留学内容
夏休みの3週間、アマゾン熱帯雨林内にある自然保護区に滞在しながら、熱帯雨林保護のボランティアに参加しました。3週間毎日2~3のプログラムに参加し、熱帯雨林に生息する貴重な野生動物の再生と生態系の保護に努めました。
・野生動植物のデータ収集
・動物の保護と繁殖支援
・マホガニーの植林 など
最終更新日:2020年08月12日 初回執筆日:2020年08月12日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
夏休みの3週間、アマゾン熱帯雨林内にある自然保護区に滞在しながら、熱帯雨林保護のボランティアに参加しました。3週間毎日2~3のプログラムに参加し、熱帯雨林に生息する貴重な野生動物の再生と生態系の保護に努めました。
・野生動植物のデータ収集
・動物の保護と繁殖支援
・マホガニーの植林 など
高校の英語の授業で先生がトビタテの案内をしていて、興味を持ったことがきっかけです。はじめは「挑戦するだけでも良い経験になるから…」という程度の気持ちでしたが、留学計画を立てていく過程で留学に対する想いは強まっていきました。留学先は、それまで強い憧れを抱いていた「アマゾン熱帯雨林」に。本や教科書を読むだけでは分からないアマゾンの大自然を体感し、環境問題に触れたいという気持ちが高まり、決心しました。
Animal projectではアマゾンに生息する多くの動物の保護に携わり、turtle projectでは地元民の商業用の捕獲により数が減少しているカメの保護に貢献しました。また、熱帯雨林の生態系調査では、私たちが採集したデータにより活動地域の環境が改善されていることが証明されました。
自力でトラブルを乗り越える力
初めての単身海外が南米、目的地まで乗り継ぎは4回、熱帯雨林の奥地で日本人1人、というこれまでにない状況の中で多くの困難に直面しましたが、その度に自分の力で解決する必要がありました。乗り換え時に発覚したロストバゲージ、さらに飛行機の遅延で乗り換え失敗、知らない虫に刺されてめちゃ腫れた、水止まった…。不慣れな土地でも知恵を絞り、時には周りに助けてもらいながら、トラブルを乗り越える力が身につきました。
帰国後の進路選択では、もともと考えていた農学部の中でも特に森林について学ぶことができる学科に進学することを決めました。その先のキャリアについてはまだ模索中ですが、農業や森林というフィールドでグローバルに活躍していきたいです!
2015年
8月~
2015年
8月
街からボートで一時間ほど、熱帯雨林の奥地にあるロッジに滞在しながら、ボランティアとして様々なプロジェクトに参加しました。
・野生動植物のデータ収集
・動物の保護と繁殖支援
・マホガニーの植林 など
ロッジは4人部屋で、3人のフランス人とルームシェアしていました。
水道やシャワーからは濁った水が出てきますし、夜の9時以降は発電機が止まるので電気はありません。ネットもないので、SNSはもちろん調べ物も自由にできませんでした。日本に比べたら不便な生活ではありましたが、日本にはない豊かさがあったように思います。
学費:納入総額 300,000 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
項目:渡航費 300,000 円 |
学費:納入総額 300,000 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
項目:渡航費 300,000 円 |
今振り返ると、留学準備が一番大変だったと思います。航空券の手配や予防接種、書類作成になどに追われ、心を休める時間がほとんどありませんでした。さらに、飛行機の乗り継ぎのこと、現地での生活のこと、治安の問題、言葉の壁 など、初の一人での海外渡航を前に不安は募るばかりで、くじけそうになる度に学校の国際教育推進部に駆け込み、先生に弱音を吐いていました。
そんな緊張感と不安に耐えられず、一度トビタテ合格を辞退しようと考えたことがあります。辞退届も作成していました。そのとき「もう少し頑張ってみよう」と引き留めてくれたのは、同じく留学を志す友達でした。私はその言葉に励まされ、「今大変なのは私だけじゃない」「帰国後に思い出話を共有したい」という気持ちで再び準備に取りかかることができたのです。私が無事に出国の日を迎えることが出来たのは、先生方のサポートと友達の支えがあったからこそだと思っています。
また、一緒に留学を乗り越えた友達とは帰国後も連絡を取り合い、5年経った今でもお互いに高め合える仲ですから、今後もたくさんお世話になるんだろうなあと思います(笑)
朝は鳥のさえずりとホエザルの鳴き声で目を覚ます毎日で、アマゾンの大自然に惹かれまくりの3週間でした。
初日の食堂にタランチュラが出て、それを素手で追い出すメンバーの姿を見たときはすこし不安になったりもしたけれど、終盤にはタランチュラなんて全然気にしなくなるくらいにはアマゾンに染まっていました!
少しでも若者の海外への関心を高めたいという想いで、講演会やイベントなどに積極的に参加し、自分の体験談を同年代に発信しています。大学の近くの高校に直接話を持ちかけ、実際に開催にまで漕ぎ着けた講演会(写真)では、講演後に何人かの高校生から留学の相談を受けました。留学するきっかけの一つとして、少しでも力になれたことをとても嬉しく思います。
世界中から集まったメンバーのうち日本人は私一人という環境の中で、初日には飛び交う英語に全くついて行くことができず、大きなショックを受けました。そのため、まずは現地スタッフと会話を重ねることでその場に慣れていく努力をしました。現地スタッフはペルー人や、英語が公用語でない方も多いので、お互いに自分のペースで話すことができました。そして会話を繰り返すうちに環境にも慣れ、英語を話す事への抵抗も薄れていきました。はじめは欧米人の輪に入ることに恐怖心すら抱いていた私でしたが、終盤には自分から会話に参加し様々な国籍の方と友好を深めることに成功しました。
また、周りに「日本好き」の方がいないか探すのも有効だと思います。私の場合、初日に日本のアニメが好きなフランス人の方に話しかけてもらい、それがきっかけでルームメイトの仲間にしてもらうことができました。その方の好きなアニメの登場人物が私と同じ名前だと大喜び!ジャパニーズカルチャーが意外な共通点になるかもしれません。
アマゾンには感染症を運ぶ蚊やどう猛な野生動物がたくさんいますから、しっかりとした対策を心がけました。
・必要な予防接種を日本で受けておく!
・滞在中はマラリアの予防薬を飲む!
・基本長袖長ズボン+虫除けスプレーで行動する!
・寝るときは必ず蚊帳の中で!
・散策にはマチェテ必須!
・むやみに水辺を歩かない!
あと、
・夜道をライトなしで歩かない!
これは過去の自分への急告ですが、夜にスマホのライト一つで熱帯雨林を歩いていた結果恐ろしい目に遭ったので…気をつけてください。