留学内容
正規での留学です。2018年にカナダのアルバータ大学に入学し、4年間(コロナの影響で5年間に延長予定)のプログラムで古生物学を学んでいます(学士号の取得を目指しています)。初めの1年間は他の理系プログラムと同様に基礎的な理系の授業や英語の授業を受け、2年以降からより専門的に地学・生物学・古生物学の授業を受けました。また夏に行われるフィールドでの実習にも参加しました。現在も留学中で今後は授業に加えて個人研究を行い、卒論に取り組みたいと思っています。
最終更新日:2021年06月28日 初回執筆日:2021年06月28日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検1級、TOEFL iBT total: 110> | → | ネイティブレベル |
正規での留学です。2018年にカナダのアルバータ大学に入学し、4年間(コロナの影響で5年間に延長予定)のプログラムで古生物学を学んでいます(学士号の取得を目指しています)。初めの1年間は他の理系プログラムと同様に基礎的な理系の授業や英語の授業を受け、2年以降からより専門的に地学・生物学・古生物学の授業を受けました。また夏に行われるフィールドでの実習にも参加しました。現在も留学中で今後は授業に加えて個人研究を行い、卒論に取り組みたいと思っています。
元々から古生物学(恐竜をはじめとする古代生物の研究)に強い憧れを持っており、日本よりもフィールドがたくさんあり、研究が進んでいる海外の大学への進学を目指していました。その中でも現在通っているアルバータ大学は古生物を専門的に学べるプログラム等もあり、充実した学びを得られると考え選びました。
2021年6月現在も在学中であるため、まだまだたくさんのことを吸収していきたいと思っていますが、これまでも基礎的な科学知識はもちろん、レポートや発表の方法などを学んできました。さらにフィールドに出た際にどのように活動すれば良いかといったより実践的な内容を学んだり、恐竜の化石のクリーニングをさせてもらうなど日本ではなかなかできないような体験もすることができました。
発言をする力
これについてはカナダにいる間はあまり実感がなかった(というより現在でも現地の人と比べると劣っていると感じている)のですが、コロナ禍で日本に長期間戻ってきた時に感じました。カナダ(に限ったことではありませんが)では言ったもん勝ちのような風潮があるため、どのような相手でも自然と自分の意見や要望を主張できるようになったと思います。
現在も在学中のため、とりあえず成績を維持しながら卒業を目指したいです。将来的には研究者を目指しています。古生物学の研究はあまり実生活とどのように関わってくるのかわかりにくい分野かもしれませんが、最近では古生物学の知識を生態系の保全に生かそうという取り組みなども始まっており、そのような活動の一部になれたらと思っています。
2018年
9月~
2022年
6月
古生物学を専攻で正規留学しています(現在も在学中)。4年間のプログラムで初年度は基礎のおさらいがメインでしたが、学年が上がるにつれ、特に生物学と地学のより専門的な内容を学びました。またフィールドに出る授業があったり、今年からは研究も行いたいと考えています。課外活動として化石のクリーニングを行うボランティアも行っています。ただ2020年と2021年前半はコロナ禍の影響で日本に帰国し、オンラインで授業を受けました。また当然ながら化石のクリーニングのボランティアはできませんでしたが、代わりに日本にいる間は地元の次世代科学者育成プログラムで参加生徒の指導の手伝いを行いました。まだ卒業はしていないため引き続きたくさんのことを学びたいと思っていますが、今後は古生物学を通して生態系保全を行うような取り組みを考えたいと思っています。
学費:納入総額 8,000,000 円 |
住居費:月額 100,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
学費:納入総額 8,000,000 円 |
住居費:月額 100,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
カナダで迎えた初めてのクリスマスのこと…。当時は寮生活でまだ勉強にも余裕があったので、週末になれば隣近所の部屋の子達とパーティーをするような毎日を過ごしていましたが冬休みに入るとカナダ出身の子たちは実家へと帰省して行き、その時ばかりは寮がほとんど空っぽな状態でした。それもそのはずで、キリスト教がメジャーなカナダではクリスマスは家族とゆっくり過ごす、日本で言えば大晦日ー元日のような時間なのです。私は特にすることもなかったのでロッキーの方へ一人旅に出ようと計画を立てていたところ、そのことを聞いた友達の一人が家へ誘ってくれました。とはいえすでに旅行の計画をある程度立てていたのと、どこか申し訳なさを感じていたためクリスマスディナーだけ参加させてもらうことにしました。実際に行ってみると家族の一員のようにとても暖かく迎えていただき、楽しいひと時を過ごすことができました。カナダの人たちの暖かさを感じた瞬間でした。翌年、その友達と都合をつけることはできなかったのですが、また別の友達の家へ泊まりがけでクリスマスを過ごしました。
カナダでは新型コロナウイルスが流行り始めたのは比較的遅かったのですが、入ってきてからは瞬く間に広がりました。そして2020年の3月下旬、このままでは日本に戻れなくなるのではないかと思い、学期途中ではあったものの日本に帰国することにしました。結局その後一年半もの間日本に居続け、一年分の授業をオンラインでこなすことになりました。オンライン授業はとても過酷でした。何より時差の関係で授業によっては夜中に起きなければなりませんでした(もちろんそのようなことを考慮し、授業を録画してくださる先生方もいましたが)。またディスカッションなどもなく、授業もとても淡白に感じてしまいました。しかし一方で日本にいたからこそできたこともありました。その一つが地元(滋賀県)で開講されている次世代科学者育成プログラムの指導を手伝ったことです。子供に科学を教えることの喜びや地元の素晴らしさを再発見できる非常に良い機会となりました。
もともとカナダは寒いことで有名ではありますが、私のいるアルバータ州はロッキーを挟んで海とは逆方向にあるため非常に乾燥した冷たい風が吹き下ろしてきます。そのため雪はそれほど多くは降らないものの、かなり冷え込むのです(それでも現地の人に言わせれば温暖化で昔ほど寒くはないようですが)。氷点下が1ヶ月以上続くこともあり、もっとも気温が低い時には−40℃近くにもなります(体感温度はもっと寒いです)。そのような時は外に出ないのが一番ですが、授業や買い出しのため引きこもっているわけにもいきません。幸いにも建物や公共機関は全館暖房でとても快適であり、建物と建物をつなぐ地下道や歩道橋も整備されているため、秋までの間にそれらを確認しておくことをお勧めしておきます。それでも長時間外を歩かなければならない場合は、末端から冷えてくるため、厚手の手袋と靴下、防水性に富んだ暖かいブーツ、耳当ては必須アイテムです。それに厚手のダウンジャケットを合わせればなんとかカナダの冬はやり過ごせます。
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