留学内容
日本の基礎研究力の不足という問題点に着目した。日本の技術力の底上げを行うべく研究基礎力を獲得し、有識者となることを目的として、新奇合成法の手法を学びに行った。無機元素の特徴を今一度見直し、その電子状態と反応性に着目し有機合成の手法で新奇ヘテロ元素含有骨格の合成法を学んだ。結果として、合成法の開拓のみならず、新たな無機元素含有骨格の反応性を明らかにし、ヘテロ元素化学の開拓に成功しただけでなく材料創出に取り組んだ。
最終更新日:2020年01月10日 初回執筆日:2020年01月10日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC 710点> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
日本の基礎研究力の不足という問題点に着目した。日本の技術力の底上げを行うべく研究基礎力を獲得し、有識者となることを目的として、新奇合成法の手法を学びに行った。無機元素の特徴を今一度見直し、その電子状態と反応性に着目し有機合成の手法で新奇ヘテロ元素含有骨格の合成法を学んだ。結果として、合成法の開拓のみならず、新たな無機元素含有骨格の反応性を明らかにし、ヘテロ元素化学の開拓に成功しただけでなく材料創出に取り組んだ。
日本の博士課程で有機ヘテロ元素化学に関する基礎研究を行う傍ら、共同研究を進めている。その際に、基礎研究力の低下が顕著に見えており、行き詰まり感を受けた。そのため、日本の基礎研究力の底上げの必要性を感じたため、自らが有識者となり貢献したいと考えたから。
新奇合成法を三か月で開発するという最短で成果を得るためには、一人だけの力では難しいと思った。コーヒーブレイクやビアパーティには積極的に参加し、様々な研究分野の博士やポスドクとの交流をしつつ、研究に関して頻繁にディスカッションを行った。その際に構築した人脈を生かし、分子設計や合成スキームを考え、合成に成功した。
逆境を楽しむ力
最初、留学先の研究室のボスから、三か月という短期間で、私たちの研究に君は貢献できると思っているのかい?と問われ何も答えることができませんでした。
最短期間で最大限成果を出すべく、多国籍かつ様々な研究分野の人々と協力及び議論しつつ、スピード感を意識しつつ研究を進めるという、他者を巻き込んで物事を成し遂げる経験は、今後の研究人生に大いに生かせるものと思います。
なおいっそう研究が好きという気持ちが変わらないだけでなく、多国籍の人々の理解を得つつ研究を進めるのは難しいものの、楽しさの方が勝ったので、外国で研究職につくという選択肢もありだなと思うようになりました。
2019年
8月~
2019年
11月
無機元素の特徴を今一度見直し、その電子状態と反応性に着目し有機合成の手法で新奇ヘテロ元素含有骨格の合成法を学んだ。結果として、合成法の開拓のみならず、新たな無機元素含有骨格の反応性を明らかにし、ヘテロ元素化学の開拓に成功しただけでなく材料創出に取り組んだ。最短期間で最大限成果を出すべく、多国籍かつ様々な研究分野の人々と協力及び議論しつつ、スピード感を意識しつつ研究を進めた。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
最初に住んでいたシェアハウスがトラブル発生して、夜逃げして家を失ったときに研究室のメンバーやいろいろな友達や人々が助けてくれました。
みんな親身になってくれてほんと嬉しかった。
博士課程なら、トビタテ以外にも学振など奨学金制度は多岐にわたります。早めの行動が吉なので情報収集を欠かさないようにした方がいいです。
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