留学大図鑑 留学大図鑑

かったん

出身・在学高校:
大阪府立茨木高等学校
出身・在学校:
神戸大学
出身・在学学部学科:
国際文化学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年10月29日 初回執筆日:2018年10月29日

カナダで共生のヒントを探る!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ヒューロン大学
  • カナダ
  • ロンドン
留学期間:
8か月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,530,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

「共存を探る旅」と題して、国籍などが自らと異なる存在と、いかにして人は共に生きていくことができるのかを研究するために、多様性・寛容性が高くそういった分野において進んでいると言われているカナダを留学先に選択した。そこで実践活動として調査や座談会の開催、移民の定住を支える言語ボランティアに参加してカナダの実情を学び、また加えてLCCLC(London Cross Cultural Learner Centre)で国際交流研修を行っている人にお話を伺うことで国籍の異なる人などとの関わり方におけるヒントを得た。今後は卒業論文のテーマとして扱い、日本とトロントなどのカナダの諸都市の政策を比較分析し寛容性の高い空間づくりに寄与していく。

留学の動機

高校生の時から貧困や戦争、環境などの国際的な問題に関心はあったが、自分がどの国際問題に最も興味があるのかその当時はわかっていなかった。大学での授業を通じて、自分が一番解決したい問題は移民や難民、またそういった自らと異なる背景を持つ存在といかにして共に生きていけるかであると気づき、その問題を解決するためカナダに留学しヒントを得ようと考えた。

成果

交換留学での授業や実践活動を通じて多文化主義の成功国といわれることもあるカナダの現状を理解し、また学生や移ってきた人々、専門家と話し合うことで異なる要素を持つ存在とともに生きていくことの意味を学びやそのヒントを得た。
自分が留学の目的として定めていたこと以外にも、全く異なる環境で新しい人と交流し生活することで人間的にも成長できたと感じている。

ついた力

行動力

行動姿勢がより身についた、というのが正確であると考えている。自分から人に会いに行ってみたり、イベントに参加してみたり、そういったところから新しいつながりが生まれたりおもしろい経験をさせてもらったりすることが多かった。自分で積極的に動くと面白いことが起きる、と感じることができて、そこからもっと自分から行動できるようになった。

今後の展望

留学の経験を活かしてこれからも「異なる存在といかにしてともに生きていくか」を研究していきたいと考えている。また寛容性の高い、すべての人が自分の力やアイディアを最大限発揮できる空間づくりも考えていきたい。

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
4月

カナダ(ロンドン)

交換留学生として現地学生と授業を受けたりイベントに参加しつつ、実践活動である調査や座談会の開催、言語ボランティアへ参加するなど忙しくも充実していた。交換留学生たちとナイアガラの滝や遊園地に遊びに行ったりトロントに野球を見に行ったりハロウィーンパーティーを楽しんだのもいい思い出である。学期末のテストやレポートなどしんどい時期もあったが友達と気分転換しながら乗り越えた。今思えばその苦しかった経験すら懐かしい。他にもケベックやモントリオールに旅行して犬ぞりや氷のホテルを経験したりと本当に最高の日々だった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

650,000 円

生活費:月額

640,000 円

大学のホールの一つ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

650,000 円

生活費:月額

640,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

カナダではクリスマスのお祝いにMerry Christmas と言わなくなっているらしい。最近ではHappy Holidayが公的には主流になりつつあるとか。その理由はクリスマスがキリスト教関連のお祝いで、キリスト教でない人たちに配慮しているらしい。日本ではキリスト教徒かどうか関係なくメリークリスマスと言っているなあと考えてみるとまたいろいろ気づきがあった。

線路の電車への装飾。なんと踏切は締め切りで遠回りすることに、

完璧を目指さずガンガン話す

  • 語学力 : 英語

留学前に語学力を高められるだけ高めておくことは、留学の内容や質にかかわってくるのでとても重要になります。でもそれ以上に現地に着いてからは間違うことを恐れずに話してみることに力を入れてほしいと思います。カナダには完璧な英語を話せないからと言って無視する人も、適当にからかう人もいませんでした。完璧な英語を話そうとして話す回数が減ってしまうくらいなら、間違った英語でもガンガン交流する方が次の楽しいことにつながっていくことが多かったですし、英語力の向上にもつながります。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は楽しいし自分を成長させられると思います。新しい友達をつくりおもしろい考え方に出会えるとも思います。でもそれはあくまで「そういう可能性が高い/ある」というだけです。留学して部屋にこもっているだけでは楽しくないでしょう。目的を決めておく、しんどい時にどうやって回復するかを考えておく、これだけで留学の質は高くなると思います。かたくなりましたが、留学は挑戦する価値のあるものだと思います。全力で!