留学内容
ヘルシンキ大学では、教師教育・多文化共生教育を中心に学びました。私は「外国にルーツのある子供の日本語教育」を専攻し、「教育環境の改善」について研究しています。教育の分野に長けているフィンランドで教育環境の改善の答えを見つけられるかもしれないと思い留学を決意しました。前半は、大学の英語で開講されている教育系の授業を受講し、教師に必要な基礎・応用を学びました。世界中の、教師を志望しているまたはすでに教師の生徒が集まり、授業は主にディスカッションやグループワークを中心にしました。後半は、前期で学んだ教師教育学を活かし、日本の教育とフィンランドの教育を比較し、授業でそれぞれの教育を比較・統合することができました。また、授業以外にもフィンランドの小学校・高校に訪問し、日本の教育とフィンランドの教育を比較したディスカッションをする機会を得ました。その経験を活かし、オーストラリアでウェラーズヒル州立学校、日本語の語学学校で教師実践をしました。この小学校は半分を日本語、半分を英語で授業を行う学校で、自分の理想とする教育現場を見ることができると思いました。実際その学校でも改善点はあり、自身のこれからの研究の改善にも繋がりました。