留学大図鑑 留学大図鑑

IZUMI

出身・在学高校:
名古屋経済大学高蔵高等学校
出身・在学校:
愛知学院大学
出身・在学学部学科:
経営学部経営学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年11月01日 初回執筆日:2024年11月01日

デザイン思考を深め教育に活かす

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Engelsholm Hojskole
  • インド・デンマーク
留学期間:
6ヶ月半
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,130,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検3級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

デンマーク発祥の成人教育機関フォルケホイスコーレという、対話を中心に個人の意見を尊重し、全員が納得できる最適解の共創が求められる場所で共同生活をした。そこで、アートとクリエイティブを中心に多様な科目を学ぶことができるEngelsholm フォルケホイスコーレに留学。学生の80%はデンマーク出身者のため、デンマークの民主主義的な価値観の体感がよりできる場であった。そこで主にオーディオビジュアルアートのコースで動画制作、VJ、プロジェクションマッピングなどの技術を対話とともに学んだ。アイデアを形にする方法を身につけることで、他者への体験的価値を与える力を得た。

実践活動としてはインドにて、インターンを通した教育課題解決に挑戦。留学での学びを活かして日本とインドの教育課題解決に取り組んだ。

留学の動機

2022年夏に、デザイン思考を体験するワークショップで中学生とメンターとして関わった。
その際に、「一つの正解を求めなければ」と感じてるのではと過去の自分と重なった。
デザイン思考には多様な考えを受け入れることが前提となる。ゼミの先生の勧めから、デンマークでは教育に多様な考えを受け入れることが取り入れられていることを知り、その価値観を実際に生活をすることで体感したいと考えたため。

成果

デンマークでは、アイデアを形にする方法を身につけることで、他者への体験的価値を与える力を得た。インドではこれまでの学びを活かし、1枚の紙からZINE(小冊子)を作るやり方を一人に教え、そこから子どもたちが教え合う時間にできた。

ついた力

頑張りすぎない力

留学前から無理をして体調を崩し気味であったため、デンマーク留学中にも全部を完璧にしなければという意識があったが、心身ともに壊れてしまった。インドで日本人の僧侶の方に、インドでは頑張りすぎないことが大切だと教えてもらった。自分が壊れてしまっては何もできなくなると痛感した。

今後の展望

教育とアートどちらもの担い手になりたい。元々大学選びの際に芸術系の大学と迷い、今の経営学部に入ったが、就職前に一度アートを学ぶことと留学に行くこと、どちらも叶えるため今回の留学に至った。現在はアートマネージメントを学びつつ、ゼミの活動やアルバイトで小中高生と関わっている。まずは実際に子どもと実際に関わり、これまでの経験を活かしながら学んでいく。

留学スケジュール

2023年
8月~
2023年
12月

デンマーク(Vejile)

デンマークのアートがメインのフォルケホイスコーレで、オーディオビジュアルアートとVJを専門としたコースで、視覚的な空間づくりを学んだクラスメイトとともにライブなどの空間づくりを対話を通して経験した。

費用詳細

学費:納入総額

900,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

5,000 円

項目:旅行費や移動費

200,000 円

ライブでVjさせてもらいました
費用詳細

学費:納入総額

900,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

5,000 円

項目:旅行費や移動費

200,000 円

2024年
1月~
2024年
3月

インド(ブッダガヤ)

NPO法人結び手で教育支援のインターンシップを経験した。貧困地と言われるブッダガヤで、教育現場や村の女性自立支援活動の様子の確認など、主に現場に携わらせてもらった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

40,000 円

生活費:月額

30,000 円

一枚の紙からZINEづくりをみんなで取り組みました
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

40,000 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

デンマーク留学中にお隣のドイツにも旅行しました。学校に帰って、デンマーク人の子達にどうだったか聞かれ、中身のない「よかったよ」「料理美味しかった」などと答えた際に「ドイツ料理好きなの?」と怪訝な顔とその場の空気が凍りつきました。私はデンマークとドイツの歴史を知らず、またその子がヴィーガンであることなど配慮せずの発言でした。不勉強であった自分のその姿勢に反省と、この経験があったから気づき考える貴重なきっかけとなりました。

その場は写真のルームメイトがフォローしてくれました

渡航前が一番大変

  • 費用 : 費用準備

私は留学をすると決めたのが遅かったこともあり、留学する1年半前から準備を始めることになりました。昨今フォルケホイスコーレは日本人留学生が増えており、英語対応をするところは人気のため、1年以上前から申し込みをしないと枠がなくなっていることもあります。早めに調べることをおすすめします。またお金に関しても、私は1年半前からアルバイトでの給料を半分〜7割は貯金し、費用の7割ほどは自分で支払うことができ、親にあまり迷惑をかけずに済みました。しかし、アルバイトも大学も忙しくしてしまったため、留学前に体調を崩していたので、無理だと思ったらほどほどにした方が良かったと今では反省しています。

留学前にやっておけばよかったこと

不安に考えすぎない。初めての海外で不安に考えすぎて、色々なものを持っていったが、使わなかったものもあった。

これから留学へ行く人へのメッセージ

私は失敗もたくさんしましたが、行ってよかったと思っています。普段のコミュニティからは遠く離れ、自分を見つめ直すことや、帰国後もこの経験を活かして新しい挑戦をすることができました。留学に限らずですが、自分では無理だと諦めず、ぜひやってみたいと思ったことに全力で取り組んでいきましょう。(自戒をこめて)