留学内容
トビタテの事前研修を得てかなり準備万端で始まった留学…でしたが、やはり海外生活というのは未知数なことが多かったです。まず、家があんなにボロくてうるさいとは…一年中クーラーもなくて、暑くて、寒い時も水シャワーしかなくて、昼夜関係なく鶏の鳴き声が神経を逆撫でする…この環境で今考えてもよく勉強ができたなと思います笑でも、人類学はこんな環境でものめりこめて、これを私は職業にするべきなのかもしれないとひらめいたのはこの時です。精神的に本当に辛かったのは最後の3ヶ月のインターンの時期です。このインターンでは、失敗から学んだことが大きかったので、その学びについて記します。GKでは当初、インターンのタスクとして旅行記を書くことを依頼されていましたが、途中私が人類学を学んでいるということ、将来研究することに興味があるということを伝えると、ケゾン市内で人々に与えた影響を測ってほしいと依頼されました。そして取り組んだのですが、学部で学んだ人類学の調査方法(インタビューと参与観察)ではなく、サーベイや統計的な調査をしてほしいと言われ、大学でお世話になった人類学者の目から見ても私の与えられたタスク私の手にはあまるものということで、1ヶ月半を得て棄権することにしました。この経験から学んだことは、自分の現時点での限界と、修士を得ることができたら広がる学術的な調査法と分析への可能性です。