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さあや

出身・在学高校:
私立清風南海高等学校
出身・在学校:
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最終更新日:2024年03月06日 初回執筆日:2024年03月06日

子どもを幸せにする教育

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・探究活動
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Gammel Kalkbrænderi Vej 11
  • デンマーク
  • コペンハーゲン
留学期間:
20日
総費用:
1,700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私は子どもを幸せにする教育とはどんなものかを調べるためにデンマークに留学しました。先進国38カ国における日本の子どもの精神的な幸福度ランキングは37位であるのに対し、デンマークは5位なので、日本とデンマークの違いを調べて、日本の子どもを幸せにする方法を見つけようと考えました。子どもの価値観は幼少期の教育に大きな影響を受けると思ったので今回は教育に焦点を当てました。
留学中は現地の幼稚園の見学や先生へのインタビュー、街頭インタビューと教師のホストファザーと話すことが探究活動でした。個人主義で子どももひとりの人間として尊重されるところが幸福の理由だと仮説を立てていましたが、個人主義による欠点が見つかったり、時間や信頼が大きな役割を果たすと気付いたり、仮説は当たらずとも遠からずという感じでした。

留学の動機

もともと海外にあこがれがあり、留学に興味を持っていました。でも、英語を勉強しに行きたい!というわけではなかったので、自分で計画を立てられるトビタテがすごく魅力的に見えました。私はトビタテに応募する前ははっきりした将来の夢がなかったので、留学のテーマをどうしようかと自己分析を繰り返し、子どもに関わる留学がしたい、将来は子どもを精神的に幸せにしたいと思ったのでテーマを子どもの幸福に定めました。

成果

英語が得意ではなく、経験がなかった私にとって街頭インタビューはすごくハードルの高いものでした。だれにも声をかけることができない日が続きましたが、日本に帰る3日前にこのままじゃ終われないと思い、たくさん街頭インタビューされていた人にインスタで連絡を取りアドバイスをもらいました。翌日インタビューに成功し、案ずるより産むがやすしということわざを実感しました。一気に自分に自信がついたので成長を感じました。

ついた力

一歩踏み出す力

留学前は失敗する可能性が高いものはやりたくないと思っていましたが、とりあえずやってみる力が付きました。街頭インタビューや、自分の夢を他人に語ること(それもすごく大きな夢です)などです。これはせっかく留学に来ているんだからやりたいことやらなきゃもったいないという思いや、日本に帰るんだから失敗しても恥ずかしくないと思えたことが大きいと思います。本当に初めの一歩はその道の半分に値するなぁと思います。

今後の展望

将来は子どものメンタルケアや居場所を作ることで日本の子どもを精神的に幸せにしたいです。そのために大学で心理学と教育学を学ぶつもりです。心理学ではカウンセリング技術を、教育学では幼少期の教育が子どもの価値観に与える影響を学びます。また、留学してカウンセリングが当たり前の状況や、日本の子どもとの考え方の違いなどを学びたいと思っています。学んだことはすべて子どもを幸せにするために捧げるつもりです。

留学スケジュール

2023年
8月~
2023年
8月

デンマーク(コペンハーゲン)

教師と心理学者がいる家庭でホームステイをしました。彼らと子どもの幸福について毎日のように語りました。私は同調圧力が日本の幸福度が低い原因で日本人も個人を尊重する考え方になればいいと思っていました。しかし個人主義ゆえに親の都合で引き裂かれる子どもがたくさんいると聞いて、一概にはどちらがいいとは決められないと思いました。また、幸福度が高い国では子どもはスマホやテレビをあまり見ないのではないかと思っていましたが、毎日アニメを見ていたりと日本人とあまり変わらない生活スタイルだったことに驚きました。それから、幼稚園の見学と先生へのインタビューを行いました。幼稚園にはひじから先がない子がいました。周りの子どもにとってはそれが当たり前で、お互いができることで助け合う環境だと聞きました。個人主義よりも特徴を生かすという考え方が気に入ったのと、幼少期の環境の大切さを実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

帰国する前にホストファミリーが遊園地に連れて行ってくれました
日本にはないかごに乗って移動するタイプの自転車です
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

ホストファミリーには8歳の女の子と5歳の男の子がいて、レゴやポケモンが大好きでした。私が留学した時にはアイロンビーズがブームだったようで一緒に作ることで仲良くなっていきました。ですが、ずっと一緒にたくさんの作品を作っていたにもかかわらず、1つだけ見せてもらえないものがあって不思議に思っていました。とはいえ子どものブームは入れ替わりが激しく、すぐにUNOに取って代わられてしまい、アイロンビーズのことなど忘れてしまっていました。そんなこんなで帰国前日。ホストファミリーからたくさんのプレゼントをもらいました。その中に、ピカチュウのアイロンビーズがあったのです!しかもビーズの穴に紐が通してあってネックレスになっていました。聞くと、スケボーに乗っているピカチュウだそうで大作にびっくりすると同時にすごくピカチュウが愛おしくなりました。今でも大切に部屋に飾り、定期的にそれを見てはニヤニヤしています笑

ホストファミリーからのプレゼント!

留学先の探し方

  • 留学先探し : 語学学校

留学先がメジャーでないところの場合、留学生を受け入れてくれる機関を探すことが非常に困難な場合があります。私もデンマークに留学する際、留学先探しにとても苦労しました。そもそも語学学校がほとんどないうえに、長期(3か月以上)の留学生や現地の人々のための学校ばかりで、私のような短期間だけ外国人を受け入れてくれる学校はありませんでした。ですがそんなことは言ってられないので、とにかく色んな学校にメールを送りました。断られると分かっていても一度連絡を取り、私が通えそうな学校はないかと図々しく尋ねてみました。すると情報を提供してくれる学校もありました。また、トビタテの先輩にインスタで連絡を取り、どこか受け入れ先を知らないか尋ねてみました。結局受け入れ先機関は見つからなかったですが、教師と心理学者の家庭にホームステイできるエージェントを見つけました。私の探究活動的には学校に通うよりもいい選択になったと思うので満足です。
もし留学先が見つからない人がいたら、連絡をくれたら相談に乗ります!

留学前にやっておけばよかったこと

英語の勉強、特に発音の勉強をもっとしておけば良かったと思います。難しい単語を使うことはあまりなく、会話の中で使えるリアクションの表現など、英会話に力を入れるべきだったと思います。それから、日本について知るといいと思います。といってもどうしていいかわからないと思うのでおすすめは、留学先と日本を比較することです。食事や宗教、政治のシステムなどの違いを調べ、気になったものを追究するといいと思います。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学を強く勧めます。理由は3つです。1つ目は、価値観が変わることです。異文化に飛び込むことで自分の常識が壊されます。これは他者を受け入れることに繋がります。2つ目は、世界に繋がりができることです。多様な情報が入ってきますし、日本以外にも面白い人はたくさんいます。3つ目は、自分について考えるようになることです。海外で自分自身について聞かれるので、自分のことを深く考える良い機会になります。

これから留学へ行く人へのメッセージ

全員が全員留学に行くことによって人生が変わるかはわかりませんが、留学がこれからの人生に影響を及ぼすことは確実だと思います。その変化を恐れずに、楽しんで!私がトビタテの事後研修で印象に残った言葉を紹介しておきます。「決断が先 プロセスは後」です。今これを読んでいるということは留学に興味があるかと思います。いろいろ不安があると思いますが大抵はどうにかなります。まずはやりたいことを決断しましょう!