ友人たちと切磋琢磨する中で、私自身も彼らに負けない語学力と専門性を兼ね備えたスペシャリストになりたいと考えるようになりました。現在は紛争解決分野を専攻するため海外の大学院への進学を計画しています。

留学スケジュール

2016年
9月~
2017年
6月

スイス(ジュネーブ)

物事をやり抜く力が高まったと思います。ジュネーブ大学で国際政治を専攻する中で、周囲の学生に圧倒されました。発言量や勉強に対する姿勢、勉強量などの点で遥か上をいく彼らをみて自分の負けず嫌いな心に火がついたと思います。フランス語と英語でそれぞれ授業を履修し、語学力不足から前期は思うように成績が取れず大変悔しい思いをしました。後期は挽回することを心に誓いフランス語でのレポート提出などに挑戦し成績を獲得することができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

寿司作り体験を寮のフロアメイトに持ちかけ実行!
湖沿いに広がる街ジュネーブ
国連ジュネーブ本部:国際政治の学生にはぴったりの街
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
1月~
2017年
2月

チュニジア(チュニジア)

私は、英語とフランス語を駆使しながら、リサーチインターンとして、チュニジアの若者における暴力的過激主義とその東南アジアにおける状況のリサーチに取り組みました。さらに、団体イベントの補助として、低所得者層の多い地域に住む小・中学生向けに企画された博物館ツアーの運営に携わり、現地メディア等に紹介される等、社会的影響を与えるイベントに自らが携わる経験を得ました。(現地メディアによる報道・フランス語:http://www.huffpostmaghreb.com/2017/02/17/eleves-bab-jdid-musee_n_14812638.html )

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

団体のイベントの運営にも関与
現地の友人と現地人らしいことを
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

 インターンシップ受け入れ先の上司には大変お世話になりました。もともと異なる団体での実践活動予定を計画していましたが、先方の都合により受け入れが拒否されてしまいました。その時、先方が話をつないでくれたのが僕がお世話になった上司でした。
 活動家として、チュニジアの民主主義に貢献する若手リーダーであり、Young Global Leader選出者である彼女のもとでリサーチ活動や団体のイベントの運営に貢献できたことはとても貴重な経験でした。

同時に同僚たちにも恵まれ、イタリア人と肩を並べ団体の運営に尽力したり
お互いフランス語がネイティブでない中で一生懸命にコミュニケーションを取ろうと努力したことで友情と絆が生まれました。

 

お世話になった上司(左)
同僚たち。感謝!

楽しみながらグングン伸びる英語勉強法

  • 語学力 : 英語

「英語なんて言葉なんだ。やれば誰だってできる」
確かに、その通りです。しかし、なかなか外国語の習得は難しい。
読み書きを中心に学ぶ中、口と耳をどう鍛えればいいのか私自身解決案を出せずにいました。
ふと、赤ちゃんがどのように言葉を学ぶのか考えた時、彼・彼女は耳から学んでいることに気づきました。彼らは文字が読めない中、耳と周囲の人々の口の動きなどから能動的に学習しています。私たちは彼らと違って文字が読めるなら、耳と目からより多くの情報を得られるはずです。
それなら耳から学べばいいや!と考え、私はインターネットからネイティブの発音を盗む努力を始めました。
ビデオオンデマンドのサービスを契約し、好きなドラマを繰り返しみる作業を続けていました。一回目は日本語あるいは英語で字幕をつけてみる。2回目以降は聞き取れなかったところだけ字幕にしてみます。日本語の字幕しかなくても心配ありません。日本語の単語から英語を類推することも、字幕の文脈から別の単語を覚えることも容易になります。
 時事問題を英語で学びたい人は「CNN10 (旧:CNN Student News)」がおすすめです。アメリカの高校生向けに10分間でまとめられたニュース番組を平日毎日配信しています。英語のスピードがネイティブ向けなので最初は早く感じても、慣れてくれば周囲の会話スピードでも平気でついていけます。さらに、全ての配信エピソードの原稿がアップロードされており、単語の確認やシャドーイングなどを行うことができるので効果的に語学力を向上させることができます。
 (ちなみにフランス語の場合は、TV5Monde か 7 Jours sur la planète(アプリ)がオススメです)
こうして私は楽しみながら外国語能力を高めていくことができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学には多くの感情が伴います。楽しいことも悔しいことも多くありました。しかし、それら全てが今の自分の価値観を形成する土台だと強く確信します。全く未知の世界に飛び込み、 奮闘する中で生き抜くためのしたたかさを養えます。学生のうちだからこそできることをもう一度できるチャンスがあるとすれば、私は迷わずもう一度留学にいくでしょう。
ぜひ、自分の目でみて触れて異文化のダイナミズムを感じてください!