留学内容
国立台湾大学海洋研究所にて、研究留学のため留学をした。中規模渦が台湾東岸の黒潮にぶつかったときに、琉球海流にどのような影響を及ぼすのかというテーマで研究を行った。流量、流速鉛直分布、ロスビー数を使い、海洋渦は遠く離れた沖縄の南に流れる海流にも影響があるという結論を出し、論文を書き上げた。九州大学・愛媛大学とのコラボ研究があり、3泊4日で観測船「海研一号」に乗り、CTD、TurboMAPを使った海洋観測を行った。インターンシップでは国立海洋科技博物館に行き、海洋生物の飼育管理を行った。マレーシアからのショートインターン生もおり、国際交流を行うことも出来た。これら二つの実践活動により、普段はPCの前でデータ解析を行っているだけであったが、現場に赴き、観測し、生のデータを収集することの重要性、生物学的アプローチの重要性を学び、海洋学というものについて新しい知識を得ることができ、広い視野を持つことの大切さを学んだ。また台大が留学生に対してどのようなサポートをしているのか、また国として留学生に対してどのような対応をしているのかについても学ぶことが出来た。日本とは英語によるサポートレベルが段違いの差があり、非常に驚いて、このままではまずいと感じた。たくさんの経験をすることができ有意義な留学生活となった。