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桶屋こむぎ

出身・在学高校:
富山県立富山中部高等学校
出身・在学校:
筑波大学
出身・在学学部学科:
医学群医学類
在籍企業・組織:

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最終更新日:2017年10月23日 初回執筆日:2017年10月23日

マラウイの精神保健の現状を知る!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マラウイ大学医学部
  • マラウイ共和国
  • ブランタイア
留学期間:
7週間
総費用:
400,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 370,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

マラウイの精神保健の現状はどうなっているのか、アフリカではうつ病が少ないイメージがあるが本当なのか、本当であればうつ病が大きな問題となっている日本で生かせるヒントがないのか探すことを目標とし、7週間の実習期間中に、マラウイの国立病院、私立病院の精神科外来、入院病棟でそれぞれ実習を行った。
さらに、HIVについてのプロジェクトの一環としての田舎の村での意識調査とグループディスカッションを行うフィールドワークにも参加させていただいた。
結果として、マラウイの精神保健の現状、医療が抱える問題点を知ることができた。うつ病の患者さんの多い、少ない、その原因に関しては逆に疑問がたくさん出てきた。将来的にはこれらの疑問を解決できたらと考えている。

留学の動機

3年生の春休みにカンボジアに旅行に行った際、現地の病院を見たことがきっかけで発展途上国での医療に興味を持ち、アフリカの医療をみてみたいと思った。
精神科を選んだ理由は、大学病院での実習で、適切な治療を受ければ重い症状の患者さんも社会復帰できること、精神疾患による損害は大きいにもかかわらずあまり注目されてこなかった分野であることを知り、興味を持ったためである。

成果

7週間の実習を通して、マラウイの精神科の現状、医療が抱える問題を学ぶことができた。また、フィールドワークを通して実地調査の具体的な方法を学んだ。さらには、医療以外の問題点を知った。以上のことはすべて日本語、英語で記事を作成し、毎週Facebookに投稿した。多くの方から反応をいただくことができた。

ついた力

あきらめない力

「日本発信プロジェクト」として、出身地や出身大学についてのプレゼンテーションを行うことが決まって準備を終えてから、協力的だった先生に「やっぱり発表の機会を作るのは難しいかも」と言われたり、予定していたフィールドワークへの参加が延期になったりと、一筋縄ではいかないことがたくさんあったが、諦めずに粘り強く交渉することで、達成することができた。

今後の展望

精神科医となり、精神保健に関わる活動・研究をしたいと考えている。
(可能なら今回の実習で出てきた疑問点を解決できるような研究をしたい。)

留学スケジュール

2017年
4月~
2017年
6月

マラウイ共和国(ブランタイア)

7週間の期間中に、University of Malawi College of Medicineで精神科の授業の受講、Queen Elizabeth Central Hospitalでの臨床実習、Blantyre international universityでの精神科疾患の啓発活動を目的としたワークショップへの参加、Zomba mental hospital、St. John of God hospitalの見学を行った。これにより、マラウイの政府の病院の精神科外来、入院病棟、私立の精神科病院の様子をそれぞれ学ぶことができた。さらに、HIVについてのプロジェクトの一環としての田舎の村での意識調査とグループディスカッションを行うフィールドワークにも参加させていただいた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

QECH精神科外来にて
フィールドワークの研究メンバーと
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

毎週末、病院の近くのスポーツセンターでマラウイ剣士と青空剣道をしていました。
みんないきいきと楽しそうで、こちらも元気をもらいました。
「アフリカは貧しい、子どもがかわいそうだ」というイメージを持っている人が多いような気がしますが、ゲームやスマホばかりに夢中になっている私たちのほうが心が貧しいのではないかと感じさせられました。

ちびっこマラウイ剣士たちと!

予防接種について

  • 生活 : 治安・安全

アフリカや南米などの地域に渡航される方は、予防接種が必要だと言われることが多いと思います。
そんなときはお住まいの地域にある「トラベル外来」への受診をお勧めします。
どの予防接種をどの時期に打ったらよいかアドバイスしていただくことができます。
病院によっては、ワクチンに学割価格が適用されることがあるので、ぜひ調べてみてください!
(ちなみに私はマラリア予防薬も一緒に処方してもらいました。安価な方の薬を選択しましたが、問題なく過ごせました!)

留学前にやっておけばよかったこと

現地語をもう少し勉強しておくべきでした。大人はだいたい英語を話せるのですが、子どもとコミュニケーションをとるには現地語が必須です!

留学を勧める・勧めない理由

【留学を勧める理由】
・自分が将来やりたいことが見つかる
・人とのつながりが広がる
・視野が広がる、考え方の幅が広がる
 -異なる文化、社会の人々と生活することでお互いのバックグラウンドを考慮した考え方ができるように
 -自分が学ぶ分野に関わらない様々な問題(日本の/留学先の)がみえる
・度胸がつく
・強い心(勇気、諦めない心)が持てるようになる

これから留学へ行く人へのメッセージ

とりあえずなんでも聞いてみること、やってみることです! 恥ずかしい思いをするのは一瞬だけど、やらなかった後悔は一生続くと思います。