留学内容
福祉分野、特に高齢者と育児サービスがどのように供給されその仕組みがどうなっているのか、フィンランド型の福祉社会を理解するためにフィンランドへ留学。講義や専門家と話すことで福祉制度についてたくさの理解と知識を得た。留学中、福祉が充実した国であるにかかわらず生活に不満のある移民との出会いで転機が訪れる。そこからはフィンランド型福祉国家の抱える課題が浮かび上がった。以降は、移民の生活支援を行うNGOと密接に協働し、フィンランドにおける移民の暮らしについて研究を進めた。その経験をもとに修士論文を作成し、結果として福祉だけでなく移民という新たな社会問題に気づき、福祉と移民の関係について知見を広げることにつながった。