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ひで

出身・在学高校:
大阪府立北野高等学校
出身・在学校:
京都大学大学院
出身・在学学部学科:
地球環境学舎
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日

大気汚染測定手法を学びにアイルランドへ!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・理学・数学・物理・化学・生物・地学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University College Cork, The Centre for Research into Atmospheric Chemistry
  • アイルランド
  • コーク
留学期間:
3カ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 680,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準1級、TOEIC915点> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準1級、TOEIC915点>

留学内容

アイルランド南部の大学University College Corkへ大気汚染測定手法を学びに行ってきました。
レーザーなどの光学系の装置を使う研究室に3ヶ月間参加させてもらい、様々なプロジェクトに関わりました。
いくつかのプロジェクトではポスドクや博士課程の学生の方の下で実験補助や物品の運搬で関わりました。空き時間には彼らからエアロゾル(※PM2.5などを含む空気中の塵)を測定する装置の原理やこれまでの進捗/今後の展望について教わりました。
また、大気中の微量汚染物質を検出できる独自の新装置を使った気体サンプルへの応用プロジェクトの立ち上げをプランニング、外部機関へのサンプルの調達、実験まで一手に引き受け、ほとんど独力で回しました。

留学の動機

高校以来めっきりだった留学へ久々に行きたくなり、3ヶ月間の留学が卒業に必須の大学院に入学しました。
研究室が留学先を斡旋してくれる神システムの下、現在進めている研究との親和性が特に高いテーマを扱っているコーク大学を選択。
未来の共同研究も視野に入れつつ、まずは研究室間の人の行き来を多くして地盤固めをしましょうということで、研究室大使の役割を担ってアイルランドへ飛び立つことになりました。

成果

新装置のプロジェクトでは指導員の方がすぐに本国へ帰ってしまい、プロジェクトをほぼ独力で回さざるを得ない状況になりました。
外部研究員との働き方の違いから一時はサンプルの調達も難航しました。
それでも諦めず、粘り強く交渉を行い続けました。
その結果、最後にはなんとか必要十分数の実験データを揃えることができ、装置のパフォーマンスを評価することに成功しました。

ついた力

泥臭い交渉力

サンプルは外部機関から実験の都度調達する必要がありました。
しかし、担当者の方が非常に多忙であまり取り合ってもらえずプロジェクトが難航してしまいました。
そんな中でも嫌がらせのようにあの手この手でコミュニケーションを取り続け、
最後には「あまりにも不憫だ」ということで全面協力を仰ぐことができました。

今後の展望

一人で実験を回す中で学んだ多くの経験を活かすべく、
向こう一年は自らの研究に没頭したいと考えています。
3ヶ月でせっかく英語にたくさん触れたので、その研究の中で良い結果が得られれば英語ジャーナルへの論文投稿もできればと思っています。

留学スケジュール

2016年
9月~
2016年
11月

アイルランド(コーク)

アイルランド南部の大学University College Corkへ大気汚染測定手法を学びに行ってきました。
レーザーなどの光学系の装置を使う研究室に3ヶ月間参加させてもらい、様々なプロジェクトに関わりました。
いくつかのプロジェクトでは実験補助や物品の運搬で関わりつつ、大気汚染装置の原理やこれまでの経緯について学びました。
また、独自の新装置を使った応用プロジェクトの立ち上げをプランニング、外部機関へのサンプルの調達、実験まで一手に引き受け、ほとんど独力で回しました。
サンプルを提供してくれる外部機関の協力を得るまでに時間と労力がかかりましたが、最終的には装置のパフォーマンスを評価するのに十分な実験データを揃えるに至りました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

80,000 円

項目:渡航必要経費

170,000 円

現地研究室の新装置を用いた実験の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

80,000 円

項目:渡航必要経費

170,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

アイルランドは常緑の芝生がいたるところで生育していることから、「エメラルドの国」とも呼ばれています。
ドライブに連れて行ってもらったときに、ちょっと田舎の方に入るとヤツらに会えます。
何処に行っても、ひつじ、ひつじ、ひつじ。
もふもふパラダイスです。
ひつじさんが芝生をもしゃもしゃ食べてる光景がもうすんごくのどかです。
日本の殺伐とした課題に追われる日々とは正反対。悠久の世界が広がっていました。
気づくと、「あぁ、ひつじさんになりたいなぁ」とこぼしていました。
めっちゃ心が安らぎます。

もふもふの群れ

学生寮もシェアハウスもなければAirbnb取ればいいじゃない。

  • 住まい探し : シェアハウス

現地の友人に一人部屋のある学生寮を全力で勧められたのですが、
どの寮も半年以上の居住が前提だったのでショートステイ民は入居不可能でした。
仕方ないなとシェアハウスを探したのですが、唯一の管理業者ですら最初の20日間フル予約状態。
絶望的な状態になるも、友人が提案してくれた苦肉の策としてAirbnbで割高の物件に20日間滞在することでことなきを得ました。
トビタテの奨学金で資金面に余裕を持つことができたからこその策でしたが、解決方法は最初に考えていた一通りしかない訳じゃないと知れた良い経験でした。
プランBがだめならプランCを用意すればいいじゃない。

留学前にやっておけばよかったこと

リスニングの勉強で英語の耳を慣らしておくことは本当に大事です。
無料でWeb視聴できる上に内容も面白いTEDのスーパープレゼンテーションが超オススメ。

これから留学へ行く人へのメッセージ

友達をいっぱい作ると留学を最高に楽しめます。
現地語を喋る練習ができるし、ガイドブックじゃ知れない文化や情報も教えてくれるし。
でも、見知らぬ土地で友達を作るのってちょっと勇気がいるし、エネルギーがいるから大変。
そこで、自分を売り出すアピールポイントを何か1つ持っておくのをオススメします。
頑張ってまず一人友達を作れば、「コイツは◯◯なんだぜ!」って紹介されてどんどん輪が広がるかも?