留学大図鑑 留学大図鑑

fujiharu

出身・在学高校:
宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

将来、経営者を目指している方、質問は、可能な範囲でお答えします。


最終更新日:2023年12月28日 初回執筆日:2023年12月28日

世界一の経営者を目指して

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ILAC(International Language Academy of Canada) Vancouver
  • カナダ
  • バンクーバー
留学期間:
三週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 350,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

テーマ:「多民族国家のカナダで経営学について学ぶ」当初は、カナダのバンクーバーにある国立公園や科学技術館、世界遺産などの観光スポットを訪問することという留学を予定していました。実際に、現地では多くの場所を訪問しました。

留学の動機

私は、読書をすることが趣味で多くの本を読んできました。その中で、「深夜特急」という海外について書かれていた本にはまり、自分も海外に行ってみたいという思いが強くなったことや将来経営者になるため、少しでも早く、海外を体験しておきたかったからです。

成果

気づいたことは同じ飲食店でも場所によって外観が異なるということです。その土地周辺にある建物に合わせて、つくられていました。会社がその土地のイメージを壊さないように配慮し、チェーン店のデメリットである外見を工夫し、客を飽きさせず集める仕組みがあると思いました。

ついた力

諦めない力

きついとき、走るのをやめたらそれまで。走り続けたからこそ、周りとは違った景色が見える。

今後の展望

私は、将来起業して、世界の誰か(多くの)needsに答えている経営者になる。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

カナダ(バンクーバー)

私は主に体験型活動に参加し、カナダにある国立公園や科学技術館、世界遺産などの観光スポットを中心に訪問した。私はこれまで住んできた日本という国と比較して、カナダの大自然や建物一つ一つの大きさには驚きを受けた。観光地の周辺には飲食店があり、地域ごとによって同じ店舗でも外見や中の内装が異なることに気づいた。よく観察すると、その土地周辺にある建物に外観を合わせており、調和させていることに気づいた。これは運営する会社のその土地のイメージを壊さないようにとの配慮から作られたのだと考えた。観光客は、初めての土地でも見知った店舗に入ることで安心を覚えるうえ、店舗の外見はその土地の景観に合わせているので、自分は観光の気分を邪魔されずに入店できる工夫なのだと思った。企業のこういった気遣いが、売上に繋がっていることは私にとって新鮮な学びであった。

 次に、私がホストファミリーと生活を送る上で得た学びは以下のようなものがあった。当初の予定では、ホストファミリー経由で、自分が見知った職業人と関われる機会を得られるように依頼する計画をしており、実際にこの計画を成功させることができた。
ホストファミリーは6人で生活しており、そのうち3人がサッカーのクラブチームに入っていた。私自身、学校の部活でサッカーをしていることもあって、現地のクラブチームに参加することができた。カナダのスポーツに関する考えは楽観的であり、スポーツは、競うのではなく楽しむことが目的なのだと、という印象を持った。例えば、チームメイトのミスに対して、厳しい言葉をかけるのではなく、励ましの言葉をかけていた。スポーツの語源も遊びと言われるように、楽しむことが大前提にあるのがスポーツだと身をもって気付かされた瞬間であった。サッカーを取り巻くコーチ陣の環境については、一人でも十分に成立する監督だけでなく、ゴールキーパー専門のコーチや実戦担当、トレーニング担当などがおり、総計で7人のコーチが在籍していた。それらのコーチ陣の声の大きさにも驚かされた。サッカーという競技に対して、選手だけでなくコーチ自身も向き合う姿勢そのものに、私自身、練習中や試合中に大きな活力をもらった。日本での私はサッカーに対して自惚れていた部分が否めない。この場所に来て、生徒やコーチのサッカーに対する情熱、楽しむ心に心を動かされた。私にとってサッカーの監督という身近な職業だからこそ気づけたことがたくさんあり、今後の部活動に、より一層誠意を入れて取り組みたいとも思った。もちろん苦しんだ時期もあったが、それ以上にカナダのサッカーから学ぶことが多かった。出来ないとこれまで思っていたことの大半は、ただ自分の思い込みで出来ないと思い込んでいただけだ、と気づくことが出来た。自分には、まだまだできるはずなのに限界を決めて、挑戦できていないことが多いのではないかと思った。これからは、限界を自分で決めることがないよう、まずは挑戦することから一生懸命にやりたい。また、私以外のクラブの人は現地に住む人ばかりだったが、コーチの特別な許可を以て練習に参加できたことについても、この場を借りて感謝申し上げたい。

 最後に、平日午後の時間帯に参加した授業についての気づきを述べる。カナダに行く前に学校の注意事項が記載された資料が配られた。そこに記載されていたのが、授業開始時間の10分までなら授業に参加できるというものだった。私は、これを見たとき、「10分の遅刻が許されるのか」と思っていたが、実際は30分、1時間経って、ようやく授業に参加する生徒もおり、その生徒に対しても、先生が強い指導をしないことに驚いた。一方で授業の途中で抜ける生徒もおり、日本の授業とは全く異なると思った。日本の授業は成果主義的な一面も強く、読み書きを中心として、知識・学力を上げることが目的の一方通行の授業が展開されることも多い。一方、カナダは、過程主義であり、答えに辿り着くまでのディスカッションが長く、生徒主体で授業が進んでいた。他にも、できる限りにおいて、生徒を叱責するのでなく褒める授業スタイルであることに気づいた。デ一見するとリラックスした雰囲気での授業であったが、テストや先生が出した宿題などは、全員がきちんと提出しており、「やるべきことはやる」という姿勢が印象的であった。私はカナダの授業スタイルのほうが自分に合致しており、より好印象であった。生徒主体で話す機会も多く、楽しみながら授業に参加できるという過程を楽しめるためである。過程を楽しむことができることで、更に頑張ろうとモチベーションを高く持てることで、授業外での活動に影響し、好循環を生むことができる。過程主義だと目的を見失ってしまう可能性があると強く感じた。

費用詳細

学費:納入総額

400,000 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

200,000 円

カナダの絶景を見に行った日
ホームステイで知り合ったサッカー好きの友人たち
カナダで知り合った友人たちとの夕食
費用詳細

学費:納入総額

400,000 円

住居費:月額

200,000 円

生活費:月額

200,000 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

朝5:00集合の学校のアクティビティに遅刻したこと。私が住んでいたホームステイから現地の集合場所までは一時間近くかかり、朝ごはんの時間なども考慮すると、3:30amまでには起きなければならなかった。しかし、前日はサッカーの練習が11:00pmまであり、寝たのは02:30amだった。そのため、次の日寝坊してしまい、行く予定だったバスに乗れないという事態になってしまった。しかし、そのときはたまたま途中まで行き先が同じバスがあり、そのバスに乗り、停留場でバスが同じ場所に行き着くのでそこで乗れた。しかし、後一分遅ければ、バスは行ってしまっていたらしいので私は運が良かった。これだけではなく、私は様々なところで遅刻を繰り返してしまった。結果としてすべての企画に参加することはできたが遅刻をしたせいで、多くの人を待たせてしまったことには変わりない。同じ日本人の友人には「日本人?」と疑われたほどだ。それほど私は遅刻をしてしまった。

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遅刻人
アクティビティに参加したときのバス

あなたにとって留学とは?

私はこの留学を通して、色々な人と出会えた。多様民族に出会えたことや、繁華街で物乞いをする人や、必死に路上ライブでお金を稼ごうとする人、バスの中で音楽を鳴らしながら歌う人々など、日本では中々出会うことのない様々な背景を持つ人々や、その人々らが作り出す雰囲気にも出会えたことが印象深い。人生は百人いれば百通りある。その人生を私が自分で決められることこそが、大事なことだと気付かされた。これまで、小学生→中学生→高校生、このあとは大学生→就職…という安定した「レール」に乗ることが「普通」で、それを実行しないとおかしい、という考えが私自身にあった。しかし、色々な人生の在り方を見たことで、人生を形作るのは自分自身で、周りに流される人生は面白くないと強く思った。これまで、自分の中から生まれる小さな声は、大多数からの大きな声の方を優先して消していたが、自分の声を大事にして生きていくことが、本当のやりがいを持った人生を送ることにつながると思った。自分で判断することは、責任やプライド、楽しさが持つことにも繋がるのだろう。帰国して感じたのは、カナダで自分一人の時間が長かったのが良かったことだ。一人の時間が長かったことで、自分の中の小さな声を聞き取ることができた。これからは、一人の時間を大事にし、やりたいことを明確にして、それを達成できるような生活をしていきたい。

友人たちと最も会話を交わした地
カナダのサッカーを学べた

留学前後での、自分の変化

聴く

  • 語学力 : 英語

一生懸命耳を傾ける。

留学前にやっておけばよかったこと

英語の勉強、自分は全然してなくて、会話が難しかったから。

これから留学へ行く人へのメッセージ

なにをするかより、どうやるか、どれくらいできるか。自分が決めた道を、正しいものにする。