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出身・在学高校:
佐久長聖高等学校
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カンボジア留学や留学先機関であるProjectsAbroadについて、国際医療ボランティアに関する質問、ご相談などありましたら、メッセージをいただければ可能な範囲でお答えします(^^♪


最終更新日:2018年12月27日 初回執筆日:2018年12月27日

カンボジアで触れた医療の原点

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Projects Abroad
  • カンボジア
  • プノンペン
留学期間:
2週間
総費用:
500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準1級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準1級>

留学内容

発展途上国の人々の生活と医療の実情を学び「医療の届かない場所に“笑顔”を届ける」というテーマでカンボジアに留学しました。現地では首都から離れた田舎の村を訪れ、小学校や地域コミュニティで健康診断や保健衛生の教育などのアウトリーチ活動を行いました。また、プノンペンの病院見学やワークショップに参加してカンボジアの医療について学びました。
私は自主活動として、活動先の小学校の子供たちに日本の書道文化を通して笑顔を届けられるよう、うちわを用いた異文化交流を企画していました。日本のうちわに絵や文字を書いて書道を一緒に楽しんだり、うちわの涼しさによる熱中症の予防も目的としていました。実際に活動するにあたり、書道のできる環境が整っていないことや、時間がとれないことなど、予期せぬ事態が発生しましたが、スタッフと交渉を重ね実行することができました。その結果、子供たちも、協力してくれたプロジェクトメンバーも皆が笑顔で楽しめたので留学のテーマに近づくことができたと思います。また、うちわの活動ができなかった時に備え、日本から折り紙メダルをたくさん持っていきましたが、活動最終日の交流会で大盛況でした。子供たちが筆ペンを上手に使い自分の名前をメダルに書いて喜んでいる姿を見てこちらまで笑顔になりました。

留学の動機

私は幼い頃から海外に関心があり、その中でも発展途上国に興味がありました。大人になる前に一度途上国に行きその現状に触れてみたいという思いがありましたが、実際に行動に移すことはできませんでした。そんな時、学校で見かけたポスターを通してトビタテや国際ボランティア留学の存在を知り、これだ!と思い留学を決意しました。

成果

留学中の実践的な活動を通して、途上国の医療の実情について多くの学びが得られました。カンボジアの人々は、外国から来た見知らぬ私達を警戒することなくフレンドリーに接してくれ、いつも笑顔の絶えない現地の人の姿や、彼らの心の豊かさに「途上国は可哀想」という私の考えは偏見であったことに気付きました。実際に行ってみたからこそわかったことがたくさんあったので、この学びを今後に繋げていきたいと思います。

ついた力

非認知能力

留学中は予期せぬトラブルに見舞われることが多く、私は解決策を見出せない自分に対し自己嫌悪に陥っていました。そんな中、限られた時間の中では振り返らずに前に進むことが大切なのではないかと思うようになりました。自分のおかれた状況に一喜一憂するのではなく、その全てを受け入れ適用しようとしていくうちに自然と積極性が生まれ、何かが起こってもある程度は耐えられる忍耐力や対応能力が身についたと思います。

今後の展望

私は、命を救うことで人の役に立てる医師という職業に憧れを抱き、世界の医療を知るために今回一歩を踏み出しました。この留学を経て学んだことは、医療過疎地域においては、治療よりも予防が大切ということです。今後は大学で公衆衛生や予防医学について学び、僻地に住む人々を病気から守れる存在になりたいと考えています。また、日本だけにとどまらず国際医療協力で途上国に医療を届けられる人になりたいです。

留学スケジュール

2018年
7月~
2018年
8月

カンボジア(プノンペン)

国際医療ボランティアでカンボジアへ渡航しました。活動先は首都プノンペンからフェリーでメコン川を渡り、Koh Dach island(シルク島)という農村部にある小学校と地域住民の家を訪れました。そこでは健康診断や手洗い指導、健康的な食事と生活や手を清潔にすることの意義について模造紙にイラストを描き子供たちにプレゼンしたり、地域住民の方の家を訪れ、血圧や血糖値を測定し、現地の医師とともに患者さん一人一人に適した薬を処方しました。また、プノンペンの病院見学や障がい者施設を訪問したり、カンボジアの医療の実情を学ぶワークショップでは、イギリス人の医療インターン生の話を聞き、自分の将来の夢が具体化されました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

health check の様子
自主活動で企画したうちわ作り
明るくて元気いっぱいの子供たち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

今一番会いたい人は誰?そう聞かれたら私はすぐにキャロラインと答えるでしょう。キャロラインは私と活動班が一緒だったアメリカ人の女の子です。彼女は日本文化をこよなく愛していて、私がアンバサダー活動の一環として彼女に書道を教えたときも「日本文化を直伝してもらえるなんて私はラッキーすぎる!」と言い、素晴らしい吸収力でどんどん上達していきました。私は、彼女にもっと書道を好きになってもらいたいと思い、夜中の3時までかかって書道道具とその用途を英語でまとめ翌日プレゼントしました。すると泣いて喜んでくれ、日本の文化には人を繋げる力がある、書道をやっていてよかったと思いました。
そして、留学最終日の事です。仲間との別れが寂しくて悲しんでいる私のところへキャロラインが来て、一枚の半紙を渡してくれました。広げてみると手紙でした。驚いたことに、彼女は私がプレゼントした筆や墨を使って漢字を交ぜながら手紙を書いてくれたのです。そこには「マイ!たくさん練習して上手くなったらマイの所に送るね、素晴らしい文化を教えてくれてありがとう!」と書かれていました。この手紙は私の永遠の宝物です。キャロライン本当にありがとう!

大切な宝物
みんなで作ったうちわで記念撮影
public health の最高の仲間達

予防注射

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

特に、東南アジアやアフリカへ留学する人は、留学の日程が決まったら、自分に必要な予防注射のスケジュールをすぐに立てることをお勧めします。私はA型肝炎、B型肝炎、狂犬病、腸チフス、日本脳炎、破傷風等のワクチンを事前に打っていきましたが、全て打つのに約2ヶ月かかったので、早めに準備できると安心だと思います。もし、現地で転んでしまったり、汚染水を口にしてしまうような事があっても、そこから発生する感染症を極端に心配せずに済むからです。自分は無敵の体を手に入れたような気がして思いっきり活動することができたので、心配するより日本でできることは最善を尽くしていくと安心です。

仲良くなった留学生たちと

留学前にやっておけばよかったこと

語学の勉強に尽きます。ボランティア活動では特に大切です。言葉がわからないと意思疎通ができず活動がスムーズに行えません。カンボジアの小学校の子供達は皆クメール語という現地語しか話せず英語は通じませんでした。基本的な挨拶だけではなく、簡単な会話ができるくらいの勉強をしていけばよかったと思いました。

留学を勧める・勧めない理由

留学をすると価値観が全くといっていいほど変わります。それと同時に見える世界が広がります。柔軟な考え方ができる高校生のうちに留学することで将来の選択肢も増えると思います。そして世界中に友人ができ、異文化適応力も身に付きます。もし、留学してみたいという気持ちが1%でもあるならば、その気持ちを大切にして挑戦してほしいと思います。次はみなさんの番です!応援しています!

これから留学へ行く人へのメッセージ

自分の目で見ること、そして自分の心で感じること。これは、私がこの留学で一番大切にしたことであり、これからも大切にしていきたいことです。メディアが報道している状況と実際は必ずしも一致していません。だからこそ留学することは必要であり重要だと思います。かつて経験した事のない困難にぶつかったり、不安になったり、臆病になることもあると思いますが、その経験が、未来の自信!になるはずです。頑張ってきてください!