留学内容
世界幸福度ランキングが37位と先進国の中で低レベルである日本と、2位のデンマークとの違いを「幸福度の高い環境」と「幸福度の低い人を助けるための仕組み」という2つの観点から考えました。具体的な活動としては幸福博物館(デンマークにしかない幸福についてのいろいろな情報が展示されている博物館です!)への訪問、街頭アンケート、福祉施設で働く人へのインタビュー、地域の小学校への訪問を行いました。仮説としてはデンマークでは幼少期からの教育や社会サービスが充実していることが一番の幸福度が高い理由だと考えていました。実際探究活動を行なってみると、高い幸福度には自分がやりたことを自分で決めてやるという自己決定、自由というのがポイントになると感じました。デンマークでは幼い頃からの自己決定の文化が根付いているからこそ、各々の幸福の形が確立しているとわかりました。手厚い社会サービスや教育は自由な生き方を尊重することを助けていると思いました。
そして、日本とデンマークで根本的に違うのは幸福についての意識だとわかりました。幸福についての多様な情報をインプットできる社会、多様な価値観が生まれ、それを受け入れアウトプットできる社会が重要だと感じました。