留学大図鑑 留学大図鑑

出身・在学高校:
大分豊府高校
出身・在学校:
大分大学
出身・在学学部学科:
理工学部創生工学科建築学コース
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年02月18日 初回執筆日:2020年02月18日

復興×音楽

留学テーマ・分野:
短期留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ラクイラ大学・ローマ大学
  • イタリア
  • ラクイラ・ローマ
留学期間:
1か月
総費用:
800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 660,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私はイタリアで約1ヶ月間、音楽を通して被災した町の復興に貢献することのできる移動・組立式オーディトリアムの研究をしました。
イタリアのラクイラは、2009年のラクイラ地震の復興の際に、仮設住宅よりも先にオーディトリアム(講堂・音楽ホール)を建て、人々の心のケアをしながら町全体の復興を進めたという事例があります。そこでラクイラという地域に焦点を当てて留学を計画しました。
過去のトビタテ生からラクイラ大学のサマースクールに参加したというお話から興味を持ち、参加しました。日本の沿岸地域の事例を日本人学生が紹介し、対象地域の事前防災のためのデザインを日本、イタリア、他国の学生が検討する内容でした。ラクイラの復興に関わっている現地研究者、日本人の研究者、大学教授や学生にアンケート調査を行い、現地でしか聞くことができない内容を回収することができました。
サマースクール後は、ローマ大学での座学を受けました。最初の講義時間に自分の留学内容についてプレゼン。現地の教授から改善点等を聞き、それを2週間で徹底的に現地調査を行い、最後の講義時間に、その成果についてのプレゼンを行いました。座学終了後に、建築分野の教授の方々にアンケート調査を行い、その後メールのやりとりで研究についてのご助言を頂きました。

留学の動機

被災地を訪れたことで、私は「復興」に興味を持ち、高校時代の吹奏楽部での社会貢献を重視した活動を通し「音楽」が人々の心を勇気づけることを学びました。復興は、単に建物を建て直すということではなく、同時に人々の心の再生・復興にも取組む必要があります。大分も、過去に地震や豪雨に見舞われ、今後は南海トラフの影響も心配され、復興のまちづくりについて学ぶことは、今後、大分に貢献することに繋がると考えました。

成果

帰国後は、留学中に行ったアンケート調査の報告書を作成するにあたり、調査のデータを取り、私の考えるオーディトリアムのプランニングを行いました。
容量の関係で添付は厳しいですが、もし報告書が見たい方がいらっしゃれば連絡お待ちしております。

ついた力

英語でのコミュニケーション力

留学前や当初では、英語で話しかけることが怖かったです。しかし、留学先の教授や生徒、お世話になった方々と英語で話すにつれて、恐怖心が無くなり、今では英語で話したいと思うようにまでなりました。

今後の展望

私は(留学当時)学部1年でまだまだこれからという年齢です。とりあえず、もう一度留学に行きたいという気持ちでいっぱいです。できればアメリカに行きたいです。

留学スケジュール

2019年
8月~
2019年
8月

イタリア(ラクイラ)

ラクイラ大学のサマースクールに参加しました。日本の沿岸地域の事例を日本人学生が紹介し、対象地域の事前防災のためのデザインを日本、イタリア、他国の学生が検討する内容でした。いくつかの班に分かれ、現地のチューターや学生と、日本人学生で沿岸地域の津波対策を考えました。
また、ラクイラの復興に関わっている現地研究者、日本人の研究者、大学教授や学生にアンケート調査を行い、現地でしか聞くことができない内容を回収することができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

3,000 円

班メンバーでの集合写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

3,000 円

2019年
9月~
2019年
9月

イタリア(ローマ)

ローマ大学で座学を行いました。最初の講義時間に自分の留学内容についてプレゼン。現地の教授から改善点等を聞き、それを2週間で徹底的に現地調査を行った。最後の講義時間に、その成果についてのプレゼンを行いました。
座学終了後に、建築分野の教授の方々にアンケート調査を行い、その後メールのやりとりで研究についてのご助言を頂きました。

費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

30,000 円

ローマ大学の前で
費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

100,000 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

地域人材コースにはインターン計20日間が義務付けられているのですが、私のインターン受け入れ先である企業さんからの待遇はとても良く、大変充実したインターンを送ることができました。とても感謝しています。
留学へ行く前のインターンで、私の考えたアンケート調査に対してたくさん助言をして頂きました。私のアンケートは、当初は薄っぺらいもので、とても人前に出せるレベルのものではありませんでした。ですが、何回も何回も修正をすることで、結果的にはとても「軸」のあるアンケート票が完成しました。そのおかげで、留学先でも、「1年生でこんなことする人いないよ!」と何度も言われました。
長々と書いてしまいましたが、結論としては「調査の方法」を学べたと感じています。如何に他人に簡潔に、わかりやすく教えるのか...。とても勉強になりました。これからの学生生活でも生かしていきたいです。

アンケート

自分の身は自分で守る

  • 生活 : 治安・安全

イタリアのローマです。治安が悪いとよく聞きますが、実際に悪いです。同期のトビタテ生が何度かスリなどの被害にあっています。私は慎重な人間なので狙われることは幸い無かったですが、それでも話しかけられることは多かったです。自分の身は自分で守りましょう。

留学前にやっておけばよかったこと

事前準備は大事です。留学中に負担をかけないためにも帰国前に準備をしましょう。
私は、アンケート調査を行うために準備万端でしたが、現地に着いてから考える余裕はなかったので、準備しておいて良かったと心から思いました。

留学を勧める・勧めない理由

少しでも興味があるならば絶対に行くべきです。2週間でも行くべきです。視野が圧倒的に変わります。

これから留学へ行く人へのメッセージ

楽しい留学生活が送れることを心から願っています。