留学大図鑑 留学大図鑑

あーちゃん

出身・在学高校:
日立第一高等学校
出身・在学校:
東京大学
出身・在学学部学科:
医学系研究科 健康科学・看護学専攻
在籍企業・組織:

留学の経験をこちらのブログに綴っています。
留学についての質問や相談などがあれば、ブログにコメントやメッセージいただければお返事いたしますので、お気軽にどうぞ!


最終更新日:2018年12月28日 初回執筆日:2018年12月28日

看護の研究と臨床の距離を縮める!の最先端

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アルバータ大学
  • カナダ
  • エドモントン
留学期間:
6か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,510,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

「看護の研究成果を臨床でスムーズに活用できるようにする!」というのが私の大学院での研究テーマです。それを学ぶために、この分野の第一人者であるアルバータ大学のEstabrooks教授のもとへ飛び込みました!この留学を通して、分野の知識を得ることはもちろん、日本においてどうすれば研究と臨床の距離を縮める事ができるのかについての答えを見つけることが目的でした。
留学の内容としては、主に以下のような活動をしました。
1.Knowledge Translationの知識の取得
(講義の受講、教授やメンターとのディスカッション、学会への参加など)
2.研究の経験を積む
(大規模介入研究のミーティング参加・見学、データ分析・論文執筆など)
3.自身の博士課程の研究計画の洗練
(留学先の教授から指導を受ける)
4.カナダの医療機関の見学

留学の動機

正直、私は留学をする気は全くありませんでした。でも教授に留学を強く勧められ、しょうがなく...という感じで留学に向けて動き始めたのをよく覚えています。一方で、私の研究テーマであるKnowledge Translationは日本では研究している人が非常に少なく、国内で学べる場所はなかったため、留学する必要性は以前から感じていました。教授に背中を押され、分野の第一人者のもとに飛び込む事を決心しました。

成果

第一人者のもとで学ぶ事で、分野の全体像や流れについて広範な知識を得ることが出来ました。また、研究の実際や手法を学ぶだけでなく、多くの研究者とのつながりが出来たり、日本との研究環境の違いについて知ったり、研究者の姿勢について学んだりと、研究者として一回り成長できたと思います!

ついた力

自分を受け入れる力

カナダは移民の国と言われますが、本当にみなさん多様です!白人・黒人・アジア人などなど様々な国から来ていて、みなさん自由に生きています。そんな周りの様子をみて、ありのままの自分で良いんだなと思うと同時に、「私は日本人!」と日本人でであることにとても誇りを感じました。

今後の展望

留学を経て、分野について非常に幅広く学ぶ事ができましたが、自身の疑問に対する決定的な答えを見つけることは出来ませんでした。留学で得た知識やつながりを活かして、これからも探求を続け、日本の看護をより良くすることに微力ながら貢献したいと思います!

留学スケジュール

2018年
4月~
2018年
9月

カナダ(カナダ(エドモントン))

アルバータ大学の研究プロジェクトチームに加わり、Knowledge Translationの知識の習得・データ分析と論文執筆・大規模介入研究の見学・博士課程の研究計画の洗練・医療機関の見学などをさせてもらいました。移民の国カナダらしく、研究チームのメンバーは様々な国や研究分野から集まっていて、とても多様なメンバーでした。エドモントンは道端にウサギやグースがいるなど自然も豊かで、人々はとても気さくで、素敵な街で楽しかったです。3食付きの寮のようなところに住んでいたので、3か月を過ぎた頃にカナダ料理に嫌気がさしてしまい何も食べたくなくなってしまった時期もありましたが、エドモントンには日本食屋さんもたくさんあるので、何とか乗り越えました。

費用詳細

学費:納入総額

125,000 円

住居費:月額

95,000 円

生活費:月額

30,000 円

4月の様子。まだ雪が残っていました...!
家を出たらいたウサギさん。
日本食屋さんで牛丼頼んだら出てきたもの。これは、牛丼...?
費用詳細

学費:納入総額

125,000 円

住居費:月額

95,000 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

ビザでの失敗談です…!ビザを取得しての入国が初めてだったので、よく分かっておらず、渡航前に入国管理局から送られてきたレターが正式なビザだと思い込んでいました。それをコピーして持参し、いざ入国審査の時!半年の滞在で勉強をする、と担当者に伝えると何の提出も求められずに入国できてしまいました(カナダは半年以内ならビザ不要で滞在可能です)。後日、大学に行き担当者からビザの提出を求められ、コピーして持参したレター(ビザだと思い込んでいた)を渡した際に、入国の際に書類を提出して正式なビザを発行してもらわなければいけなかった事が発覚...!カナダ国内では発行する方法がないとの事で、一度出国して再入国しビザを発行してもらう事に。すぐさまアメリカのシアトルへの航空チケットを取って、再入国時に無事にビザを発行してもらいました。アメリカへの入国時、1泊しかしない事を告げると審査官にかなり怪しまれました...。留学の初めから出鼻をくじかれましたし、出費も痛かったです。皆様もお気をつけください!

近代的なシアトルの街並み

思い切って直接メールしてみる!

  • 留学先探し : 大学院

私は、留学先の教授とは以前は何のコネクションもありませんでした。ですが、せっかくなので分野の第一人者のもとで学びたいと思い、思い切って直接メールを送ってみました。1度目は返信をいただけませんでしたが、1週間後に再度送ってみたところ返信をいただくことができました(留学中、教授が「未読メールが200通もあるわ!」と言っていた事があったので、おそらく1通目は埋もれてしまって見逃されてしまったのだと思います)。その後、留学目的や内容について何度かやり取りをし、オンラインでの面談を通して留学を受け入れてもらえることになりました。英語が苦手だった私は、1通のメールを書くのにも半日ほど費やす状況でしたが、研究室の先輩や先生方に助けてもらいながらなんとか自分の思いを伝えました。このように、とにかく行動してみる、飛び込んでみる事で道が開ける事もあると思うので、コネクションがなくても諦めずに飛び込んでみる事をおすすめします!

これから留学へ行く人へのメッセージ

海外について、メディア等を通してただ知識として知っている事と、実際に体感する事は全く違うという事を実感しました。海外に飛び込むのはとても勇気のいる事ですし、準備も大変ですが、必ず何か得られるものがあると思います!一緒に日本の留学機運を醸成していきましょう!