留学大図鑑 留学大図鑑

meru

出身・在学高校:
神戸高等学校
出身・在学校:
京都工芸繊維大学大学院
出身・在学学部学科:
京都工芸繊維大学
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年12月28日 初回執筆日:2018年12月28日

多様性にもまれて学ぶデザイン

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アールト大学 IDBMプログラム
  • フィンランド
留学期間:
10カ月
総費用:
1,850,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

サービスデザインを実践的に学ぶためにアアルト大学のIDBM (International Design Business Management)プログラムに参加しました。日本の大学とは、授業のスタイル、先生と生徒の関係、学生の意欲など全てが異なっていて毎日が刺激的でした。自分よりはるかに知識や経験を持つ学生と授業を受け、自信を失いながらも、食らいつこうと必死になって授業に取り組みました。また、多様な学生と交わることで、領域を超えた人材を目指すよりも先に、まずデザイナーとして専門性を高めたいと気づくことが出来ました。これまで何も知らなかった世界に少し触れたことで、住む場所や働く場所として選択肢が広がったこと、一生繋がっていたい尊敬できる仲間に出会えたことが留学での一番の収穫です。

留学の動機

日本ではUXデザインやサービスデザインの専門性を高めながら、デザイン、経営、エンジニアリングの3領域を越境する人材を目指して、幅広く学んでいました。日本でのプロジェクトを通して他分野の学生とのコラボレーションを学んできましたが、それらの学びをより多様性がある環境で試したいと思い、世界中から学生が集まるアアルト大学に留学を決めました。

成果

デザイン、ビジネスを学ぶ多国籍の学生とチームを組み、実社会の課題解決に取り組みました。最初は英語も聞き取れず、チームにおいて自分が無力であることに苦しみました。その中で、ビジュアルで情報を整理し議論を円滑にしたり、プロトタイプを作って見せるなど、デザイナーとしてのスキルを最大限に発揮することを心掛けました。その結果チームに貢献でき、困難な状況でも乗り越えられるという自信を持つことが出来ました。

ついた力

挑戦力

グループワークで自分が役に立たない辛さを経験したが、欠点があってもスキルを最大限に活かして乗り越えた。その成功体験が自信に繋がり、自分にとって困難な環境でも果敢に挑戦したいと思うようになった。

今後の展望

世の中の人々を笑顔にするようなサービスを、多様な人々と一緒に作っていきたい。そのためにまず、デザインの専門性を磨く。この留学で後悔もたくさんあり、海外で戦っていけないと感じたので、日本で経験を積んだ後、海外にもう一度チャレンジしたい。

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
6月

フィンランド(ヘルシンキ)

IDBMプログラムに参加し、デザインやイノベーションに関連する授業を受けた。後半の半年はプロジェクトであった。ヘルシンキのスタートアップエコシステムの課題解決に取り組んだ。期間中には、フィールド調査の為にサンフランシスコとコペンハーゲンへと向かった。最終報告会では、プロジェクトの成果をクライアントや参加者にフィードバックをもらった。クライアントにとって有益なアウトプットをもたらすことができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

60,000 円

プロジェクトのチームメンバー
大学の図書館
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

60,000 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

留学先で出会った友達は、行ってよかったと思える一番の理由。精神的にしんどい時もお互い支えあって、たくさん遊んだ。国を超えてこんなに仲良くなれると思っていなかった。

夏は毎日ピクニック

この国のことが、とても好きになった瞬間

フィンランドは自然が豊かで、暮らしが素敵だった。家から徒歩10分で美しい海があり、冬は凍ってその上を歩いたり、フィンランドは四季で表情が変わるので面白かった。

家からすぐ近くの凍ってる海
ヌークシオ国立公園
クリスマスのヘルシンキ

伝えようという気持ちがあれば大丈夫。

  • 語学力 : 英語

私は自分に自信がないことや、間違ったり途中で言葉が出てこないことを恐れて、なかなか英語が上達しまなかった。失敗は恐れてしまうもの。まずは自分のつたない英語でも聞いてくれる友達とたくさん話す。留学生は同じ気持ちを経験したことがあるので、理解してくれると思う。自分が思っているより相手は間違いを気にしていない。話したい、伝えたいという気持ちが届くことが大事だと思う。

これから留学へ行く人へのメッセージ

一歩外に出ることで、これまでの常識が壊されたり、ものの見方が変わったり、これからの人生に影響を与えるような経験ができると思う。居心地の良さに浸かることも幸せだが、居心地の悪い環境に飛び込んで、居心地が良くなるように自分を変えていくことが私は好きだ。