留学大図鑑 留学大図鑑

宮田 怜奈

出身・在学高校:
山梨県立甲府第一高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年02月05日 初回執筆日:2020年02月05日

音楽の都ウィーンで音楽を深める!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウィーン国立音楽大学
  • オーストリア
  • ウィーン
留学期間:
一か月
総費用:
1,086,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 270,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私は音楽の盛んなウィーンで大好きなピアノの技術を高めることと多くの音楽に触れることを目的にして留学をしました。
日本と海外では音楽の大事にしていることや教え方が違うため、私も実際に海外でレッスンを受けることで様々な角度からレベルアップをしようと思い、ウィーン国立音楽大学で2人の先生から2日に1度のペースでレッスンを受講しました。先生方はとても親切でやさしい方で、イメージを持つことを重視した新鮮なレッスンを受けることができました。また、ピアノだけでなく声楽やヴァイオリン、ヴィオラなどの同級生から大人の方まで、たくさんの方と友達になることができて音楽的な視野を広げることができました。
そして、目的を達成するために音楽家ゆかりの地を訪れたりコンサートへ積極的に行きました。コンサートはあいにくシーズンオフのところが多く、十分には聴けませんでしたが、オペラ座を訪れることができたり、ドレスアップやスタンディングオベーションなど日本ではなかなかできない体験ができて楽しかったです。音楽家の家はヴェートーベンやモーツァルト、シューベルトといった有名な方々のところへ行くことができて、多くの名曲が生まれた景色や雰囲気、行ってみないとわからないものを見たり感じることができて、とても貴重な経験ができました。

留学の動機

私が留学を決意したのは高校説明会でのことです。トビタテで留学をした先輩が、海外ならではの体験をしたり好きなことをたくさん学んだりしたプレゼンをしていました。私はそれを見て、私も同じようなことを体験したいと思い決意しました。また、ピアノで留学しようと決めたのは、高校二年生の夏、忙しくて疲れきっていた時に唯一癒してくれたのが音楽だったからです。その時からもっとピアノ、音楽について学びたいと思いました。

成果

ピアノの技術について、教わった2人の先生から、指の動きが小さいことと楽譜の読みが甘いことを指摘されました。しかし繊細な音色の出し方や言われたことをすぐに直せる点は褒めていただけて、自分の長所や短所、取り組まなければならないことを知ることができました。そして、多くの音楽家の家へ行くこともできました。実際に弾いていたとされるピアノを間近で見ることができたり、当時の様子を想像したりして楽しめました。

ついた力

きく力

今までは分からないことがあったり、聞こうかなって思ったことがあっても結局聞かないことがほとんどでした。でも、せっかくの留学だし1つも後悔したくないと思い、知り合った人にはとにかく質問攻めにして、先生にも何でも質問しました。そうしたことで、たくさんコミュニケーションがとれて、面白いエピソードを聞くことができたり今でも連絡を取り合うよう人ができ、より深い音楽の考え方も知ることができました。

今後の展望

私はもともとピアノの演奏力をもっと高めようと思い音楽大学の演奏科を志望していましたが、留学中に仲良くなった方々と話をして他の楽器のことをきいたり音楽史をきいているうちに、ピアノだけでなくもっと音楽を広く学びたい、曲の魅力や音楽家について勉強したいと思うようになり、音楽史を学べる大学へ進学しようと決めることができました。 

留学スケジュール

2019年
7月~
2019年
8月

オーストリア(ウィーン)

ウィーン国立音楽大学で1か月(15日ほどのプランを2期連続受講)ピアノのレッスンを受けるセミナーに1人で参加しました。ピアノだけでなくフルートやクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、声楽など多くの楽器の人もいました。レッスン以外は自由なのでセミナーが企画したバスツアーに参加したり休日はコンサートや教会、美術館、音楽家の家などを訪れました。宿泊先はホテルで朝食は毎朝バイキング、昼食と夕食は大学の食堂やレストランやカフェで済ませていました。留学中に同じセミナーの方と仲良くなることあり、一緒に出掛けたりご飯へ行ったりしました。大学生や大人の方がほとんどだったので音楽に対する知識が豊富な方がばかりで、多くのことを吸収できました。ホテルにもピアノを練習できる部屋があり、毎日2~3時間練習できる環境でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

宿泊先(myNext-Sommerhotel Wieden)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私がピアノ以外でのめりこんだ音楽の1つにオペラがあります。オペラを好きになったきっかけは留学中にセミナーで仲良くなった友だちに誘われたご飯会でのことでした。そこでは同じセミナーに参加している、プロとして活動している声楽専攻の男性の方、ヴィオラを専攻している大学院生の女性の方と男性の方、ピアノを専攻している音大生の女性の方がいました。皆とてもフレンドリーでオペラ好きな方が多く、私はオペラについて全く知らなかったのですが、話を聞いているうちにオペラの面白さに気づくことができました。作品の見所や豆知識だけでなく、運営側の裏話なども聞けたことはとても貴重なことだったと思います。皆で話し込みすぎて、17時から食事をしていたのに気づいたら22時、5時間も話をしていてびっくりしたのもいい思い出です。今でもオペラのアリアを好んで聴いていて素晴らしい作品にもたくさん出会えたのであの日の出来事は私にとってとても大切な出来事です。

ウィーン国際音楽ゼミナール最終日のパーティー

この国のことが、とても好きになった瞬間

オーストリアの人は日本のことをよく知っている人が多いです。レストランへ行ったとき日本人だとわかると「いただきます。」や「こんにちは。」とカタコトながらも話しかけてくれる店員さんがたくさんいました。またお客さんで「乾杯~!」と多くの日本人としたがっている人もいました。「日本へ行ったことがある。」と言ってくれたり「日本文化が好きで一緒に写真を撮ってほしい。」と話しかけてくれる人もいて、オーストリア人のフレンドリーな性格やノリがよく、仕事中でも楽しんでお客さんを喜ばせてくれるサービス精神にも感動しました。
また街並みがきれいで自然豊かなところも好きです。歴史を感じられる日本とは全く違う、石造りであったりきらびやかである建物はどれもワクワクするものばかりでした。そして少し田舎のほうへ行くと広くてのんびりとした緑豊かな町があり、まるでおとぎ話の世界へ入ったようで歩いているだけでもとても楽しかったです。私はそこでブドウ畑を登りましたが、そこから見たウィーンの町並みは今でも忘れられないくらい美しかったです。私だけのお気に入りの場所を作ることができて嬉しかったです。

ブドウ畑からのウィーンの町並み

ココならではの体験

オーストリアの有名なお菓子といえばザッハートルテです。私は小学校の時からウィーンへ留学でも観光でもいいから行ってみたいと思っていて、ザッハートルテも食べてみたいと思っていました。今ではコンビニエンスストアなどでも売っていますが、なぜか留学が決まっていない時から「初めてのザッハートルテは本場で食べるんだ。」と決めて食べないでいました。ザッハートルテには有名なメーカーが2つありホテル・ザッハーのザッハートルテとデメルのザッハートルテです。デメルのザッハートルテは日本でも買うことができますがホテル・ザッハーのザッハートルテはオーストリアでしか食べられません。ですから、小学生のころから憧れ続けたザッハートルテをオーストリアでしか食べられなホテル・ザッハーで食べられたのはとてもうれしいことでした。ザッハートルテはとても美味しくて大好きになりました。

気持ちが大事

  • 語学力 : 英語

英語は話せなくても状況とジェスチャーから分かることはたくさんあります。
誰も完璧な英語は求めていないし、困ったら翻訳アプリでも使いましょう。何とかなります!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学はほんとに刺激的で楽しいことだらけです!せっかくの機会だし奨学金も出るし、やりたいことたくさんやって、きっと年をとっても鮮明に思い出せるくらい素晴らしい体験をできるはずです。