留学大図鑑 留学大図鑑

かな

出身・在学高校:
南山女子部
出身・在学校:
名古屋大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年01月10日 初回執筆日:2020年01月10日

がん検診受診率の高さの秘密を探る

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィーン医科大学
  • オーストリア
  • ウィーン
留学期間:
3カ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 480,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<toefl 88> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ガンで多くの人が亡くなってしまうのは周知の事実である。日本の死 因第一位はガンで、毎年約37万人もの人が亡くなっている。 ガンの治療には手術と放射線療法、化学療法がある。現在、放射線療 法や化学療法で延命は可能ではあるが、根治は難しいといわれてい る。よって早期発見がとても重要である。そのためにカギとなるのががん検診である。しかし日本はがん検診の受診率がヨーロッパに比べてとても低い。よってこの差を探りに行った。実際現地で感じたことはがんに対する人々の意識だった。多くの人が当たり前に検診を受けており、日本との差を感じた。

留学の動機

日本で医師をするうえで、日本だけでなく海外の医療事情を体験しておくことが今後につながると考えたため。また、日本は治療に重きを置いているが、ヨーロッパは特に治療だけでなく予防医学に力を入れている。ヨーロッパの最新の予防医学に触れてみたかったため。

成果

3カ月間、ヨーロッパ最大級の大学病院で実習をさせていただいた。現地の学生にまじって同じ実習スケジュールを行った。一番驚いたことは現地学生のレベルの高さだ。実技の能力が非常に高く、日本の学生では考えられないレベルだった。これは学生の教育の仕方の違いであると思う。日本では、講義や紙とペンを持った勉強がメインだが、ここウィーン医科大学では学生のうちから、患者さんに触れる機会がとても多いようだった。

ついた力

プレゼン力

限られた時間で伝えたいことを伝える力がついた。大勢の前でプレゼンテーションを行う機会をたくさんいただいて、これをこなしているうちに、話すこと、短時間でまとめる力がついた。

今後の展望

留学中に感じた、日本の医学部の学生教育の問題点を解決するような立場になりたいと思った。もっと実習重視で、座って講義を聴くだけの医学部教育に変革をもたらしたい。

留学スケジュール

2019年
4月~
2019年
6月

オーストリア(ウィーン)

ウィーンにはたくさんの国からの人が住んでおり、非常に多様性があり面白かった。日本からも翻訳の勉強や音楽関係などたくさんの留学生がいた。普段とは違うコミュニティーで三カ月暮らし、価値観が変わった部分がある。生き急がずにもっとたくさんのことに目を向けて、必要かわからないことにもトライしてみたり、いろんなことにチャレンジしようと思う。
家は、オーストリア人親子と共同生活をした。言語の面ではお互い第二言語の英語での会話だったため、苦労する面も多かったが、自分とは全く違う分野で頑張っている方だったためすごく刺激的だった。自分もこのように人にいい影響を与えられるようになりたいと強く思った。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大学病院の前
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ドイツと日本のハーフの子。たまたま実習で会って、仲良くなった。彼女のおかげで現地学生のパーティーに参加できたり、現地人にしかできないようなことができた。実習でも先生に紹介してもらったり、お世話になった。彼女のギブの精神に本当に感動した。私のためにこんなに良くしてくれて、絶対に恩返ししたいと思った。彼女は勉強面でも努力家で尊敬できるし、勉強だけでなく、忙しいのにも関わらず、週末には遊びに連れて行ってくれた。海外という自分のコミュニティーがないところでこのように仲良くしてくれるありがたさがより一層分かった。日本にいたら気づかないようなことに気づくことができて、人として成長できたと思う。

一番お世話になった親友

学生寮は夜中のうるささに注意

  • 住まい探し : 学生寮

わたしが住んだ寮はフロアごとに一つしかキッチンがありませんでした。20人で共用のキッチンは想像できないぐらい不便で、寮の友達は食材が盗まれることもあると言っていました。日本では物がとられることはほとんど無いですが、共用エリアに置いておくと物が無くなることが多々ありました。また、夜中に共用スペースでパーティーが始まってうるさくて寝れないこともありました。現地でできた友達に相談し、引っ越すことを決め、手伝ってもらいながら部屋探しをしました。たった三カ月の留学中に引っ越すと思ってもみなかったですが、もし住む環境にストレスを感じたら、途中で引っ越すのもいいと思います。住む場所は留学生活において重要だと思うので、最初の2週間ほどだけあらかじめ決めておいて、現地に行ってから残りの時間を過ごす家を決めてもいいと思います、

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、行ってから何をするかももちろん大事ですが、行く前の準備で留学の充実度が決まると思います。行く前に思う存分準備をして、自分は何がしたいのかたくさん考えてみてください。
言語の準備もとても大事です。母国語ではない言語でのコミュニケーションはニュアンスが伝わらないこともあり、苦労すると思います。そのためにも事前にやれることは全部やって、最高の留学にしてください!