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かーりー

出身・在学高校:
徳島県立脇町高等学校
出身・在学校:
香川大学
出身・在学学部学科:
経済学部地域社会システム学科
在籍企業・組織:

私の経験上で話せることは喜んで共有します!返信は遅くなってしまうかもしれませんが、いつでもどうぞ!


最終更新日:2017年03月02日 初回執筆日:2017年03月02日

フィジー語学留学を経て、国際支援を考える

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Free Bird Institute、JICAインターンシップ、NGOモヨ・チルドレン・センター、NGO CORE
  • ケニア・コートジボワール・フィジー諸島
留学期間:
フィジー5ヶ月、コートジボワール1ヶ月、ケニア 6ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC550点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC700点>

留学内容

留学期間は1年であり、その間フィジー、コートジボワール、ケニアの3カ国に滞在しました。まず、フィジーでは5ヶ月間、Free Bird Instituteという英語の語学学校に通いました。インディアンの家庭にホームステイをしていました。次のコートジボワールでは、JICAインターンシップとして、開発コンサルタントとJICAが共同で行うプロジェクトにインターン生として参加しました。プロジェクトにがっつり携わり、資料をまとめたり現地の住民にインタビューを行ったりしました。自分の学びをコンサルタントの方々に英語でプレゼンテーションする機会もあり、様々なことを経験させていただきました。ケニアでは土木系のNGOと孤児院で研修を行わせてもらい、現地の若者とともに道路の修復を行ったり、ストリートチルドレンの子供たちと一生懸命に向き合ってきました。

留学の動機

国際支援に興味を持ったことがきっかけです。中学生の頃にマザーテレサの伝記を読み、貧困に苦しめられる人がたくさんいることを知り、また彼女の生き方に感銘を受けました。そこから新興国について関心を持ち、国際支援に関わりたいと思うようになりました。座学では特にアフリカについて学び、短期ボランティアでアジアにも行ったのですが、「国際支援って必要?」と思うようになり、様々な現場に行きたいと留学を決意しました。

成果

英語力は、フィジーの語学学校を通してレベルアップしたと思います。渡航前と比べてより発言できるようになり、クラスのレベルも2つアップし、帰国後のTOEICの点も150点上がりました。そのあとのインターンシップや新興国での生活では、その国の新しい価値を見つけ出したり、そこにある素晴らしい生き方や伝統的なものを他の国に伝えていったりすることが、新しい国際支援の在り方だと考えるようになった。

ついた力

尊敬力

今まで自分が暮らしていた場所とは異なる場所へ行くので、当たり前ですが、日本にある価値観が全く通用しません。フィジーには「ケレケレ」と言い、人の物を何も言わずに勝手に使う文化があります。このようにその国独自の価値観、考え方があり、それをきちんと飲み込み、理解することが大切であると気づきました。異なる国の人たちと何かをするには、相手の文化や相手自身のことを尊敬することから始まることを学びました。

今後の展望

留学を通し、その国にある生き方や特産品を他国に伝えていくことが新しい国際協力だと感じたので、まずそれを日本で実現していきたいと考えています。直近では、その考えにあった理念を掲げている企業に就職し、新興国の可能性をどんどん広げていきたいです。

留学スケジュール

2014年
9月~
2015年
2月

フィジー諸島(ラウトカ)

5ヶ月間、Free Bird Instituteという英語の語学学校に通いました。大学の先輩がこの語学学校に留学しており、そこでの経験がとても魅力的に聞こえ、英語もカッコよく話していたので、ここに決定しました(笑)。ネットでも「フィジー 英語」と検索すると一番上に出てきます。ここでは毎日午前に文法のクラス、午後にディスカッションやスピーチをするスピーキングのクラスがあります。クラスもレベル分けされており、入学時に受けたテストの結果で配属するクラスが決まります。レベルアップテストも週に1回あり、希望者は筆記とスピーキングのテストを受けます。私は卒業までに2レベルアップしました。また、フィジアンあるいはインディアンの家庭でホームステイできるプランがあり、私はインディアンの家庭に滞在していました。学校から帰った後も英語を使え、フィジアン文化だけでなく、インディアン文化も学べる絶好の機会です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

インドの衣装、サルワルカミを着て。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ケニアのティカという町にある、子供の施設で4ヶ月間研修を行いました。ここにはストリートで生活していた子もいれば、両親が亡くなってしまった子供など様々なバックグラウンドを持った子たちがいました。しかしそんな彼らと過ごした時間は私にとって、本当にかけがえのない時間になりました。最初は全く目を合わしてくれなかった子供も、その子特有のリズムを知っていき、時間をかけて少しずつ距離を縮めることによって、最後には「Yuri!」と私の方へ近寄ってきてくれ、その日学校であったことを楽しく話してくれるようになりました。施設に来る前の生活を教えてくれたり、すでに亡くなった両親との思い出話を話してくれるようになった子もいます。少しずつ同じ時間を積み重ねていくことで、彼らの生き様を知り、過去を乗り越えたり、受け止めたり、受け止めきれなかったりする中で、今を生きているのだと感じました。選択肢がたくさん広がっているかというとそうではないかもしれませんが、限られた中で力強く生きている姿からは教わることがたくさんありました。彼らと関わったからこそ、一緒に生きた時間をきちんと自分の場所で活かしていかなければならない使命感も感じました。遠い場所で生きていても、彼らは私の中でずっと大切な存在であり、彼らに関わるかもしれない日本での今を丁寧に生きなければいけないという、当たり前のことに気付かされました。

施設の子供達と

頼れる人は頼りまくる!

  • 留学先探し : インターンシップ

まず、南国での語学学校の見つけ方は先の文章で書きました。大学で出会った先輩が「フィジー」という国の語学学校に行っており、また新興国での暮らしも経験できると思い、ネット検索で見つけました。このように、その後のインターンシップ(課外活動の現場)先を探すためにも、ネットで「興味のあることor行って見たい国×インターン」で検索すると、何個かヒットするものが出てきます。まずはそこから始めてみてもいいかもしれません。私はその次に、大学の様々な教授に相談しました。留学を斡旋しているインターナショナルオフィスの先生や、アフリカで研究を行っている教授、またJICAの客員教授である先生にも相談しました。「アフリカに行って、何かインターンがしたいんです!」という、何とも漠然としたお願いでした(苦笑)。それでも先生方は現地の知り合いの方を紹介してくれたり、JICAインターンの募集を教えてくれたり、留学実現に向けて共に一喜一憂してくださいました(苦笑)。このように自分のやりたいことや興味のあることに従事している学校の教授などに思いっきり頼ることは、可能性の選択肢を与えてくれ、留学中の計画が少しずつ形作られていくと思います。周りの人にやりたいことを伝え、漠然としていてもその熱意を見せていきましょう!教授にメールをするか、研修室へ行く。そんなに難しいことではないと思います!

これから留学へ行く人へのメッセージ

経験は知識に勝ると思います。留学中に現地で皆さん自身が経験することは、頭でわかっている当たり前をより裏付けたり、より良い方向へ導いてくれると思います。新しい景色や世界が待っています。楽しみでしかない!ワクワクでしかない!ぜひ自分にしかできない留学を楽しんできて下さい!