留学内容
テーマ:「先住民教育の実態調査」
期間:2022年7月~2022年11月(約5か月間)
内容:
自身は、大学院でペルー・アマゾン地域の教育について、研究しています。修士論文作成のためにフィールドワークを行いました。現地では、先住民の通う小学校5校に訪問して、毎日授業の観察をしました。学校の教員にもインタビューをしました。結果、日本では入手できない資料や情報など集めることができ、実りある調査になりました。
ペルーとニュージーランドへ留学経験があります。ビザや滞在などで困っている方は、ぜひご連絡ください。
その際、Messengerでトビタテ生であることをお伝え願います!
最終更新日:2023年09月01日 初回執筆日:2023年09月01日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
スペイン語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<DELE B2> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
テーマ:「先住民教育の実態調査」
期間:2022年7月~2022年11月(約5か月間)
内容:
自身は、大学院でペルー・アマゾン地域の教育について、研究しています。修士論文作成のためにフィールドワークを行いました。現地では、先住民の通う小学校5校に訪問して、毎日授業の観察をしました。学校の教員にもインタビューをしました。結果、日本では入手できない資料や情報など集めることができ、実りある調査になりました。
ペルーでは先住民の割合が多く、先住民教育が重要になっています。学部時代にペルーへ留学していた経験から、アマゾン地域の教育に関心を持ち始めました。更に学びを深めるために大学院へ進学し、教育現場の実態を確かめたいという想いが強くなりました。また、日本で当該分野の研究者は未だにいないため、トビタテ留学を通して、自ら調査しようと決意しました。
留学を通して、とくに研究面で多くの実りがありました。
例えば、学校訪問だけでなく、多くの教育関係者と会うことができました。日本では情報が少なく、連絡しても相手にされなかったのですが、調査しながら色んな所に顔を出すうちに多くのご縁ができました。偶然の出会いではありますが、これこそフィールドワークでしか知りえない人脈だと痛感しました。
図太い精神力
現地の教育関係者と信頼関係を構築して、調査を行えるようになるまで、色々な困難を乗り越えたためです。スペイン語もカタコトで、何も知らない日本人が一人で行っても、初めは相手にされませんでした。警戒されたり、予定もドタキャンされるのが普通で、なかなか調査ができませんでした。そこで、研究への熱意と誠意を伝え続けて、なんとか信頼してもらえました。また調査前は、最低4回連絡するなど、自ら発信し続けました。
今後は、民間企業でビジネスの知見を学びたいと思います。留学を通して、中南米で仕事をしたいとの思いが強くなりました。また、大学院で国際協力を学ぶなかで、企業の影響力や官民協働の重要性に気づきました。まずは民間企業で中南米の人と仕事をする経験が必要だと考えています。そして将来は、ビジネスの視点を持って国際協力に貢献したいです。
2022年
7月~
2022年
11月
ウカヤリ州内の先住民の小学校で調査を行った。
約3か月間、5つの小学校で「授業観察」「インタビュー」「資料集め」を行った。平日は毎朝学校へ通い、授業を観察した。午後は教員にインタビューしたり、地域の教育事務所で資料を集めた。これを約3か月間続けて、フィールドワークを行った。2度食中毒で倒れて救急車を呼んだこともあり、大きな挫折を味わったが、現地の医療制度や衛生環境を学ぶいい機会になった。住居は大学教授に紹介してもらい、アパート(Air B&Bのような場所)の一室を数か月借りていた。同じアパートに、他の大学院生も住んでおり、互いに助け合えたのが思い出である。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 35,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 35,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
2度の食中毒で地獄を見ました!
ペルーの農村地域は、日本と異なり、衛生環境がとても悪いです。ただ、食べ物はとっても美味しいので、近所のレストランで魚を食べたり、アイスクリームをよく食べていました。現地到着後2週間が経過して、少し具合が悪くなりました。「まあ、大丈夫か!」と思っていたら、下痢・発熱・悪寒・だるさが一気に襲ってきて、その日の夜に脱水症状で倒れてしまいました!
意識朦朧としながら救急車を呼び、明け方にペルー人の医者がゆった~りした雰囲気で、やってきました。
病院に連れて行ってくれると思いきや、部屋で点滴をして(日本じゃあり得ないですよね・・)、談笑して帰ってしまいました。呆気にとられた私は、この地域では食中毒はごく当たり前であると学び、以後外食はやめました(笑)
ちなみに、食中毒の原因は、アマゾン川で採れた「ナマズ」でした。過熱が不十分だったようで、寄生虫にやられました。(日本では第二次世界大戦後に流行っていたみたいです。)
なお、体調が悪いことを現地人に伝えると、みんな「病院行くより、薬草を飲め」とグアバの葉をおすすめしてきました。葉を煮詰めて、お茶にして飲みました。
特にこの地域はシャーマン(薬草を使う治療者)を信仰しています。腹痛と下痢に耐えながら、近代的な西洋医学と伝統的な熱帯医療の狭間で、葛藤していました(笑)
ペルーのVISAに関してとても苦労したため、少し情報共有したいと思います。
ペルーでは、2022年時点で日本人は観光ビザでの入国が許可されていました。しかし、滞在可能日数や他の種類のVISA申請に関して、度々改訂されています。
ペルーでは、ペルーの移民局がVISAの手続きを担っているため、日本国内では情報が不明確だったりします。
私の渡航時(2022年7月)も情報が少なく、大変苦労しました。入国してから日本大使館に問い合わせ、現行の入管法を改めて確認して頂きました。その結果、問題なく滞在することができたので、困ったときは大使館や国内の領事館にすぐ問い合わせるのが良いと思います。
それでも難しいようなら、現地の移民局へ直接赴き、質問する方が確実です。
VISAの手続きはどの国でも苦労すると思いますが、根気強く頑張ってください!