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Kate

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S高等学校
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一人でも多くの方が留学を決心する後押しをできれば幸いです!


最終更新日:2025年03月17日 初回執筆日:2025年03月17日

5年間引きこもった私が留学ですか!?

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • SELC langage college
  • カナダ
  • バンクーバー
留学期間:
92日間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 780,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

1 . イ ン ク ル ー シ ブ 教 育
2 .自 閉 症 ス ペ ク ト ラ ム と 感 覚 過 敏
3 . 障 害 者 で も 留 学 し た い

・留学内容
「インクルーシブ教育を受けるとどういう意識の違いがうまれるのか」というテーマで、バンクーバーへと飛び立ちました。語学学校に通いながらインクルーシブ教育に関するアンケートを制作・実施したり、現地の高等学校の授業見学&「答えのない教室」の梅木卓也先生へのインタビューを行いました。
また感覚過敏というハンデを抱えながらの留学でしたが、事前に学校やホストファミリーと話し合いを重ね悩みを共有し、多くの人たちに助けてもらいながら過ごすことができ、自分への自信もつきました。

留学の動機

私が留学しようと思った動機はカナダのインクルーシブ教育に興味を持ったからです。なぜなら私は感覚過敏が強く、疲れやすく生きにくいからです。感覚過敏には環境調整がとても重要ですが、日本では合理的配慮を受けいれてもらえないことがほとんどです。そんな中、自分の困りごとに対する対策を調べていたときにインクルーシブ教育を知り、私もこの環境で学べていたら?と考えるようになり、現地に行って体感したいと思いました。

成果

日本では合理的配慮は当事者からの申請によって学校との合意形成が必要ですが、まだまだ特別視され理解されず私は苦しんできました。
カナダでは、「どうすれば私が学校に通えるか?」ということを一緒に考えてくれました。そのおかげで合理的配慮の本質を経験することができました。

ついた力

前向きな諦め力

皆と同じようにできない自分に苛立ちを抱えていましたが、自分をそのまま受け入れてくれる環境でたくさんのことにチャレンジすることができました。そのおかげで自分のことを認め優しくなれました。今の自分にできることを見極め実行できる力が身につきました。

今後の展望

英語の勉強を続け、もう一度カナダにいきたいです。また留学のエピソードや留学中に学んだ脳科学的な心理アプローチなどを自分のSNSで発信し、自分と同じような境遇の人たちの留学の後押しをしていきたいです。

留学スケジュール

2024年
9月~
2024年
12月

カナダ(バンクーバー)

SELC Language collegeで英語を勉強。出国する前からエージェントさんを交えて学校とたくさん話し合いを重ねた。留学中も随時相談をしながら、自分のペースで学ぶことができた。またインクルーシブ教育・不登校についてのアンケートも実施した。
「答えのない教室」を実施している梅木卓也先生の授業見学とインタビューを行った。事前に質問を考えてたくさん脳内でシミュレーションしていった。高校に入った瞬間、緊張と刺激でダウンしたが、休憩後無事終えることができた。
エージェントさんからの紹介でオンラインのアートセラピーを受けた。絵を描いたり、描いたものに名前をつけてそれになりきるロールプレイをしながら、自分の気持ちや状態を俯瞰してみることができた。特に一人では感情的に考えてしまうので、導いてもらいながら気持ちを言語化することができた。
アンバサダー活動では、ホストファミリーに抹茶や日本食をふるまったり、アンケートのお礼に折り紙を配ったりした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

卒業式で撮った担任の先生とのツーショット
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

なんでこんなこともできないんだと涙が止まらない日もたくさんありましたが、その度にこの留学の目標を紙に書き出したり、ホームメイトの日本人のお母さんに抱きしめてもらったり、日本で作ったカナダでやりたいことリストを見返しました。それにカナダに来たこと、生活できていること自体がすごいんだ!とできないことではなく「今できていること」を認め自分を褒めて気持ちを高めました。
また私の部屋に入り浸る猫を撫でまくって気持ちを落ち着けることもありました笑

入り浸り猫Baddy

この国のことが、とても好きになった瞬間

この留学で初めて飛行機に乗りました。JALのスペシャルアシスタンスサービスを利用しました。出国時には搭乗口までCAさんに付き添ってもらい入国時はたまたまなのか、私の顔色が悪すぎたのか「乗っていきますか?」と聞かれて、空港用ゴルフカートで運んでもらいました。
またバンクーバー空港は過去に最優秀空港賞を14回受賞しているほど、インクルーシブな空港で、旅行客が快適に利用できるように建物から細やかな設計がされています。その一つに、音の反響を防ぐ工夫がされており、とても居心地が良かったです。

機内で撮った写真

たくさんの人へ相談

  • 留学先探し : 語学学校

私は感覚過敏のためエージェントさんを探すところから大変でした。六社ほど相談させてもらいましたが、うまく話が進められず難航しているときに、インタビュー予定だったカナダの親の会の方に相談しました。その方からインクルーシブ教育の活動をしているエージェントさんを紹介していただき、そこから留学への道がつながりました。
その中で語学学校もインクルーシブ教育を推進しているところを紹介していただき、事前に話し合いをし配慮の確認をしました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は語学学校の先生と初めて話したときに言われました。「とりあえず来て、考えて。嫌になったら1週間でも帰ればいい。」行く前はとても不安でしたが、この言葉通りそれは誰もがなる症状で通る道だったのです。
思い立った日が吉日、考えすぎずにすぐ行動に移すことが大事だと思います。