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小柳 卓人

出身・在学高校:
福岡県立明善高等学校
出身・在学校:
熊本大学
出身・在学学部学科:
法学部法学科
在籍企業・組織:

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最終更新日:2017年05月19日 初回執筆日:2017年05月19日

「熊本と上海をつなぐ」留学プロジェクト

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・法律・政治・国際関係学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 上海交通大学 School of International and Public Affairs, 熊本上海事務所, 肥後銀行 上海駐在員事務所
  • 中国
  • 上海市
留学期間:
7か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 720,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

留学全体のテーマとしては「熊本と上海をつなぐ留学プロジェクト」と設定しました。
出身大学のある熊本県と、日本、そして熊本として近年地理的・経済的に重要度を増しつつある中国・上海市を観光やビジネスの面において両者を結びつけようと取り組みました。

その取り組みに臨むにあたってまずは様々な視点から中国を体系的に理解しようと、学習面では上海交通大学において公共政策や国際関係論を専攻しながら、熊本県の海外の拠点である熊本上海事務所、県の地方銀行である肥後銀行にて主に企業訪問を行うインターンシップを実施しました。

留学の動機

留学先を中国に決めた理由は1番に好奇心からでした。
以前中国に渡航した経験があったのですが、その際に感じたイメージと近年各種のメディアを通じて知る事実の間には大きな相違があり、企業活動等を始めとして中国が急速に成長を果たしていることを感じ、その原動力を自らの目で知りたいと考えました。

成果

学習面では中国の統治体制と外交政策の底にある考え方を中国籍の教授らから生の声で学ぶことができたのは日本においてはなかなかできない経験であり、貴重なものであったと考えています。また、各国から集った学生らとの喧々諤々のディスカッションも大きな糧となっています。

ついた力

やりぬく力

原則としてほとんどのことを自らの力で始めなければならない環境において、生活面をはじめとして様々なことに取り組む必要があります。そこで自らで考え、行動する過程においてこうした力が身につくと思います。

今後の展望

中国においては主に個人向けに対するものが多いのですが、ITが大きく国の有様を変えている様子を見て取ることができました。今後は電機メーカーのIT関連事業に携わる予定です。大好きな九州に恩返しをすべく、農業分野におけるIT技術の応用等を実現することによって貢献の道を探していきたいと考えています。

留学スケジュール

2015年
9月~
2016年
3月

中国(上海市)

(2015年9月7日~2016年1月中旬)
上海交通大学・国際関係学関連の学科に所属し、主に中国の外交政策や統治に関する授業を履修。授業のほかにも行政やシンクタンクが主催するカンファレンスに参加しながら政治の面から中国の理解を深めることに尽力。この期間は大学寮に在住。
また、留学開始から1か月後にはインターンシップを並行して実施し、日系企業へ中国系企業への企業訪問を実施し、経営層へのインタビューを実施した(約25社程度)。

(2016年1月中旬~2016年3月19日)
大学寮を出たのち、シェアハウスに在住しながらインターンシップを継続。3月には総合商社の上海支店におけるインターンシップも経験することができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

所属大学におけるクラスメイトとともに。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

留学期間内におけるインターンシップの最終日での体験。商社にて日系・中華系の企業訪問等を経験させて頂いており、その日は日系の食品メーカーの有する工場を訪問後、上海支社のトップの方とお話をして終了するという日程でした。
企業訪問の際に工場内の設備や衛生管理が非常に良かったことに驚きを覚えていた私は、そのトップとのお話の中で中国における企業活動はかつてと比較してみても良くなっており、日本へ追いついてきているのではないか、とお伝えしました。それに対し「もはやそういう考え方は現状とは異なっている。設備の面などにおいては日本企業よりも先端のものを導入している企業も多い。」という返答を頂いたことが大きく印象に残っています。それまでの活動において経験した全ての物事をしっかりと見ていたのか、また意識せずとも何らかの先入観を抱いて物事を見つめていたのではないかと自責するとともに、常に自らの価値観やものの見方を疑い続けることが肝要であると学びました。

インターン先の方々と。

VISA取得に関して

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

【以下、私が留学した際の事情であり、必ずしもその都度の状況等を考慮したものとはなっておりません。最終的には各自でご確認の上、ご対応ください!】
比較的他国と比べても取得の難易度等ではまだまだ容易な方へと分類されると思われる中国のビザですが、学業とプラスしてインターンシップを実施したい場合には注意が必要かもしれません。
基本的には私の場合は所属の大学を通して(私の所属大学は上海市に位置していたので、各都市で事情は異なるかもしれません)、インターンシップを実施するための許可を得、所定の機関(公安局)へと向かう必要がありました。このための許可を得て、公安局からビザをもらえるまでの期間は長いですし、大きな都市の公安局となると非常に混み合います。そのため学業やインターンシップに支障を出さないためにも計画的に取り組むことをおすすめします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

おそらく留学に行って後悔した人はほとんどいないんじゃないかなあ、と思うぐらい留学を通して学ぶことは多いと感じています!ぜひ飛び込んでみて下さい!