留学内容
「木質バイオマス発電の普及の極意を学ぶ」というテーマの下、木質バイオマス発電の普及が進むフィンランドに留学しました。授業を履修・単位取得し、バイオマス発電に関する知識を増強し、発電所の見学を通して更に理解を深めました。
最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
「木質バイオマス発電の普及の極意を学ぶ」というテーマの下、木質バイオマス発電の普及が進むフィンランドに留学しました。授業を履修・単位取得し、バイオマス発電に関する知識を増強し、発電所の見学を通して更に理解を深めました。
私は原発事故に大きな衝撃を受け、再生可能エネルギー利用促進に貢献できる人材になりたいと思ったことがきっかけで、エネルギー分野を専攻しました。地産地消に適したエネルギー源であり、戦後に植えられ十分に育った木々を利用できる木質バイオマス発電に興味を持ち、日本と同様に森林に覆われ、日本よりも木質バイオマスの利用割合が大きいフィンランドで、その普及のノウハウを学びたいと思い、留学を決意しました。
授業では、日本では学べないフィンランドのバイオマス利用技術についてより詳しく知ることができました。またバイオマス発電所の見学では、日本の発電所を見学に行った際には見られなかった、制御室やボイラー室なども見ることができたし、職員の方からも直接お話を聞けたことは、理解を深めるのにとても役立ちました。
行動力
課題は自分で調べたことをまとめたり、グループでレポートを完成させたりするものが多く、講義の内容を理解するだけでなく、講義外の時間に自分で能動的に学ぶことが必要でした。自分で情報を探し、学び、発表するという経験を繰り返したことで、自発的に行動する力が身についたと思います。
今後は留学で得た木質バイオマス発電に関する知識を卒業研究などに活かしたいと考えています。将来はそれぞれの環境にあった再生可能エネルギーの利用を考えられるエンジニアとして活躍したいです。
2016年
9月~
2017年
5月
2016/09-2017/05再生可能エネルギー(バイオマス、燃料電池など)に関する授業履修・単位取得。
2016/10木質バイオマス発電所見学
2016/12廃棄物発電所見学
今後の研究に役立つ知識と経験を得られた。
海外での学校生活に慣れ、国際的に活躍したいと思うようになった。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
私にとって留学とは、多様性を認めること、新しい視点を持つことができるようになる、何にも代えがたい経験でした。留学を通して考え方も習慣も違う人に出会って、相手に対してこうあるべきだと思わなくなり、自分も相手に合わせる必要がないことが分かって、互いの違いを尊重できるようになりました。それと同時に、様々な意見があって、自分の想像だけで決めつけることはできず、本当のことは実際に見たり聞いたりしないと分からないことも学びました。また、「留学に行って価値観が変わる」とは、留学経験者からよく聞いていましたが、留学前の私にはどれだけ話を聞いてもピンと来ないものでした。しかし留学した今だから分かることは、留学から得られる新しい視点とは、環境も文化も常識も違う場所での生活を通して初めて自分の中に芽生えるものであり、実体験からしか得られないとても貴重なものだということです。この2つを得られたことが、私が留学してよかったと思う最大の理由です。
私は自分の英語力に自信がなく、日常会話ではいつも自己紹介以上の会話が続かないことを悩んでいました。そんな中だんだんと生活リズムができてきて、新しい人に出会う機会も少なくなっていたので、新しいことを始めてみようと思い、英語のスピーキング力をのばすためにもディベートサークルに参加することにしました。初めは相手の主張を聞くのも、それに対して反論することもとても難しく、サポートしてもらいながらでしたが、英語を聞く量も話す量も普段の倍以上で、回を重ねる毎にどんどん話す力が身につくのが分かりました。また、ディベートのテーマで個人的にも話し合あったり、お互いの国はどうかということを教え合ったりできて、会話が続かないという悩みも解消できました。思い切ってサークルに参加してみて本当によかったと感じました。
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