留学内容
植物の塩吸収メカニズムの解明を目指す研究インターンシップを行った。津波などにより発生する「塩害」は、世界の農業に大きな損失をもたらす。その解決策として、植物で塩を吸収させることで、農家が本来の生業を失わず且つ、汚染土壌を浄化できると考えた。実際のインターンシップ内容は以下の通りである。
1)植物のスクリーニング...異なる濃度の塩水を与え、生き残ったサンプルが塩に強いと言える。
2)シンクロトロン(超高性能なレントゲンのような機械)...生き残った植物サンプルのどの細胞にどのくらい塩が蓄積しているかを画像解析により特定。
3)ブリーディング技術の獲得…育種の技術を学び、より塩に強いラインを作ることを目指す。