留学内容
ポップカルチャーの輸出入とソフトパワーについて追及するため、ボローニャ大学で勉強しながら、現地の日本文化研究団体でのボランティアに携わりました。
最終更新日:2024年10月01日 初回執筆日:2024年10月01日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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イタリア語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<CEFR B1> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<CEFR B2> |
ポップカルチャーの輸出入とソフトパワーについて追及するため、ボローニャ大学で勉強しながら、現地の日本文化研究団体でのボランティアに携わりました。
大学に入って留学生と仲良くなり、漫画やアニメといったポップカルチャーの影響が大きいことを実感したことも大きなきっかけです。異国の人を日本にまで呼び寄せる、その魅力とはなんだろう?現地ではどのように受け入れられているのだろう?と疑問に思い、確かめたいと思いました。
最終的に、渡航先では様々な刺激を受けて興味のある領域が拡大しました。また、現地で日本文化の受容のされ方を観察し、どのような層がどのようなコンテンツに興味があるのかを自分の目で見ることができたのは、大きな学びでした。また語学力も向上し、英語・イタリア語ともにCEFR B2~C1レベルまで到達することができました。
自己中心力
渡伊してからは言語の壁もあって伝わらなかったり、授業に歯が立たなかったり、そもそも「何もかもが分からない」ということがやたら恥ずかしくなったりして、自分の殻にこもった時期もありました。その後、周りの目や結果を気にせず、とにかく今、自分がやりたいことをやればいいのだと気付けたことが、自分を救ってくれました。
留学を通じて、漫画やアニメ、映画や文学などのコンテンツの輸出入に興味がわきました。また、「輸出入」という動きそれ自体にも興味があります。留学を通じて、自分の目でモノを見て、交渉し買い付ける、バイヤーという職業に関心を持つようになりました。将来的には、日本とイタリア、さらには日本と世界を結ぶ人になりたいです。扱う商品にのせて、歴史や文化までを届けることができたら楽しいだろうと思います。
2023年
9月~
2024年
7月
ボローニャ大学で一年間、イタリア文学・西洋文学を勉強しました。イタリア人・他国からの留学生問わず、よい友人に恵まれ、一人では到底太刀打ちできなかった授業をなんとか乗り切ることができました。また現地の人がいなければ知らなかったような、「ディープな」イタリアを体感することができたのも、ひとえにこの友人たちのおかげでした。
また、ボローニャで活躍されるアーティストの展覧会のサポートをさせていただいたり、日本から来伊されたゲストのアテンドをさせていただいたりもしました。興味のある分野で「やってみませんか」とお声がけいただいたことから、思いがけず素晴らしいチャンスをたくさんいただきました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2024年
1月~
2024年
7月
留学期間の後半からは、ボローニャを拠点に活動している日本文化研究団体でボランティアをさせていただきました。不定期に開催されるイベントでのサポートや、この団体が年一回主催するシンポジウムで、イベント運営・日伊翻訳・日本から来伊されたゲストの日伊通訳などに携わることができました。ここでの活動を通じて、日本文化に関心のあるイタリアの人々と交流することができ、多くの学びがありました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
留学の終盤、イタリア人の友人たち6人と、南イタリアのソレントに旅行しました。海辺の町での一週間は、あまりに楽しく美しかったので、帰国してからもときどき恋しくなります。
朝遅くに起きだして、昼前に海に行き、ちょっと泳いでパニーノを食べて、また泳いで少し昼寝して、日が暮れてきたら食前酒のためにバーに行き、暗くなったら夕食に行って、それからクラブに行くか、部屋でカードゲームをして、疲れたら眠る。なぜイタリアの人々がこれほどバカンスのために生きているのか、心の底から理解できました。目に映るすべてが美しく、夢のようでした。
このまま永遠に続けたかったのですが、そうもいかず、もう一度あの時のような夏休みをすることが、人生の目標の一つです。
非英語圏に留学する場合は、その国の言葉を話せたほうがいいと思います。自分はイタリア語を専門に勉強してきたので、留学前からある程度の語学レベルはありました。しかし、いくら英語「も」通じる環境とはいえ、人との関係を築き、より深く現地に溶け込むためには、その国の言葉でコミュニケーションを取ることが一番だと感じました。言葉を学ぶということが、その国の人々への敬意を最も表す行動だと思います。
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