留学内容
デンマークにおける若者の学校から仕事への移行を支える制度について研究するため、①ホイスコーレにおいて研究活動で必要となるデンマーク語・英語の習得、②大学に所属し、研究手法についての理論(文化人類学、フィールドワークの手法)を学びながら、キャリアガイダンスを実施する専門機関”UUセンター”及び学校中退者の受け皿として機能するオルタナティブな学びの場”生産学校”での参与観察、スタッフへのインタビュー調査、の二つの計画を立て留学を実行しました。①では、デンマーク独自の寄宿生成人教育機関であるホイスコーレでデンマーク人を含めた多様な人々と寝食を共にしながら言語・文化についてディープに、体験的に学ぶことができ、研究に必要となる文献が読めるまで、日常生活で簡単なコミュニケーションがとれるようになるまでデンマーク語が上達しました。また、②では、文化人類学の理論やフィールドワークの手法について大学の講義で学ぶと同時にその理論を生かして関係機関への調査を行い、学校中退者やニート等の若者に対する支援制度について文献の情報を超えて深く学ぶことができました。