留学内容
フィンランド第二の都市タンペレにて、美術学科のある公立高校に美術の先生としてインターンに行きました。留学のテーマ「エンパワメント」です。生徒の学習意欲を高めたり、もっと勉強したい!と思うような授業、題材研究をするため、1年間授業を見学したり、自分で授業を行ったり、学校のギャラリーを作ったり、どんなささいなこともお手伝いしました!
最終更新日:2018年03月22日 初回執筆日:2018年03月22日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
フィンランド第二の都市タンペレにて、美術学科のある公立高校に美術の先生としてインターンに行きました。留学のテーマ「エンパワメント」です。生徒の学習意欲を高めたり、もっと勉強したい!と思うような授業、題材研究をするため、1年間授業を見学したり、自分で授業を行ったり、学校のギャラリーを作ったり、どんなささいなこともお手伝いしました!
実は元々、インドのNGOで公教育をドロップアウトした子ども達に芸術(絵画、彫刻、陶芸、ダンス、歌、楽器等)を教える活動のお手伝いをしていました。そこで芸術の可能性を知り、教育者になりたいと強く思いました。そして世界の最先端の教育現場を見たいと思ったこと、また、私自身小中一貫教育の中でフィンランドの教育メソットを使った授業を受けていたこともあり、フィンランドを希望しました。
マイペースな生徒たちをエンパワメントする教育は以外にも先生の放任主義でした。納得のいくまで描き続ける作り続けるからこそできる作品は、決して〆切を気にしてせかせかしながらできるものではありません。自分のやりたい事は、見つかるまで考える、そこそこに息抜きする(友達とメールするのもよし!)、そんな自由さには自己責任、という言葉もしっかり含まれていました
判断力
生徒の教育方針と同じく、インターン生である私もとても自由でした。何か提案すればやらせてもらえるし、何も言わなければ何もすることが無くなります。今すべきことは何か、他に何ができるか、場面を判断して行動する力が付きました。
ヨーロッパにはエラスムスという留学制度があり、高校生でも短期留学で海外の作品に触れたり合同で制作したりする機会が多くあります。今後、日本の高校生、若手アーティストがもっと海外のアーティストと繋がれる機会を作っていきたいなぁと思いました。
2017年
3月~
2018年
2月
シェアアパートでフィンランド人と2人で住んでいました。
インターン先までの通勤手段はバスで30分程度、インターンは朝の8:15~16:00までです。
自分の授業は週に何コマ、と決まっているわけではなく、先生と相談して時にはほぼ毎日持つ日もあれば、週に1コマの日もありました。
長期休暇は近隣の大学や教育施設にて英語とフィンランド語の講座を受けました。フィンランドは難民を受け入れている国なので、何人か難民認定を受けた人にも出会い、今までどのような生い立ちでここにきたのか、何のために語学を学び仕事に着くのかなど貴重な経験を聞くこともできました。
また、日本に留学したいフィンランド人や日系企業に勤めているフィンランド人とも出会い、語学の学び合いをすることで、学校以外でも語学を学ぶモチベーションを保てるように努めました。
学費:納入総額 1,200,000 円 |
住居費:月額 470,000 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 1,200,000 円 |
住居費:月額 470,000 円 |
生活費:月額 - 円 |
授業ノートです。1日75分、4~5コマ学校があるのですが、ほぼ毎日すべての授業に参加しメモを取りました。そのノートはこの留学の成果であり宝物であり、今後、自分が先生という立場に立ったとき、一生ネタに困らないと思います。生徒の発言、先生の使っているスライドや材料、全ての経験が宝物です。
海外インターンときくと、探すのがとても難しいイメージがあると思います。でも、海外の大学ではインターンが卒業に必須だったり、就職活動=インターンというイメージで、思っているよりインターンは多く募集されています。もちろんある程度の専門性や語学力は求められますが、それでも飛び込む価値はあります。情報がないからどうしようもない・・と悩む時間があるなら、繋がっていそうな人に連絡をいれまくるのも一つの手です!
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