留学大図鑑 留学大図鑑

しょうこ

出身・在学高校:
長崎県立対馬高等学校
出身・在学校:
日本文理大学
出身・在学学部学科:
工学部建築学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年07月09日 初回執筆日:2020年07月09日

スローシティ運動によるまちづくり

留学テーマ・分野:
建築・土木・都市環境
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ローマ・ラ・サピエンツァ大学
  • イタリア
  • ローマ
留学期間:
1ヶ月
総費用:
800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 680,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

大分県地域人材コースで、イタリアに1ヶ月間留学させていただきました。留学目的として、イタリア発祥の、スローシティ運動によるまちづくりを学ぶことを目的としました。9月の第1週と、第4週に、ローマ・ラ・サピエンツァ大学で講義を受け、第2週と、第3週で自分の研究内容に関するショートトリップを行いました。講義では、自分の研究内容に関する講義の他にも、イタリアの歴史や遺産、文化や産業といった多方面の講義を受講させていただきました。ショートトリップの前後には、留学計画や留学報告を講師に英語でプレゼンするなど、とても良い経験をさせていただきました。ショートリップでは、スローシティ運動発祥の地であるイタリア、オルヴィエートを訪れました。スローシティ運動とは住民が地域の魅力や特産物を活かし、能動的・主体的にまちづくりにを行う運動です。その運動が、実際にどのうように行われているか、住人にどのような影響を与えているのかを知るために訪れました。

留学の動機

大学入学前から、都市計画や都市のデザインをしたいと考えていました。大学入学後は、教養科目の他にも、建築の基本的知識や専門的知識を学ぶと共に、地域を盛り上げる活動も行ってきました。プロジェクトで大分県内の文化や遺産など魅力を知り、地域の方々とふれあう中で、地域の方々がより住みやすいまちづくりを行いたいと考えるようになりました。世界の代表的なまちづくりを調べ、スローシティ運動にたどり着きました。

成果

オルヴィエートの町は日本と違い、ファストフード店などが無い、豊かな地域でした。また、住人は自分たちの住む地域がスローシティ発祥の地である事を知りませんでした。住民達が無理なく、自然に生活している生活ぶりが、スローシティに繋がり、豊かな空間や地域を形成していました。大分県でも、オルヴィエートのように、住人が無理なく生活し、地域の魅力や特産物を活用したまちづくりを行えるように、今後も研究を続けます。

ついた力

自信力

私にとっての留学の価値とは、自分に自信を持つことが出来ることだと思っています。人それぞれ、違う目的で留学していて、やることも違います。自分が留学先で何をやりたいかという目的があり、それを留学先で体験し知見を増やし、日本に帰ってきます。この一連の流れで体験できることは、とても貴重であり、自分でやると決めたことを達成し帰国したとき、充実感にあふれ、自信が付いていると思います。私も、その一人でした。

今後の展望

新たな留学生を増やす活動と、留学志願者の支援を行いたいと考えています。恵まれた環境の中で留学できるトビタテの留学制度を知ってもらい、多くの人の世界に飛び出すきっかけを作りたいと考えています。自分が、トビタテの留学で得た物は、今後の私の人生に良い意味で大きく影響すると確信しています。それを私だけに留めておくのではなく、多くの人に共有していきたいと思います。

留学スケジュール

2017年
8月~
2017年
10月

イタリア(ローマ)

イタリアのスローシティ発祥の地、オルヴィエートでスローシティ運動によるまちづくりが実際にどのように行われているのかを、調査、研究しました。スローシティ発祥地と言われている都市だったので、その土地の住人は、もちろんスローシティについて理解しているもだと考えていました。ですが実際は、住人はスローシティについて知りませんでした。地域住人の生活環境や生活形態そのものがスローシティ運動であり、住人が無理なく自然に行えているまちづくりであると知る事が出来ました。現地では、ホテルに滞在し、食事は自炊していました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

オルヴィエートの旧市街地から現在の町を見下ろした景色
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

留学期間中は何かと日本の物を求めていました。特に食事に関しては、イタリアでは、ピザやパスタ、リゾットが主流で、正直日本食に植えている状態でした。初めての海外経験だった事もあり、様々な面で辛いことや、ストレスもありました。その中でも食事は特に辛いものがありました。現地で日本食を作りたくても、日本食に必要な材料や定番の材料は、当たり前ですがとても高価な物でした。そんなとき、フィレンツェを訪れ、日本人が経営している日本食レストランを見つけました。値段は日本よりは張りますが、とても美味しく、心が温かくなりました。ここで日本食を食べることができたおかげで、なんとか留学を乗り切れたと言っても過言ではありません。

フィレンツェの日本食レストランで食べたお好み焼きと味噌汁

語学力の後悔

  • 語学力 : 英語

私は、イタリアに留学していましたが、イタリア語が殆ど話せない状態で留学してしまいました。
現地では、困ったことがあったとき、英語で現地の人に質問したり、相談したりしましたが、英語が理解できる方は少なかったです。やはり現地の言葉を、少しでも学んでおけばよかったと後悔しています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

皆さん、様々な留学計画があり、様々な目的があって留学すると思います。内容は違えど、必ず自分にとって良い経験となります。頑張ってください!