留学大図鑑 留学大図鑑

名倉花

出身・在学高校:
静岡県立清水南高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

なんでも相談してください!


最終更新日:2025年03月13日 初回執筆日:2025年03月13日

幸福が成り立つ視点と社会の仕組みを学ぶ

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Home Language International
  • デンマーク
留学期間:
17日
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 510,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検準2級> 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

世界幸福度ランキングが37位と先進国の中で低レベルである日本と、2位のデンマークとの違いを「幸福度の高い環境」と「幸福度の低い人を助けるための仕組み」という2つの観点から考えました。具体的な活動としては幸福博物館(デンマークにしかない幸福についてのいろいろな情報が展示されている博物館です!)への訪問、街頭アンケート、福祉施設で働く人へのインタビュー、地域の小学校への訪問を行いました。仮説としてはデンマークでは幼少期からの教育や社会サービスが充実していることが一番の幸福度が高い理由だと考えていました。実際探究活動を行なってみると、高い幸福度には自分がやりたことを自分で決めてやるという自己決定、自由というのがポイントになると感じました。デンマークでは幼い頃からの自己決定の文化が根付いているからこそ、各々の幸福の形が確立しているとわかりました。手厚い社会サービスや教育は自由な生き方を尊重することを助けていると思いました。
そして、日本とデンマークで根本的に違うのは幸福についての意識だとわかりました。幸福についての多様な情報をインプットできる社会、多様な価値観が生まれ、それを受け入れアウトプットできる社会が重要だと感じました。

留学の動機

8期生の方の留学発表会を聞き、留学を通して自分の夢について深く考え発信する姿に憧れ、トビタテ生として探究活動をする留学をしたい強く思うようになりました。
先進国の中で幸福度が低い日本の現状を知り、そこで幸福度が高い国と日本との違いに興味を持ちました。幸福度の高い国デンマークでは幸福度向上につながる社会の仕組みや、いろいろな側面からの幸福への考え方があると思いテーマを定めました。

成果

英語に自信がなくて、最初は周りの人とコミュニケーションを取るのも難しく、思うように探究活動を行えるか不安でしたが、最終的にはほぼ全てやりたいことができました。思い切って街頭アンケートをしてみたり、困ったことはホストファミリーに相談してみたりと、とにかく自分の「やりたい!」という意思を表に出して行動しました。周りの方々はとても優しく、いろいろなサポートをしてくれました。

ついた力

とにかくやってみる力

初めての留学で不安なことしかない、自信もないという中、自分のやりたいことをどんどん実現していくトビタテ生の姿を見て、勇気をもらいました。自分もこのままではいけないと思い、とにかくやってみようという思いで街頭インタビューなど活動に取り組みました。困った時は周りの方々がサポートをしてくれました。

今後の展望

日本の幸福度の向上に貢献したいというモチベーションを持ってこの問題に複数の視点から活動にとり組みたいです臨床心理士になり、日本で生きづらさを感じている人と向き合い、直接的なサポートをしたい。幸福について常に考えられるような場所を作りたいと考えています。

留学スケジュール

2024年
8月~
2024年
9月

デンマーク(コペンハーゲン)

教師宅ホームステイをし、ホストファーザーに英語を教わっていました。街頭インタビューはホームステイ先の近くの公園のような場所で行いました。幸福博物館には二回ほど行き、幸福の構成要素などについて多角的な視点から学ぶことができました。いろいろな展示がありましたが特に印象に残ったのは幸福だと感じる瞬間を付箋紙に書いて壁にはって共有できるスペースです。自分の幸福についての考えを明確にし、アウトプットができました。地域の小学校では小学1年生の授業を見学させてもらいました。見学や先生へのインタビューで、生と一人ひとりに対しての先生の対応が手厚く生徒がどうしたいかを最優先しているとわかりました。また学校は学ぶ場所という共通の認識があり、学校に行く行かないは本人の意思が尊重されているところは日本と少し違うところだと思いました。福祉施設は解放されているところが多く誰でも入れました。動物小屋があったり、近くに子どもが遊べる場所があったりと、動物や若者に触れ合えるようなつくりになっていました。働く方にインタビューすると、デンマークでは助け合いの文化が根付いていて、福祉サービスの特徴としては個性を尊重する、社会階級関係なく受けられる平等さがあるとわかりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

誕生日を祝ってもらいました。
福祉施設の様子
幸福博物館の看板とデンマーク雑貨ホプティミスト!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

小学校を訪問したときのエピソードです。朝の会の際に先生が生徒一人一人に放課後何をするか聞いていて、応答に対して、ヒュッゲだねと返答していました。ヒュッゲは居心地のいい空間という意味のデンマーク語です。ヒュッゲの身近さを知り感銘を受けました。

ホストブラザーです。この子のクラスを見学させてもらいました!

この国のことが、とても好きになった瞬間

街頭アンケートをした際にお礼として緑茶のティーバッグと折り紙を渡したらとても喜んでくれました!アンケートは幸福に関するもので、「あなたは今幸せですか?その理由も教えてください」という質問に対してある方が、「私は幸せです!あなたが声をかけてくれたから!」と答えてくれました!その日は街頭アンケートの初日だったこともあり、不安が大きかったのですが、この方の優しさに救われました。

この湖の近くでよく街頭アンケートをしていました!白鳥がいます

とにかく喋ってみること

  • 語学力 : 英語

私自身英語が得意ではなく、全然喋れなかったのですが、拙い英語でもとにかく喋ってみるとなんとかコミュニケーションが取れました。ホストファミリーや周りの方々は優しく丁寧に接してくれたこともあり、最初の頃よりも英語の不安なく過ごせました。

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧めます!この留学を通してこれまでにないほどいろいろな新しいことに挑戦できたと思います。そして私に挑戦することの楽しさと自信を与えてくれました。また、留学を通して私の中で新たな価値観が生まれ、視野が広がりました。このような経験はこの留学でしかできなかったと思っています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

とにかく自分が本当にやりたいことを全力でやることが大切だと思います。それは絶対に価値のあることだと思うのでなんでも挑戦してみてください!