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井上 颯

出身・在学高校:
N高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

台湾と中国語と静岡について詳しいので質問ある方はお気軽にメッセージをください!


最終更新日:2024年12月20日 初回執筆日:2024年12月20日

台湾で観光DXを学ぶ!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 台湾トーク
  • 台湾
  • 台中
留学期間:
1ヶ月
総費用:
360,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 330,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<HSK5級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<HSK5級>

留学内容

私の留学目的は、静岡県に台湾からの外国人観光客を増やすために、デジタルマーケティングの効果的な活用方法を学ぶことでした。そのために、以下の探究活動を行いました。

まず、受け入れ先機関でDX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎知識やマーケティング手法について学び、観光業に関連する中国語の授業を毎日受講しました。次に、ふじのくに静岡台湾事務所を訪問し、現地での取り組みや課題についてインタビューを実施しました。また、台湾での静岡県の認知度を把握するため、街頭インタビューを行い、現地の人々の意見や印象を収集しました。さらに、台湾の旅行代理店も訪問し、日本旅行がどのように紹介・販売されているのかを調査しました。

アンバサダー活動としては、静岡茶の歴史や特徴を中国語で説明しながらお茶を淹れ、台湾の方々にふるまい、静岡県の魅力を直接伝える機会を設けました。

これらの活動を通じて、静岡県の観光促進における課題や可能性について理解を深めることができました。

留学の動機

コロナ後静岡県を訪れる外国人観光客の回復率が50%と低く(全国最低)、その原因と解決策を知りたいと考えました。中学入学以来中国語を勉強していたこと、地方創生に関心が高かったことから、台湾での探究活動を目標に、トビタテの応募を決意しました。

成果

今回の台湾への留学を通して、しっかりと事前準備をし、情熱を持って行動をしていれば、周りからの協力を得られるということを知れました。

ついた力

やらまいか精神力

静岡県には「やらまいか精神」という、「やってみよう」と前向きに挑戦する姿勢を表す言葉があります。失敗を恐れず新しいことに挑戦するこの精神は、地域の気風を象徴しています。留学中、不自由や困難に直面することもありましたが、気後れせず思い切って飛び込むことで、不思議と道が開ける瞬間がありました。この経験を通して、「やらまいか精神」の大切さを実感し、今後の人生でもこの姿勢を守り続けたいです。

今後の展望

将来は日本と世界をつないで、日本の魅力をより高めて、より活性化させたいと思っている。
そのためにも日本の都市の魅力を高めてより多くの人を惹きつけて、感動させられるようにしたい。
世界を飛び回り、多くのことを見て学んで、日本の都市を活性化させて、世界と日本の、都市と都市、都市と人、人と人をつなぐ事業にたずさわっている。
この夢を実現するために、多言語を学び、より多くの国を訪れたい。

留学スケジュール

2024年
9月~
2024年
10月

台湾(台中)

私の留学目的は、静岡県に台湾からの外国人観光客を増やすために、デジタルマーケティングの効果的な活用方法を学ぶことでした。そのために、以下の探究活動を行いました。

まず、受け入れ先機関でDX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎知識やマーケティング手法について学び、観光業に関連する中国語の授業を毎日受講しました。次に、ふじのくに静岡台湾事務所を訪問し、現地での取り組みや課題についてインタビューを実施しました。また、台湾での静岡県の認知度を把握するため、街頭インタビューを行い、現地の人々の意見や印象を収集しました。さらに、台湾の旅行代理店も訪問し、日本旅行がどのように紹介・販売されているのかを調査しました。

アンバサダー活動としては、静岡茶の歴史や特徴を中国語で説明しながらお茶を淹れ、台湾の方々にふるまい、静岡県の魅力を直接伝える機会を設けました。

これらの活動を通じて、静岡県の観光促進における課題や可能性について理解を深めることができました。

費用詳細

学費:納入総額

140,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

60,000 円

項目:交通費

100,000 円

街角インタビュー
旅行代理店調査
静岡茶の紹介
費用詳細

学費:納入総額

140,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

60,000 円

項目:交通費

100,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

街角インタビューで、私は約50組の台湾の方々に飛び込みでお話を伺いました。すべて中国語でのインタビューでしたが、拙い言葉にもかかわらず、多くの方が温かく協力してくださいました。老若男女、さまざまな背景を持つ台湾の方々と直接交流する中で、異文化コミュニケーションの素晴らしさを改めて実感しました。

特に印象的だったのは、台湾の方々が日本文化への深い愛情を持っていることです。自分の国が愛されていることを知り、誇らしい気持ちになったと同時に、台湾の人々への親近感が湧いてきました。お互いの文化を尊重し、楽しみ合える関係性の素晴らしさを肌で感じることができた瞬間でした。

さらに驚いたのは、私の出身地である静岡県が想像以上に認知されていたことです。留学前には考えもしなかった嬉しい発見でした。しかし一方で、実際に静岡を訪れたことがあるという台湾人は少なく、静岡県の観光業が抱える課題の大きさも痛感しました。

今回の経験を通して、私は台湾という国に強く惹かれ、大好きになりました。文化を超えてつながる喜びを知り、自分自身の視野が大きく広がった気がします。

街角インタビュー1
街角インタビュー2
街角インタビュー3

静岡と台湾をつなぐ、ふじのくに静岡台湾事務所

台湾に事務所を設置している自治体は、全国でも静岡県と沖縄県の2つだけです。そんな中、静岡と台湾をつなぐ大切な役割を担っているふじのくに静岡台湾事務所のお話を伺うことができ、とても貴重な経験となりました。

この事務所は、わずか4人の職員で運営されていますが、静岡県の魅力を台湾の人々に伝えるために、さまざまな業務を精力的にこなしていました。その努力には本当に感銘を受けました。特に驚いたのは、事務所の公式Facebookのフォロワー数が10万人にも上ることです。SNSを活用した効果的な情報発信が、多くの台湾の方に支持されていることがわかります。

取材では、これまでの活動で培った経験や考案されたPR戦略、静岡の魅力を伝えるための取り組みについて、たくさんのことを学ぶことができました。この事務所の存在と努力が、静岡と台湾の関係をより深いものにしていると感じました。

今回の取材を通じて、多くの実りある情報を得ることができたことに心から感謝しています。

ふじのくに静岡台湾事務所にて

温故知新

高雄最大のアートエリア「駁二芸術特区」は、1970年代に建設された高雄港第二フィーダー埠頭の倉庫をリノベーションした複合施設。各倉庫にはアートや雑貨を扱うショップ、カフェ、ライブハウスなどが入居しており、1日楽しく散策できます。

鉄屑を活用したアート
使用されなくなった倉庫を商業施設に
蛇口を使ったアート

学びと遊びのバランスについて

  • 住まい探し : 学生寮

台中の語学学校に1ヶ月滞在した際、先生やクラスメイトから毎日のように食事や観光に誘われました。おかげで孤独を感じることなく楽しい時間を過ごせましたが、その一方で、探究活動や学校の課題に取り組む時間が後回しになる危機感も覚えました。
「やるべきことを優先し、余った時間で楽しむ」
この順番を守る大切さを改めて強く実感した1ヶ月でした。

留学先の法律や規則を調べておく

  • 帰国後の進路 : その他(インターンシップなど)

台北で2日間の探究活動を計画した際、ホテルを予約しようとしたところ、台湾の法律では未成年者は1人で宿泊できないことを知りました。結局、新幹線を利用し、2日間とも台中から日帰りで活動を行うことになりました。留学先の法律や規則は事前にしっかりリサーチしておくべきでした。

早め、早めの行動が大切!

  • 帰国後の進路 : その他(インターンシップなど)

移動手段として高速バス、市内バス、私鉄、新幹線、タクシーのすべてを利用しましたが、日本とは少し異なる点があり、想定以上に時間がかかることが多かったです。探究活動において訪問先との約束時間を守ることは、トビタテの関係者全員の信頼に関わる重要なポイントです。そのため、約束時間の2時間前には到着することを徹底しました。
常に早めの行動を心がけることの大切です。

留学を勧める・勧めない理由

僕が留学を勧める理由は、自分のことをもっと深く知るきっかけになるからです。日本では慣れた環境や友達との生活が多く、同じことの繰り返しで新しい一面に気づく機会は少ないと思います。でも、留学では違う文化や考え方の中で生活することで、うまくいかないことや新しい発見を通じて、自分の意外な強みや弱みが見えてきます。普段気づかない自分と向き合える経験は、自分を成長させる貴重な機会だと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

Life is a show time !
全力で楽しんでください!