留学大図鑑 留学大図鑑

とま

出身・在学高校:
北海道登別明日中等教育学校
出身・在学校:
関西学院大学
出身・在学学部学科:
国際学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年11月17日 初回執筆日:2017年11月17日

カンボジアで教育と向き合った4か月

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • JST(Joint Support Team for Angkor Preservation and Community Development)
  • カンボジア
  • シェムリアップ
留学期間:
4か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 630,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
クメール語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

「カンボジアシェムリアップの農村地域で日本語を教えながら開発途上国の教育環境改善のために働く夢に一歩踏み出す!」というテーマのもと、ローカルNGOで教育担当としてインターン(ボランティア活動)を行いました。日本語を教える等の教育活動を通じて、途上国の教育現場の一例として派遣先のNGOが設立・運営に関わっている現地の公立中学校で、現地の学校や生徒たちの抱える問題やそれらを解決するべく行われている取り組みについて理解することを目的としていました。現地では、自らが教えるという経験をしたからこそ、生徒たちの学習や学校への向き合い方を深く知ることができました。

留学の動機

中学高校時代から開発途上国や国際協力に興味を持つようになり、大学生になったら途上国に渡って国際ボランティアをしたいと考えていました。中学生の頃、総合的な学習の時間の調べ学習の際に「世界の非識字者」の存在について知り、途上国の教育問題に関心を持ったため、教育活動に関わることのできるインターン先で活動することを決めました。

成果

現地で何度も学校に足を運ぶことで、地域や学校の教育を取り巻く環境について知識が増えていきました。業務以外でもカンボジアシェムリアップにおける教育について理解を深めるため、仕事がない休日に民間の日本語学校を訪問するなどの経験を通して、目的のために自分で考えて行動を起こすことの大切さを学びました。

ついた力

臨機応変な対応力

カンボジアでは、予想外のできごとにたくさん見舞われました。例えば、授業日に学校に向かうと生徒たちが集まっていたものの、他の先生がおらず鍵がなく教室に入れないということがありました。外で授業を行うことに決め、急遽授業内容を変更したり、休憩時間を増やしたりなどの工夫をして乗り切りました。このような経験から思わぬできごとにも、いちいち動じることなくその場でどう対処すべきかを考えて行動する力がつきました。

今後の展望

カンボジアで4か月働くという経験を通して、やはり将来何かしらの形で途上国に関わる仕事がしたいと思うようになりました。具体的な進路が決まっているわけではありませんが、私にたくさんのことを教えてくれたカンボジアにいつか恩返しをしたいです。残りの大学生活では、研究演習(ゼミ)においてカンボジアの教育についてさらに掘り下げていけたらと検討しています。

留学スケジュール

2017年
4月~
2017年
8月

カンボジア(シェムリアップ)

カンボジアシェムリアップのNGOで4か月インターンをしました。日本語教育を中心に、音楽・美術や栄養・ミシンなど様々な教育活動に関わりました。農村部の公立中学では、生徒の年齢に幅があったり先生が不足していたりと農村部の教育環境は厳しいものでした。しかし、NGOが関わることで農村部の学校でも生徒たちにあらゆる機会を提供することができ、子どもたちの可能性を広げることができると知りました。現地での生活は、日本ほど物質的には豊かではなく最初は不便だと感じることもありました。しかし必要最低限の物資があれば生きていくことができ、物があるかよりも家族や同僚など周りの人を大切に協力して生きていくことが大切だと思うようになりました。住居は、派遣先から提供していただき、同じ大学から派遣されていた友人と一緒に住んでいました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

中学校で行っていた日本語授業の様子です
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

留学に慣れてきたと同時に疲労感が表れ始めていた留学開始から1か月ほど経ったタイミングで、体調を崩し1週間ほど入院してしまいました。途上国へ長期滞在するにあたり、衛生面に関しては注意が必要だと周りから口をすっぱくして言われており、注意をしていたつもりでした。しかし、今思えば留学参加前に何度か東南アジアに短期滞在した経験があり、その際には周囲の友人とは違いお腹を壊すことがなかったため、どこかで自分は大丈夫と思っていたのかもしれません。はっきりした原因はわかりませんが、おそらくローカルすぎるお店のジュースを氷入りで飲んでしまったことで胃腸炎になり非常に苦しい思いをしました。ただの胃腸炎で1週間も入院と思われる方もいるかと思います。実は、ただの胃腸炎で話が終わりません。1週間の間に私は2度入院しました…。1度目は薬をもらって1日で退院し仕事に戻ったのですが、退院翌日の午前中に熱が出てしまいその日の夜から再び病院のお世話になりました。2度目の入院の原因は薬の副作用でした。後からわかった話ですが、入院していたカンボジアの国際病院の薬は欧米圏からの輸入品で日本人の私には強すぎたようでした。薬の怖さを身をもって知りました。

病気になったのは苦しかったですが病室は快適でした

学校のプログラムを利用

  • 留学先探し : インターンシップ

私は進学先を決める際に、どうしても挑戦したかった国際ボランティアのプログラムがある大学を選びました。トビタテ生になった今は、周りのトビタテ生を見ていると休学して留学するという選択肢があったのだと気付きましたが、高校生のときは休学という選択肢はなく学内のプログラムに参加し、単位を修得して4年で卒業しようと考えていたからです。学校と提携している派遣先であると、前任の方から事前に業務や生活について情報を共有してもらうことができ、非常に助かりました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

これから留学へ行くみなさんには、ワクワクと不安がどちらもあるのではないかと思います。不安を小さくしてワクワクを広げていくためには、自分から動くことが鍵になってくると思います。部屋に閉じこもっていても、新しい景色や人に出会うことはできず、気持ちも沈んでしまいます。自分で調べたり、周りの人に聞いたりして留学先に関する知識を増やして、どんどん新しいものと出会ってあなたの世界を広げてきてください!