留学内容
ナスやトマトなど200種以上の植物に感染する植物病原菌の感染メカニズムを明らかにする。植物病原菌の研究が盛んにおこなわれている研究所に滞在し、植物を用いた1連の研究手法を習得する。植物病原菌の病原性因子の活性中心を特定するための実験を様々な方法で行った。その結果、植物中の活性中心である可能性が高いアミノ酸が明らかとなり、少しずつ病原性因子の機能が明らかになりつつある。
最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
ナスやトマトなど200種以上の植物に感染する植物病原菌の感染メカニズムを明らかにする。植物病原菌の研究が盛んにおこなわれている研究所に滞在し、植物を用いた1連の研究手法を習得する。植物病原菌の病原性因子の活性中心を特定するための実験を様々な方法で行った。その結果、植物中の活性中心である可能性が高いアミノ酸が明らかとなり、少しずつ病原性因子の機能が明らかになりつつある。
香川県の田畑が次々に宅地化されている様子を見て、農業を活性化することによって田畑を守りたいと思ったことがきっかけ。スペインにある共同研究室へ行き、植物に感染する病気の一連の実験を学ぶことにした。またバルセロナは農業政策によって農業就業者数減少に歯止めがかけられた地域であると聞いたので農業政策についても学びたいと思った。
研究において植物病原菌の病原性因子の植物内での活性中心を推定することができた。これからはより細かい機能について明らかにしていく予定である。
スペインの農業についてジローナで農業をしている方に話を聴いた。バルセロナにも日本のような農業組合のようなものがあると分かり、農業組合の人とコンタクトをとろうと試みたができなかった。
伝える力
バルセロナはスペイン語ではなくカタルーニャ語が母国語でバルセロナ市内を離れるとスペイン語も英語も通じない場面が多々あった。私がとにかく知っている単語を並べたり、ボディランゲージを使って伝えようとすると、相手も理解しようと努力してくれた。言葉がわからないや伝わらないと思ってあきらめるのではなく何としてでも伝えようと試行錯誤して少しずつ言葉を覚えていくこともあると思う。
留学する前は農業を活性化するためには農業というもの自身を大規模に行い法人化することが必要であると思っていた。しかし留学にいって様々な人の話を聞いたり見たりして大量に作物を作っても消費者に買って消費してもらわなければ意味がないという根本的なことに気付いた。よってこれからは消費者が欲しいと思うような作物や付加価値を付けて販売することやモノづくりをしていきたいと考えている。
2018年
9月~
2019年
2月
植物に感染する病気の病原性因子の機能を解明するための実験手法を学んだ。
研究者と実験することを通して自分が将来研究職の道に行くかまたはそのほかの道に行くのか考えた。また、自分の人生の軸についても考えどのように生きていきたいか見つけることができた。
バルセロナではどのような農業政策が実施されているのか調査することを試みたが、途中で連絡が途絶えできなかった。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
留学をするにあたってたくさんの人にお世話になった。その中でも特に研究室のメンバーには大変感謝している。私がバルセロナでの生活に慣れるまで毎週のように遊びに誘ってくれたり、「実験の調子はどう?何か困ったことない?」と助けてくれたり、皆それぞれに自分の研究があって忙しいはずだがお互いに気づかいをしていた。いろいろな国籍の人が所属する研究室だからこそ、留学生の気持ちもわかり、コミュニケーションをこまめに取りながら研究が円滑に進むようにしていると感じた。
留学前に一番困ったことは住む場所を探すことだった。自分で大学の寮のホームページを見たり不動産のホームページを見たりして探していたがとても高かったり、意思疎通がうまくできなかったり大変だった。そのような状況の時留学先の教授とメールをしていてアパートの話になり困っていることを伝えた。そのことがきっかけで教授が動いてくれ、今まで困っていたことが嘘のようにすぐにシェアハウスが見つかった。何でも自分だけでしようと思わず困ったことは誰にでも相談してみると解決策が見いだせることがある。